葉酸は胎児にどんな効果があるの?赤ちゃんの障害を防げる?

葉酸は胎児の障害を予防してくれる効果がある

妊活中の女性や妊娠初期の女性に、積極的に摂取するよう勧められている葉酸。あなたは葉酸にどんな効果があって、胎児をどのような障害から守ってくれるのか知っていますか?

こちらでは葉酸の効果について解説しながら、葉酸不足が赤ちゃんにどのようなリスクを与えるのかを詳しくご紹介していきます。

そもそも葉酸とは?

葉酸サプリ

葉酸はビタミンB群に属する、水溶性のビタミン。天然の食材から、また葉酸サプリなどから摂取することができます。遺伝子の複製を促すことで正常な細胞分裂を助けるだけでなく、ビタミンB12とともに血液を作る役割を担っている栄養素。

血中の危険因子であるホモステインを抑制して動脈硬化を防ぐ効果や、ホルモンバランスを整える作用もあるため、普段から1日0.24 mg (240μg)、妊娠初期は1日あたり0.48mg(480μg)の葉酸を摂取することが推奨されています。

葉酸が不足すると赤ちゃんにどんな障害が出るの?

赤ちゃんの手

この葉酸が不足した場合、生まれてくる赤ちゃんに対してどのような影響がでるのか、そのリスクをご紹介していきましょう。

①先天性奇形

胎児の脳や神経などの中枢器官は、妊娠第7週目までのごく妊娠初期に作られます。この期間に葉酸が母体に不足すると正常な細胞分裂が行われず、赤ちゃんに無脳症や二分脊椎などの先天性の神経管閉鎖障害が起きるリスクが高くなります。

②自閉症

周りの人と上手くコミュニケーションが取れない、強いこだわりがあって習慣を崩されるとパニックや癇癪を起ししがちな自閉症。自閉症の原因はまだはっきりと解明されてはいないのですが、先天的な脳の構造の違いで引き起こされているため、胎児期の葉酸不足は自閉症の発症にも影響を与えるといわれています。

③ダウン症

体の発達が遅れがちなダウン症は、23組46本の染色体の中で21番目の染色体の数が通常よりも多いことで起きる、先天性の障害。葉酸は卵子や精子、そして受精卵の正常な遺伝子の複製を助ける作用がありますので、ダウン症の発症リスクの軽減にも有効です。

葉酸はどんな食べ物から摂取できる?

野菜を調理する妊婦さん

葉酸は名前に「葉」がついているとおり、緑黄色野菜の中で見つかった栄養素。身近なところでは、次のような食材から摂取することができます。

  • モロヘイヤ ・・・ 100gあたり0.25mg(250μg)
  • ほうれん草 ・・・ 100gあたり0.11mg(110μg)
  • 枝豆 ・・・ 100gあたり0.26mg(260μg)
  • かぼちゃ ・・・ 100gあたり0.075mg(750μg)
  • ブロッコリー ・・・ 100gあたり0.12mg(120μg)
  • 水菜 ・・・ 100gあたり0.09mg(90μg)
  • 菜の花 ・・・ 100gあたり0.24mg(240μg)
  • 焼き海苔 ・・・ 100gあたり1.9mg(1900μg)
  • 鶏のレバー ・・・ 100gあたり1.3mg(1300μg)
  • 卵 ・・・ 100gあたり0.14mg(140μg
  • わかめ ・・・ 100gあたり0.029mg(29μg)
  • うなぎの蒲焼 ・・・ 100gあたり0.013mg(13μg)
  • うなぎの肝 ・・・ 100gあたり0.38mg(380μg)
  • ごま ・・・ 100gあたり0.15mg(150μg)
  • いちご ・・・ 100gあたり0.09mg(90μg)
  • みかん ・・・ 100gあたり0.022mg(22μg)
  • キウイ ・・・ 100gあたり0.036mg(36μg)
  • アボカド ・・・ 100gあたり0.084mg(84μg)
  • バナナ ・・・ 100gあたり0.026mg(26μg)

葉酸は受精卵を作る卵子や、精子が作られる時期から、男女を問わず積極的に摂ることが大事です。赤ちゃんが欲しいと考え始めたら、こういった食材を意識的に献立作りに役立てましょう。

足りない葉酸はサプリメントで補おう!

薬

ただし、このような天然の食材に含まれる葉酸は体への吸収率があまり良くなく、食べても約50%程度しか体内で消費することができません。調理中に水に流出したり、加熱ね破壊されたりと損失も大きいので、葉酸は食事からだけでは不足してしまいます。

そのため妊娠初期は、食事にプラスして葉酸サプリを摂取するのがおすすめ。葉酸サプリに含まれる葉酸は、体への吸収率を80%に高めたモノグルタミン酸型なので、効率が良いのです。葉酸以外の栄養も配合されていますので、葉酸サプリを妊婦さんと胎児の健康作りに役立てましょう。

葉酸の過剰摂取に気をつけよう!

バツをする妊婦さん

葉酸は妊娠中の女性や胎児に良い効果をもたらす栄養ですが、どんな栄養でも偏りや摂り過ぎはよくありません。葉酸の場合は1日あたりの摂取上限が1mg(1000μg)とされていて、食材やサプリとあわせて摂り過ぎると次のような過敏な反応が起きるリスクがあります。

  • 食欲不振
  • 吐気
  • むくみ
  • 不眠

妊娠中の女性の体は、特にデリケート。こういったリスクの影響も大きいので、サプリのまとめ飲みなどの過剰摂取は絶対にやめ、用法・用量を守って安全に葉酸を摂取してください。

葉酸を摂取して胎児に障害が出る可能性を減らそう!

男性であっても女性であっても、赤ちゃんを待ち望むすべての人の願いは、健康的で元気な赤ちゃんの誕生です。妊娠中の女性の体は、胎児をはぐくむ大事な体。葉酸をしっかり摂取することで胎児の体に障害が出るリスクを軽減し、健康な体を作ってあげることができますので、積極的に葉酸サプリを摂取していきましょう。