妊活中の不妊検査を解説【期間・費用・結果の見方について】

妊活中の女性には不妊検査が必要!

ご結婚され、只今妊活中というご夫婦も多いかと思います。
でも、何も検査をしないまま妊活をするのは不安ですよね。
そこでおすすめしたいのが不妊検査です。
不妊検査をしておけば妊娠しやすいかどうか、仮に不妊の可能性があっても治療をすることができますから、より安心して妊活に臨むことができますよ。

そこで今回は妊活中の不妊検査の期間や費用など気になるポイントを詳しくご紹介していくことにしましょう。
早く赤ちゃんを授かるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

不妊の原因になる3大要因

お腹をおさえる女性

まずは不妊の原因になる要素をご紹介します。
不妊の原因は主に3つあると言われているんですよ。

男性因子

不妊の原因は女性にあると思っている人はまだまだ多いかもしれません。
ですから不妊検査は女性だけが行えば良いと思っている男性もいるかもしれませんが…
でも、実は男性が原因の不妊もかなりあると言われています。
割合を見ても、不妊事例の半分に近いケースにおいて、男性が原因というデータもあるんですよ。

卵巣因子(排卵障害)

こちらは女性が原因の不妊事例となりますが、排卵がうまく起こらないことで妊娠できないケースはかなり多いとされています。
基礎体温をつけていて気付く女性もいるかもしれませんが、専門家でない限り判別は難しいかと思いますので、早めの検査をおすすめします。

卵管因子

女性の不妊で一番多いとされるのが、卵管因子です。
何らかの原因で卵管が詰まっていると、精子の通り道が塞がれてしまいますので受精することができません。
これは自力で気付くのはかなり難しいですから、検査で判別してもらうしかないと言えます。

不妊検査にはどんなものがあるの?

不妊の原因を色々とご紹介しましたが、検査して原因がわかれば治療もできますよね。
でも、どんな検査をするのか不安な人も多いかと思います。
ここでは代表的な不妊検査をご紹介しますね。

ホルモン検査

不妊検査の中で比較的簡単なのがホルモン検査です。
ホルモン検査は採血によって行われます。
不妊の原因がホルモンバランスによるものであれば、バランスを整えるための治療をすることで妊活がうまくいく可能性が高いんですよ。

超音波検査

超音波検査は、膣内に検査器具を挿入して行う方法です。
超音波によって子宮や卵巣の様子を見ながら、妊活がうまくいくかどうかを確認します。
排卵日の予測もできますので、効率的な妊活ができるようになります。

子宮卵管造影検査

こちらも膣内に器具を挿入して行う検査ですが、超音波よりも痛みを感じる女性が多いと言われています。
こうしたことが不安な場合は痛み止めを処方してくれる病院もありますので、事前に相談しておいてくださいね。

子宮卵管造影検査では子宮や卵管の異常がないかどうかを確認することができます。
検査ができるのは月経が終わってから排卵日までとなりますので、この辺りもしっかり確認しておきましょう。

通水検査

こちらの検査は、子宮内に生理食塩水を流し入れ、卵管が正常かどうかを調べる検査です。
医師の感覚によって診断される部分もありますので、どちらかと言うと先ほどご紹介した子宮卵管造影検査のほうが精度が高いと言われていますが、子宮卵管造影検査はレントゲン撮影技術を使いますので、被ばくが心配な女性はこちらの通水検査のほうが身体への負担は少ないと言えます。

頸管粘液検査

頸管粘液検査は膣内から分泌される粘液の状態を調べることで行われる不妊検査です。
この粘液が十分に分泌されていなかったり状態が悪かったりすると、精子が元気に泳ぐことができませんから、不妊につながることがあります。

フーナーテスト

フーナーテストは先ほどの頸管粘液検査と同じく膣内の粘液を採取するのですが、採取時期が限られています。
実はフーナーテストは性交渉後数時間以内に行う必要があります。
こうしたことで躊躇するご夫婦もいるかもしれませんね。

ですがフーナーテストによって受精のしやすさを確認することができますから、妊活には非常に大切な検査なんですよ。

抗精子抗体検査

自然妊娠のためには女性の体内に男性の精子を入れる必要がありますが、女性にとって精子は外部からの異物です。
このため相性によっては精子に免疫機能が働き、抗体ができてしまうことがあるんですね。
抗精子抗体検査ではそういった反応がないかどうかを調べて、妊活に活かすことを目的としています。

感染症検査

不妊の原因の中には、クラミジアや梅毒が関係していることもあると言われています。
ですから感染症の検査も妊活にとっては大切なことなんですよ。

これまでの性生活が相手にわかってしまうと心配な人もいるかもしれませんが、妊活のためですからよく話し合って、検査を受けることをおすすめします。

不妊検査にかかる時間は?

時計とカレンダー

さて、不妊検査を受けるにはどれくらいの時間がかかるのか気になる人も多いかもしれませんね。

不妊検査は先ほどご紹介した様々な検査を受けますので、大体1~2ヶ月くらいかかると言われています。
そのくらいで不妊かどうかがわかるなら短い…と思う人もいるかもしれませんが、多くの人にとっては決して短くない期間ですよね。

でも妊活を続けていくにはご自身の体を知ることが大切な要素になります。
検査の必要性を改めてじっくり考えてみてください。

不妊検査にかかる費用や保険適用の有無は?

