妊娠中に酸っぱいものが食べたくなるのはなぜ?

妊娠中に酸っぱいものを食べたくなる妊婦さんは多い

キウイ

「妊娠中は酸っぱいものが食べたくなる」というのは、ドラマなどで一般に広まっているイメージです。しかし実際にも、酸っぱいものが食べたくなる妊婦さんは少なくありません。

一体なぜ、こうしたことが起こるのでしょうか。今回は妊婦さんが酸っぱいものを食べたくなる理由や、具体的にどんなものが食べたくなるのかなどについて解説していきます。

妊娠中に酸っぱいものを食べたくなった人たちの声

りんご

まず最初に、妊娠中に酸っぱいものが食べたくなったという妊婦さんの声を聞いてみましょう。どういったものが好みだったのでしょうか。

妊娠初期に妊娠前と味覚が変わったと感じたのは、トマトジュースがおいしくゴクゴク飲んでいたことでした。主人がもともとケース買いするほど疲労回復のために飲んでいて、私自身は妊娠前は好んで飲んでいなかったのですが、これがいわゆる、酸っぱいものを欲していることだと実感しました。

出典:妊娠初期に、味覚の変化はあった?【プレママお悩み相談】|cozre[コズレ] 子育てマガジン

酸っぱい物はお酢を使った料理などが好きになり、もずくやピクルス寿司酢をひたすら食べていました。

出典:妊娠初期に、味覚の変化はあった?【プレママお悩み相談】|cozre[コズレ] 子育てマガジン

柑橘系の物はすごく食べたくなりました。特にはっさくやオレンジ、ちょっと口が寂しい時はフルーツ味のグミが無性に食べたかったです。

出典:妊娠初期に、味覚の変化はあった?【プレママお悩み相談】|cozre[コズレ] 子育てマガジン

以上が、妊娠中に酸っぱいものが食べたくなったという人たちの声でした。妊娠前には甘いものが好きだったのに、妊娠後は急に酸っぱいものが食べたくなったという人が多いようです。

好みの食べものに関しては、トマトジュースからもずく、柑橘系のフルーツなど多岐にわたっています。

妊娠初期のつわり中が特に酸っぱいものを食べたくなりやすい

吐き気のする妊婦さん

上記のように、妊娠後急に酸っぱいものが好きになったという人は大勢います。そうした味覚の変化は、主に妊娠初期に起こることが多いようです。

妊娠初期と言えば、つわりが始まる時期。つわりのメカニズムはまだ詳しく解明されていませんが、症状の1つに食べ物の好みの変化も含まれます。

つまり妊婦さんが酸っぱいものを好きになるのは、つわりの影響が大きいと考えられるのです。

実際にどんな酸っぱいものを食べたくなることが多い?

プチトマト

妊娠中に食べたくなる酸っぱいものは、前述のようにいろいろあります。

個人によっても異なりますが、主なものにはトマトやトマトジュース、梅干し、りんご、グレープフルーツ、イチゴといったものや、稲荷寿司や河童巻きなどの寿司類があります。

他には、スイカに塩をかけて食べると甘酸っぱくておいしかったという声も。また炭酸飲料の酸味も、つわりの時期には特に人気が高いようです。

妊婦さんの味覚が変わりやすいのはなぜ?

