妊活は妊娠を意識したタイミングからはじめましょう
妊活と聞くと、何となく身構えてしまう人もいるかもしれません。
でも妊活は赤ちゃんを授かるためのプロセスにすぎませんから、赤ちゃんが欲しいと思ったらすぐに始めて構わないんですよ。
じゃあ一体妊活ってどういうもの?
いつからいつまで続ければいいの?
今回はそういった疑問を一気に解消!
ご夫婦でできる妊活だけでなく、病院に行ったほうが良いタイミングもご紹介しますので、ぜひスムーズな妊活の参考になさってください。
年を重ねていくごとに妊娠の確率は下がっていく
まず一番大事なこととして覚えておきたいのが、加齢によって妊娠の確率が下がるということです。
自然妊娠を目指す妊活を始めた時、そこから1年以内に妊娠できる可能性は20代では80%前後だと言われています。
ですが30代に入ると徐々に落ちていき、38歳になると50%。
つまり1年以内に妊娠できるのは2人に1人ということになります。
さらに40代後半になると10%以下になるため、かなり難しくなってしまうんですね。
妊活を始めるならいつから?とは考えずに、1日でも早いほうが良いということになります。
妊活を始めるタイミングは早い方が確実です
加齢によって妊娠の可能性が低くなるというお話をしましたが、その理由も知りたいですよね。
ちょっと耳に痛いかもしれませんが、自然の摂理ですからしっかり読んでおいてください。
①卵子の老化が進むと妊娠しづらくなる
最近は見た目が若い女性もかなり増えてきていますが、体内の老化は避けられません。
特に卵子は鍛えられませんから、知らないうち老化が進んでしまうというわけですね。
卵子が老化すると精子が周りにあっても受精することが難しくなりますから、当然妊娠の可能性も落ちてしまいます。
30代になったらいつから妊活を始めるかということではなく、今すぐどうやって妊活をするか、ということを考えたほうが良さそうですよ。
②母体が高齢になってしまうと流産の可能性が高くなる
年齢が上がっても妊娠の確率はゼロではありませんから、妊娠はできるかもしれません。
ただ、母体が高齢になると今度は妊娠中の流産の可能性が高くなります。
妊娠初期の流産の原因は染色体異常が主で、また子宮の筋力低下も関わると言われています。
このどちらも、加齢によって起きやすくなることがわかっているんですよ。
③不妊症の場合でも早いうちから対処ができる
自然妊娠がなかなかできない場合は不妊治療に踏み切る方も多いのですが、これも1日でも早いほうが有利と言えます。
不妊治療の成功率も加齢によって下がっていきますし、早いうちに始めればそれだけ妊娠する時期も早くなりますよね。
不妊治療をするかどうか…つまり、ご自身が妊娠できる体なのかを知るのも早いほうが良いですし、いつから始めるか迷う時間は勿体ないかもしれません。
妊活をしても妊娠が不可能になるのはいつ?
最近はかなり高齢でも出産される有名人がおられますが、人間も生き物である以上妊娠にはリミットがあります。
加齢による妊娠率の低下ではなく、完全に妊娠が不可能になる時も来るんですね。
具体的にいつから妊娠できなくなるかというと、閉経を迎えた時からということになります。
閉経すると生理も止まりますから、そこから先は妊娠できなくなるいうことを覚えておいてください。
一応閉経の最高齢もお知らせすると、日本では60歳が閉経の最高齢だとされています。
でも多くは50歳前後で迎えることになりますから、40代後半になったら妊娠はかなり難しいと思ってください。
まずは自然妊娠から取り組んでみましょう
ここまでを踏まえた上で早速妊活に取り掛かろうとする時、何から始めたらいいかわからない人もいるかもしれませんね。
年齢に関わらず、妊活の基本は自然妊娠へのチャレンジから始めるのが一番です。
自然妊娠に成功すれば不妊治療などのコストや精神的負担もありませんし、最も良い形で妊活を進めることができますよね。
そのためにはまず体の土台を整えること。
また排卵日や基礎体温の知識をつけて妊娠しやすい性交のタイミングを知ることも重要ですよ。
禁煙や禁酒はいつから取り組んだ方が良い?
妊活を成功させることにおいてもうひとつ重要なのが、禁煙や禁酒です。
いつから取り組めば良いのでしょうか?
