妊活時の検査内容と費用、病院選びのポイント【男女別】

妊活の検査はどのようなものなのか把握しておきましょう

「妊活でなかなか結果が出ない」「年齢的に妊娠できるかどうか心配」と悩んでいる人は多いと思います。そうしたご夫婦にまずおすすめしたいのが、病院での検査です。

それでは妊活の検査とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。今回は病院での妊活検査の内容などのついて、詳しく解説していきます。

また、検査を受ける病院選びのポイントについても紹介します。

妊活の検査で主に行われる項目

それでは、妊活の検査で行われる項目について見ていきましょう。主な項目は以下のようなものですが、実際には人によってさまざまな検査が行われます。

①問診

まずは婦人科での問診が行われます。問診で聴かれる内容は、自身の生理状況や妊娠を希望する時期、今まで経験した不妊治療や検査などです。またパートナーや結婚についてなど、かなりプライベートな内容も聞かれることになります。

この問診は、以後の治療方針を決める上でも重要な項目になります。こちらは保険の適用が可能となっています。

②内診

問診に続いては内診に移ります。こちらの検査では、内診台で実際に子宮や卵巣の状態を調べてもらうことになります。

これは膣内に器具や指を入れて検査することから、人によっては抵抗を感じる項目です。しかし、妊活検査においては必ず必要となる部分ですので、避けては通れません。

男性医師の診察が抵抗ある場合は、女性医師を探して受診するのも方法の1つです。こちらも保険が適用される検査となっています。

③超音波検査

超音波検査は、超音波(エコー)を体内で発生させることで、子宮や卵巣の状態をチェックするのが目的です。子宮や卵巣の状態を可視化して、不妊の原因となる疾患などがないかを確認できます。

超音波検査で確認できる障害には、子宮頸がん、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、チョコレート嚢胞などがあります。こちらも妊活の上では重要な検査となっており、保険の適用が可能です。

④子宮卵管造影検査

こちらは子宮内に造影剤を注入し、レントゲン写真を撮って子宮や卵管の状態を確認するという検査です。子宮の形が正常か、卵管の癒着等の問題が無いかどうか写真でチェックできます。

レントゲン(放射線)を使う検査ですが、放射線量はごくわずかなので体への影響はありません。こちらも保険が適用される検査です。

⑤血液検査

血液検査も、妊活にあたっては必要な検査となっています。

血液検査でチェックできるのは、ホルモンバランスや肝炎、HIVの感染などです。ホルモンバランスは卵巣の働きなどに関わる重要な要素ですが、血液を調べることで分泌量が正常かどうかを確認できます。

また肝炎の感染は母子感染の可能性もあるため、見逃せません。こちらの検査に関しても、保険の適用が認められます。

血液検査で確認できるもの

血液中

血液検査は、妊活検査において特に大事な項目となっています。上でも少し触れましたが、主に以下のような点が確認できるようになっています。

①ホルモン検査

前述のように、妊活の血液検査では血中のホルモン値を調べることができます。

黄体ホルモンや卵胞ホルモンなど主に6種類のホルモンの値を調べることにより、婦人科系のトラブルや、不妊の原因となる要素がないかどうかをチェックできます。こちらは保険適用の診療となっています。

②AMH検査

血液検査の一種に、AMH検査というものもあります。これは血中のAMHというホルモンの値を測定する検査で、これにより卵巣に残る卵子の数をチェックすることができます。

一般にAMHの値が低いほど、卵巣内の卵子の数は少なくなります。こちらに関しては保険適用外で、費用は自費となります。

③クラミジア検査

クラミジアの感染もまた、血液検査で確認できます。女性の場合はおりものを調べることにより、血液検査で感染の有無をチェックします。

クラミジアは卵管閉塞や卵管の癒着の原因となることがあるため、妊活の上では比較的重要な検査です。こちらは保険適用の診療となっています。

妊活で行われる検査は来院回数や時期によって異なります

お医者さんと妊婦さん

妊活での検査は、来院回数や時期などでその内容や目的が違ってきます。どういった検査内容になるのか、以下で具体的に見ていきましょう。

①初診

まず初診の検査目的としては、現在妊娠が可能な状態かどうかを調べるために行われます。

具体的な検査内容としては、前述の問診や内診、超音波検査や尿検査、血液検査といったことなどがあります。男性の場合は、睾丸の触診や視診なども行います。

②月経

女性の妊活検査は、月経周期に合わせて行われます。その中で月経の時期に行われる検査は、超音波検査やホルモン検査が主体になります。

この時期の検査の目的としては、卵胞の予備能力やホルモン数値の調査、排卵障害の原因の特定などがあります。

③低温

低温期に行われる検査には、子宮卵管造影検査、超音波検査、卵管通気検査などがあります。

子宮卵管造影検査では子宮や卵管の異常の有無が、超音波検査では卵胞の成熟度合いが調べられます。また卵管通気検査は、卵管の詰まり具合を調べる目的で行われます。

④排卵期

続いて排卵期に行われるのは、ホルモン検査や超音波検査、フ―ナーテスト、頸管粘液検査などです。

フーナーテストは「性交後試験」とも呼ばれるもので、前日の夜などに性交した後、子宮の頸管粘液の精子の状態等について調べます。頸管粘液検査は、排卵期の頸管粘液の状態を調べる目的で行われます。

⑤高温時期

高温期の検査は、超音波検査と黄体期ホルモン検査が主体となります。

この時期のホルモン検査は、高温期に移行して5~7日後に行われます。エストロゲンやプロゲステロンの数値から、黄体機能不全の有無などを調べるのが目的となります。

不妊の原因は男性側にも!夫婦で検査を受けましょう!