不妊検査の期間についてをご紹介しましたが、もっと気になることがある!と思う人もいるかもしれませんね。
そう、費用です。
不妊検査には一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

初診時に必要な費用

不妊検査には少し期間がかかりますので、最初は初診から入ります。

初診では問診や内診、超音波検査、血液検査などを行るのですが、そのための費用として4000円~1万円くらいがかかると言われています。
この辺りは病院によって色々ですので、予約時に確認しておくことをおすすめします。

2回目以降にかかる費用

初診を終えたら通院が始まりますが、2回目以降は検査によって費用が変わってきます。
検査の種類は先ほどご紹介した通りですが、一番安い検査で1000~2000円くらい。
高額な検査ですと1万円前後かかるものもあります。
1回ごとの費用はこのくらいですが、いくつも検査を重ねると10万円を超える人もいるようです。

保険適用の有無

妊活でちょっと気になるのが保険適用の有無ですよね。

実は不妊検査は、基本的に保険適用外となります。
ですからちょっとお高めになってしまうんですね。
ただし追加で精密検査を行ったり、その他の異常を治療するために投薬を受ける場合は、保険が適用される場合もあります。

この辺りもしっかりお医者さんに確認しておきましょう。

血液検査の数値の見方

妊活のための血液検査では色々な結果が数値として出てきますが、お医者さんの説明だけでは覚えきれないところもありますよね。
ここでは血液検査の数値の見方をざっくりとご説明しておきましょう。

(全ての項目に言えることですが、数値には個人差があります。
もし異常があると言われた時は数値に関わらずお医者さんの指導に従ってくださいね。)

卵巣刺激ホルモン(FSH)

卵巣刺激ホルモン(FSH)は卵胞を育てるために必要なホルモンです。
これを調べることによって、卵巣が正常に機能しているかどうかを調べることができます。

正常値は、低温期で3.5~12.5(mIU/mL)、排卵期で4.7~21.5(mIU/mL)、高温期は1.7~7.7(mIU/mL)となります。

黄体形成ホルモン(LH)

黄体形成ホルモン(LH)は排卵に関わる大切なホルモンです。

正常値は、低温期で1.8~7.0(mIU/mL)、排卵期で5.6~34.9(mIU/mL)、高温期は1.0~7.8(mIU/mL)となります。

プロゲステロン(P)

プロゲステロン(P)は聞いたことがあるという人も多いかもしれませんね。
妊娠のしやすさに関わる大切なホルモンです。

正常値は、低温期で0.2~1.5(ng / ml)、排卵期で0.8~3.0(ng / ml)、高温期は1.7~27.0(ng / ml)となります。

エストラジオール(E2)

エストラジオール(E2)は卵胞ホルモンとも呼ばれていて、卵胞がしっかり成熟しているかどうかの指標になります。

正常値は、低温期で25~195(pg /ml)、排卵期で66~411(pg /ml)、高温期は40~261(pg /ml)となります。

甲状腺ホルモン

不妊検査には甲状腺の状態を確認するのも大切です。
というのも、甲状腺機能異常は排卵障害や流産の原因になることがあるからなんですね。

甲状腺ホルモンには3種類あり、それぞれの正常値は TSH=0.54~4.54(μIU /ml)、FT3=2.2~4.1(pg /ml)、FT4=0.8~1.9(ng /ml)です。

プロラクチン

プロラクチンは(乳腺刺激ホルモン)とも呼ばれます。
数値が高すぎると排卵障害や流産につながるおそれがあります。

正常値は女性で3.4~24.1(ng/ml)ほど。
こちらも数値に関わらずお医者さんの意見をしっかり聞いておいてください。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)

抗ミュラー管ホルモンは発育過程の卵胞から分泌されるホルモンで、卵胞がどれくらい残っているかを調べる指標になります。
つまり年齢が上がるにしたがって基準値は下がっていくのですが、年齢別の基準値は以下の通りです。

27歳以下 :6.04ng/mL
28~29歳:6.15ng/mL
30~31歳:6.31ng/mL
32~33歳:5.42ng/mL
34~35歳:4.75ng/mL
36~37歳:3.82ng/mL
38~39歳:3.18mg/mL
40~41歳:2.44ng/mL
42~43歳:1.67ng/mL
44~45歳:1.31ng/mL
46歳以上:1.00ng/mL

テストステロン

テストステロンは男性ホルモンのことですが、女性にも少量ですが存在しています。
この数値が高いと男性ホルモンが女性ホルモンを抑制してしまうおそれがあるので、妊活に支障が出ることがあるんですね。

正常値は男性で300~1050(ng/dl)。
女性で8~85(ng/dl)ほどとなっています。

不妊検査の結果から必要な治療方法を選択しよう!

妊活のための不妊検査について、いかがだったでしょうか。
ちょっと難しい項目もあったかもしれませんので、まずは費用や検査内容など、ご自身に必要なところから把握していってくださいね。

順調な妊活のためには、不妊検査は大切なことです。
気が進まない人もいるかもしれませんが、将来の赤ちゃんのためにもぜひ、早めに治療を検討していきましょう!

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