①タバコは今すぐ控えたほうが良いです
タバコについてはいつからと考えず、今すぐ禁煙したほうが良いと言えます。
そもそもタバコは体に良いことがありません。
強いて言えばストレス解消にはなるかもしれませんが、体への害になる危険性のほうが圧倒的に高いんです。
妊活視点で考えても、タバコは卵子や精子の質を低下させる作用があるとされていますから、いつからやめようか…と考えられるなら、ぜひすぐやめるようにしましょう。
②お酒は妊活中は少量ならOK
タバコとともに問題になりがちなのがお酒ですが、アルコールについてはいつからやめる?など、そこまで神経質になる必要はないと言えます。
酒は百薬の長とも言われるように、適量であれば健康に良い効果があります。
妊活中にも続けて大丈夫ですし、むしろ我慢してストレスになるほうが悪影響が出ますので、飲みすぎなければ心配することはありませんよ。
ただ、妊娠中は胎児への影響を考えると禁酒したほうが良いと言えます。
いつから禁酒すべきかと言うと、妊娠の可能性がある時…つまり排卵日付近の性交日からはちょっと控えたほうが良さそうです。
妊活を始める際は男性も一緒に!
先ほども少し触れましたが、タバコは女性にとってだけでなく男性の精子の質も下げるため良くありません。
また食生活や飲酒についても体の健康を損なわないようにしていかないと、精子のことだけでなく勃起不全などにも関係する可能性があります。
妊活を始めるなら女性だけでなく男性も一緒に体の土台を作っていくことが大切。
ぜひお二人で健康的な妊活をしていきましょう。
妊娠ができない時はいつから病院へ通うべき?
もし自然妊娠にチャレンジしても妊娠できなかった場合、いつから病院に行けば良いのでしょうか?
目安としては、避妊をせず妊活するようになって1年経っても妊娠できない場合は、不妊治療を検討したほうが良いと言われています。
特に35歳以上になると高齢出産に分類されますから、1年を待たず半年くらいで病院に相談してもいいと考えられます。
いつから病院に?と思ったら、とりあえず半年、長くても1年くらいと考えてみてください。
流産後や二人目の妊活はいつから再開できる?
妊活を始めようと思っている人の中には、前回流産を経験した人もおられるかもしれません。
また、一人目の出産を終えて二人目にチャレンジすることもあるかと思います。
この場合はいつから妊活を再開すれば良いのでしょうか?
まず流産後の場合は、生理周期が正常になってからを目安にしてみてください。
二人目にチャレンジする場合も生理周期が目安ですが、もう一つ、母乳が止まってからという条件もプラスするのが一般的です。
ただしいつから始めるかはそこまで厳密に考えなくても、体の調子を見ながら徐々に開始する感じで大丈夫だと思いますよ。
妊活はいつまで取り組むのが一般的?
妊活をいつから始めるかについては大体わかってきたかと思いますが、ではいつまで続ければ良いのでしょうか?
これについては体験談を参考にしてみましょう。
44才で貯金がないなら諦める時ですよ。子供ができたらお金がかかりますから。 私の妹は40才で子供を産みましたが、自然妊娠なのでお金はかかりませんでした。旦那さんは経営者なのでお金はありますが、体力はありません。40代以降の出産される方は、不妊治療より自然妊娠の方が多いのでは?
一千万円かけても出来なかったら、不妊治療やめる …という約束でスタートしました。 997万円で出来ました。
妊活のやめ時については、いつから始めるかということよりもシビアに考える必要がありそうです。
先輩ママの体験談を見ると、40代中盤という年齢で考える方も多いよう。
それと、不妊治療にかけられるお金の上限で区切る方もおられるようです。
妊活は妊娠すればそれで終わりではなく、出産後の子育てもあります。
そのこともしっかり踏まえて、お金や年齢のことを考えて行かなくてはなりませんね。
妊活はなるべく早いうちから取り組みましょう
妊活についてのお話、いかがだったでしょうか。
まず、いつから始めるかについては「今すぐ!」です。
1日でも早いほうがそれだけ妊娠の可能性が高くなることを覚えておいてくださいね。
できれば妊活を始める時には辞め時についてもご夫婦で話し合っておいたほうがいいかもしれませんよ。
ちょっとネガティブな情報もお伝えしましたが、妊活を成功させるには前向きな気持ちが何より大事です。
まずは赤ちゃんを授かるんだ!という気持ちを持って、妊活に取り組んでみてくださいね。