妊活中のヘアカラーやパーマは恐らく問題ない
妊活中は薬品等の使用が心配なところですが、パーマやヘアカラーについても気になるという人も多いでしょう。
事実、これらの薬剤が子宮などに影響するのではという懸念も少なくありません。しかし実際には、パーマ液などが妊活に影響する配はそれほどないと言われています。
その理由について、これから詳しく見ていきましょう。
妊活中にヘアカラーやパーマをするか悩んでいる人たちは多い
まずは、妊活中にパーマやヘアカラーをするかで悩んでいる人たちの声を聞いてみましょう。以下にそうした人たちの悩みを集めてみました。
以前から、合成洗剤は環境ホルモンなどの影響で体に悪く環境にもよくないと思ってたので(不妊にどの程度影響があるかは分かりませんが)、最近シャンプー・ボディーシャンプー・食器用洗剤・洗濯用洗剤はすべて石鹸に変え、掃除も重曹・クエン酸を駆使して使ってます。 パーマ・ヘアカラーについてはどうしたものか悩んでます。
私も治療をしていて、常にカラーをしていたのですがもうやめました。 まだらになってきたない頭です。 本当はもっと綺麗におしゃれしたいのに、我慢です。
私もヘアカラーには悩んでいました。 以前はオシャレ染めでカラーリングをしていましたが、最近は白髪が多くなってそっちを隠すのに必死です。 どちらにしても市販のヘアカラーは子宮に良くないと耳にしました。
以上、妊活中にパーマやヘアカラーをしてよいかで悩んでいる人たちの声でした。
皆さん、パーマやヘアカラーによる体への影響が心配なようです。しかしおしゃれに気を使えないことに対するモヤモヤも感じているようで、かなりストレスが溜まっている様子が伝わってきます。
妊活中のヘアカラーやパーマを否定する意見
妊活中にパーマやヘアカラーをするのはよくないとする意見がありますが、これはどのような理由に基づいているのでしょうか。
こうした意見が主張するところでは、化学物質は口から取り込むより、皮膚から入った方が体内に溜まりやすいとのこと。
またこれらの意見では、パーマ液やヘアカラー剤が子宮に溜まると胎児未発達や胎児の低体重、胎児の低酸素状態、アレルギー皮膚炎の発症、がん発症率の上昇のリスクが高まるとしています。
ヘアカラーが卵子や胎児に影響があるという医学的な根拠はない
上で見たように、ヘアカラーやパーマは皮膚から毒が吸収されて、体内に溜まるという意見があります。しかし、これにははっきりした医学的根拠はありません。
そもそも皮膚には、外部からの異物の侵入を防ぐバリア機能が備わっています。通常はこの機能が働いて、薬剤が体内に取り込まれることはないのです。
ですからパーマ液などの卵子や胎児への影響という点については、それほど心配することはないと言えます。
妊活中にヘアカラーやパーマをするメリット
上記のように、妊活中のパーマやヘアカラーはそれほど心配する必要はありません。それどころか、以下のようなメリットもあります。
①ヘアカラーやパーマをするラストチャンスになるかも
妊活中は、パーマやヘアカラーのラストチャンスになるかもしれません。
妊娠すると、長時間座るのは体にとってかなりの負担ですし、薬品の影響でつわりが悪化する恐れもあります。また出産後は育児でしばらく多忙になりますから、妊活中におしゃれを存分に楽しんでおいた方が得とも言えます。
②妊活中の気分転換になる
妊活にはさまざまなストレスがかかります。結果が出ないことが続けば、そうした負担はますます大きくなるでしょう。その上パーマやヘアカラーを我慢するのは、精神的にもあまりよくありません。
たまにはおしゃれを楽しみ、気分転換でストレスを減らすことも大切です。
③妊活中の仲良しが新鮮になるかも
妊活中のおしゃれは、パートナーとの関係においても重要です。
妊活をスムーズに進めるには、何といっても夫婦間の雰囲気が大切。パーマやヘアカラーで身なりを整えておくことで、2人のムードも高まり、新鮮な気分で仲良しを行えるかもしれません。
胎児への影響が心配な時の対処方法
理屈では問題ないとわかっても、妊活中のパーマやヘアカラーはやはり心配という人も多いはず。そうした人のための対処法について、以下で紹介しておきましょう。
①頭皮につかないように染める
パーマやカラーリングの際は、薬剤が頭皮につかないようにすることが大切です。皮膚からの薬剤吸収という点もそうですが、地肌に薬剤が付くことで頭皮トラブルも起こりやすくなります。
特に頭皮に湿疹や傷がある場合は、ヘアカラーやパーマは避けた方が良いでしょう。
②ヘアカラーやパーマの回数を減らす
薬剤の胎児への影響が心配な場合は、パーマやヘアカラーの頻度を減らすことも必要です。薬剤の使用機会を減らすことで、体内への蓄積の可能性を少なくすることができます。
ヘアカラーやパーマは3ヵ月に1度が理想とされていますが、妊活中はそれより間隔をあけた方が安心かもしれません。
③美容師さんではなくお医者さんに相談する
もしもどうしてもパーマやヘアカラーの害が気になるという人は、美容師さんではなく医師に相談することをおすすめします。
前述のように、薬剤が妊活に影響を及ぼす可能性は低いものの、医師によっては施術を勧めない人もいます。特に体外受精を行う際などは、きちんと医師に確認しておいた方が良いでしょう。
④ヘナカラーを試してみる
パーマ液やヘアカラー剤の影響を避けたいのであれば、ヘナカラーを試して見るのも良いでしょう。
ヘナカラーは、100%天然成分からなる染料です。天然成分なのでもし体内へ取り込んでも、化学染料よりは比較的安全性は高いと考えられます。
ただ、ヘナカラーは髪を明るくしにくいなどのデメリットもあります。
妊娠中・産後の予算を算出してからヘアカラーやパーマをかける
妊活中にパーマやヘアカラーをかける際は、妊娠中や産後の予算を計算した上で行った方が良いでしょう。
妊娠・出産にはある程度お金が必要になりますし、産後はますます出費が増えます。一方パーマやヘアカラーにかかるお金も、決して少なくありません。
ですから、まずは妊娠中や産後に必要な予算を出し、無理のない範囲でヘアカラーやパーマを行う方が経済的でおすすめです。
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妊活中はパーマやヘアカラーをしても大丈夫!
以上、妊活中のパーマやヘアカラーについていろいろと解説してきました。
「妊活中のパーマ等の施術はNG」という意見もありますが、そうした意見に医学的根拠はないのが実情です。薬剤の成分は通常皮膚からは吸収されませんし、むしろ妊活中の気分転換などにメリットがあります。
ですから妊活中でも、無理のない範囲で気軽におしゃれを楽しんでください。