考える妊婦さん

妊娠中の味覚の変化については、前述のようにまだ詳しく解明されていません。今のところ原因として有力なのは、ホルモンバランスの変化が関係しているという説です。

妊娠するとホルモンバランスが大きく変化することは有名ですが、その影響で自律神経が乱れ、それが味覚の変化にも影響しているのではないかと言われています。

またつわりが落ち着くころには食欲が戻り、摂取カロリーが増えることも味覚の変化に関係しているのではないかという説もあります。

妊娠中に酸っぱいものを食べるメリット

OKを出す妊婦さん

妊娠中に酸っぱいものを食べるのは、さまざまなメリットがあります。ここではそうした利点について見ていきましょう。

①ビタミンが含まれている可能性が高い

酸っぱいものと言えばレモンやキウイなどのフルーツ類が思い浮かびますが、これらには栄養、特にビタミン類が多く含まれます。

つわり中の妊婦さんはなかなか食事が摂れず、栄養も偏りがちなので、ビタミン摂取の可能性が高いのはメリットと言えるでしょう。

②匂いなどをあまり気にせずに食べられる

妊娠中、特につわり中の時期には、匂いが気になることが多くなります。大抵の食べ物は特有の匂いがあり、妊婦さんにとっては不快に感じられますが、酸っぱいものはそうした匂いが少ないという特徴もあります。

特にフルーツ類などは匂いも爽やかで不快感がないため、つわり中でも口にしやすくなっています。

妊娠中に酸っぱいものを食べるデメリット

バツをする妊婦さん

上記の様なメリットの一方で、妊娠中の酸っぱいものにはデメリットも。続いてはそうした難点について見てみましょう。

①食べすぎると塩分の摂りすぎになることがある

妊娠中食べたくなる酸っぱいものとして、前に梅干しや塩をかけたスイカを例に出しました。しかし、これらは食べ過ぎると塩分過多の危険もあります。

妊娠中の塩分摂りすぎは妊娠高血圧症候群などを引き起こす恐れもあるため、注意しなくてはなりません。

②栄養が偏りがちになりやすい

つわり中は特定の食べ物しか受け付けないとはいえ、酸っぱいものしか食べないのは栄養が偏ってしまう危険もあります。

特に炭酸飲料などは、栄養が少なく糖分が多いため、そればかり飲むのは体にとってはマイナスです。

つわりが和らいできたらバランスの良い食事を心がける

つわりの時期は人によって違いはありますが、大体安定期に入る妊娠5ヶ月ごろになると、症状も大分治まってきます。この時期には食欲もかなり回復し、酸っぱいもの以外でも食べられるものが増えます。

お腹も大きくなるこの時期は、赤ちゃんのためにもより多くの栄養摂取が必要になります。ですのでここからは、徐々に栄養バランスを考えた食事に戻していくことが大切です。

妊娠中の酸っぱいものに纏わる迷信や嘘

バツを持つ女性

ところで、妊娠中の酸っぱいものに関してはかなりの迷信や嘘などが飛び交っています。ここではそうした類の噂についても見ておきましょう。

①酸っぱいのもを食べすぎると白い子が産まれる

「妊娠中にビタミンCを摂りすぎると、色の白い子が生まれる」という噂を耳にしたことのある方も多いでしょう。もちろん、こうした話は根拠のないものです。ビタミンCの摂取と肌の色は、何の関係もありません。

ですので、色白の子が欲しいからと酸っぱいものばかり食ても、まったく効果はありません。

②味の好みの変化で性別がわかる

こちらも比較的多く出回っている噂ですが、妊娠中何を食べたくなったかで生まれる子の性別が分かるというものです。

脂っこいものなら男の子、甘いものなら女の子といった具合ですが、こうしたことも根拠はありません。食べ物の好みで子供の性別が決まることはないので、特に気にすることはないでしょう。

妊娠中の栄養の偏りは葉酸サプリで補おう

葉酸サプリ

妊娠中に酸っぱいものばかり食べたくなり、栄養の偏りが気になったら、葉酸サプリを活用するのがおすすめです。

葉酸サプリは葉酸以外にも、ビタミンB群やビタミンE、カルシウムや亜鉛といった栄養をバランスよく含むものが少なくありません。

そうしたサプリを飲むことで、偏ってしまった栄養のバランスを取り戻しやすくなります。

妊娠中は酸っぱいものを程よく食べよう

このように、妊娠中は酸っぱいものが食べたくなることが多くなっています。これはつわりの症状が影響していますが、一定期間は続くと覚悟した方が良いでしょう。

この時期は無理して他のものを食べようとせず、梅干しやりんごなど食べられるものを食べることが大事です。ただなるべく塩分は控えるなど、可能な限り健康には注意しましょう。