当然ですが、不妊の原因は女性側だけにあるとは限りません。男性側の問題も十分考えられるため、妊活検査は夫婦で受けるのが基本です。

男性の妊活検査としては、前にも述べた触診や視診の他、血液検査や精液検査などを行います。

精液検査は数度行われますが、そこで異常が発見された場合は、睾丸組織検査や精管精嚢造影検査、抗精子抗体検査といった精密検査に進むことになります。

妊活にかかる費用の目安

電卓を持つ女性

続いては、妊活検査で必要な費用について見てみましょう。

初診にかかる費用は、人や病院にもよりますが大体3~4万円ほどとなっています。検査費用の合計に関しては、これも場合によって異なりますが、15万円以上かかることもあります。

一方男性の検査は1日で終わることが多いため、保険適用が可能な場合は1万円ほどの費用でOKとなっています。

妊活にかかる費用と一緒に事前に計算しておきましょう。

東京都では検査を受ける際に助成金が支給される場合も

OKを出す妊婦さん

妊活の検査では、場合によっては国や自治体の助成金を受けられることもあります。

例えば東京都では、検査開始日から申請日までの間に夫婦いずれかが東京都に在住している、検査開始日の妻の年齢が35歳未満であるなどの条件を満たせば、超音波検査や内分泌検査、精液検査といった不妊検査について助成金が受けられます。

ただし助成回数は夫婦1組につき1回で、5万円が上限となっています。
東京都福祉保健局の助成金の内容をチェックしてみる←

妊活の検査はどれほどの期間がかかるの?

考える妊婦さん

それでは、妊活の検査はどれくらいの期間がかかるのでしょうか。

男性の場合は前述のように、基本的に1日で済むことが多くなっています。一方女性の場合は月経周期に合わせて行われるため、最低でも1ヵ月、あるいは2ヵ月かかる場合もあります。

この間生理周期に合わせて各種の検査が行われ、検査の日にちも決められていきます。

妊活の検査を受ける際の病院選びのポイント

妊婦さん

妊活の検査を受けるにあたっては、病院選びも大きなポイントとなります。ここでは主な選び方の目安について見ていきましょう。

①婦人科か不妊専門か

妊活の検査を受けられるのは、婦人科と不妊専門の病院・クリニックがあります。

女性の年齢が比較的若い場合などの場合は、まずは近所の婦人科で診てもらうのもよいでしょう。一方30~40代のような比較的年齢の高い女性の場合、すぐに不妊治療に入れる専門クリニックの方が良いかもしれません。

また年齢が若い場合でも、婦人科に抵抗がある場合は専門クリニックを訪れるのもOKです。

②病院の規模

病院の規模に関しても、選ぶ基準となります。

大病院の婦人科の場合、複数の医師が当番制で診療しているところが多いため、検査の度に担当医師が変わることも珍しくありません。一方クリニックの場合は、基本的に1人の医師が診療にあたることになります。

担当医師が変わっても良い場合は大病院を、なるべく同じ人に診てもらいたいという場合はクリニックに行くなど、それぞれに合った方を選ぶとよいでしょう。

東京都で妊活の検査ができる病院

それでは東京都で妊活検査を受けたいという場合、具体的にどんな病院があるのかを見てみましょう。以下のような病院で検査が受けることができます。

①六本木レディースクリニック

こちらは不妊治療、体外受精専門の「六本木レディースクリニック」です。

働く夫婦でも治療が受けやすいよう、平日は夜19時まで、土日も診療しているというのが特徴です。不妊治療専門クリニックならではの、高度な治療が受けられるようになっています。
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②杉山産婦人科

こちらは新宿や丸の内などに展開している「杉山産婦人科」。充実した最新設備や熟練の医師による、高度不妊治療が特徴となっています。

不妊ドックでは男性・女性ともに妊活中の不妊検査を受けることができます。やはり働く夫婦に便利なように、日曜・祝日診療を実施しています。
杉山産婦人科の詳細を見る

③東邦大学大森病院

こちらは東京都大田区にある「東邦大学医療センター 大森病院」です。

リプロダクションセンター泌尿器部門と連携して、男性・女性の不妊原因の検査や治療を行っています。

それぞれのカップルの不妊原因に応じ、過剰ではなく必要なだけの医療が受けられるというのもポイントです。
東邦大学大森病院の詳細を見る

妊活には病院での検査がとても重要になってきます

このように、妊活では病院の検査が非常に重要になっています。男女ともに妊娠が可能な状態かどうか調べられますし、不妊の要因についても特定できる可能性があります。

1年以上子作りしても妊娠しない、高齢で妊娠できるかどうか心配といった方は、特に検査の必要性があります。夫婦でよく話し合い、2人で病院を訪れてみてはいかがでしょうか。

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