妊活中のダイエットは危険?太りすぎもダメ?【丁寧に解説】

妊活中のダイエットは危険?した方がいいの?

妊活中に無理なダイエットは危険だということは、知っている人も多いかもしれません。
でも、かと言ってボディラインに完全に無関心なのも考えものです。
というのも、実は太りすぎも妊活に悪影響が出る可能性もあるんですよ。

今回は妊活中のダイエットや太りすぎが妊娠のしやすさにどう影響するのかを丁寧にご紹介していくことにしますね。

太りすぎは妊娠しづらくなる?

お腹をおさえる女性

まずは「太りすぎ」が妊娠にどういった影響を及ぼすのかを考えていきますね。

最初に覚えておいて頂きたいのは、太りすぎで妊活に影響が出るのは女性だけではないということ。
男性も、体重の著しい増加は不妊につながる可能性が高くなると言われています。

その根拠となるのがホルモンバランスです。
肥満によって脂肪細胞が大きくなると、性ホルモンのバランスを崩してしまうことが研究から明らかになっているんですね。

妊活には当然ながら性ホルモンを正常に保つことが必要不可欠になってきます。
肥満=性ホルモンのバランスが崩れる=妊娠しづらくなる。
しっかり心に留めておいてくださいね。

妊活にちょうどいい体重はどのくらい?

太りすぎると性ホルモンのバランスに悪影響が出るというお話をしました。
では、具体的にどのくらいの体重が妊活にはちょうどいいのでしょうか?

参考にして頂きたいのが「BMI値」という数値。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という計算で割り出されるのがBMI値です。

例)体重53kg、身長160cmの人の場合
53÷1.6÷1.6=20.7031(BMI値:20.7)

妊活に適しているのが20~24と言われているのですが、一番妊娠しやすいのは「22」だとされています。
もし25を超えるようだと「肥満」と考えられ、妊娠しづらくなっている可能性があるんですよ。

肥満が妊活にあたえる他の弊害

口を抑える女性

実は肥満は性ホルモンのバランス以外にも、様々な面で妊活に弊害を与えることがあります。
一例を見ていきましょう。

①体外受精しづらくなる

体外受精は不妊治療の中でも多く行われている医療ですが、肥満になると体外受精が技術的に難しくなるとされています。
というのも、肥満になると卵巣の皮が厚くなることがあり、それによって卵子を採取しづらくなる可能性が高まるんですね。
卵子が採取できなければ体外受精もできませんので、不妊治療が難しくなるというわけなんです。

②妊娠するのに3倍時間を要する

これはデンマークでの調査で明らかになったことなのですが、肥満の人は普通の人に比べると妊娠するまでの3倍の時間がかかると言われています。
普通の人でも不妊に悩んでいる人がいるのに、さらに3倍もかかるようでは妊活がうまくいかないのも納得ですよね…

③着床障害になりやすい

肥満が性ホルモンに悪影響を及ぼすというお話を先ほどしましたが、仮に受精したとしてもホルモンバランスのせいで着床障害を起こしやすいことが研究からわかってきています。

また、性ホルモンバランスの乱れは生理不順や無排卵の原因にもなりますので、肥満はあらゆる面で妊活の障害になるというわけですね。

妊活中のダイエットに食事制限はNG!!

バツをする妊婦さん

肥満が妊活に悪影響をもたらすなら、体重を減らす必要がありますよね。

でも、安易なダイエットはちょっと待ってください。
妊活のためにダイエットが必要なのはその通りなのですが、厳しい食事制限に頼るようなダイエットをしてしまうと、今度は栄養バランスの乱れが原因で妊娠しづらい体になってしまう可能性があるんです。

適正な方法でダイエットをするためにはどうしたらいいのか…
ここから丁寧にご紹介していきますね。

妊活に必要な栄養素とは?

まずは妊活中に必要な栄養素は何なのかを考えていきますね。

基本的には、普段の健康を維持するための栄養バランスを意識してください。
その上で妊活中に特に必要となるのが「葉酸」と「鉄」です。

葉酸は赤ちゃんの神経系統を発達させるために必要不可欠な栄養素と言われていて、厚生労働省からも妊活中の摂取を推奨されている栄養素です。
鉄は貧血予防にも必要ですが、正常な排卵を促すためにも大切になってきますよ。

妊活中にできる食事を通したダイエット

妊活のためのダイエットでは栄養をしっかり摂取しつつも、カロリーは減らす必要がありますよね。
そのためには以下のポイントに気を配ってみてください。

①低カロリーやノーカロリーの食品を使う

カロリーを減らすためには、具体的に「低カロリー」や「ノーカロリー」とされている食品を使うのが一番です。
調味料などでそういった表示があるものを利用するのも良いですし、食材ではこんにゃくやモヤシなど、低カロリーのものを選ぶようにしてみてくださいね。

②油や塩を極力使わないように工夫する

カロリーを抑えるためには油を使わないのが一番お手軽かもしれません。
でも炒め物などは、どうしてもフライパンにくっついてしまいますよね。
その時に便利なのが、テフロン加工のくっつかないフライパンなどのアイテムです。
アルミホイルでもくっつきにくいものがありますから、ホイル焼きのようなレシピもいいかもしれませんね。

また、実は塩分の摂りすぎも肥満につながることがあります。
これを防ぐためにも味付けは塩分控えめに。
レモンや酢などで味にアクセントをつけると、塩分が少なくてもおいしくいただけます。

③揚げ物を避け、焼いたり煮る料理を食べる

妊活中の食事としては、油を控えるという観点からやはり揚げ物は控えたほうが良いと言えます。
炒め物は先ほどご紹介したテフロン加工のフライパンで実現できますが、焼いたり煮たりといった、伝統的な和食スタイルが妊活中のダイエットには一番適していると言えるかもしれませんよ。

妊活中にできる運動を通したダイエット

ダイエットには、食事制限だけでなく運動も必要です。
妊活中はぜひ、有酸素運動を中心に運動をしてみてください。
中でもオススメなのがウォーキングです。
できれば空気のきれいなところでゆったりとした気持ちで歩くと、代謝が良くなって妊娠しやすい体作りに役立ちますよ。

反対に短距離走のような激しいスポーツは、活性酸素を体内に増やしてしまうため、妊活中にはあまりおすすめできないとされています。

体を温めた方がいい時期と温めすぎない方が良い時期がある

妊活中に限らず、基本的に体は温めたほうが良いとされているのですが、実は暖め過ぎに注意して頂きたい時期があります。

というのも、実は受精卵は熱に弱いと言われています。
したがって生理終了後12日~16日目くらいまでは、あまりに体を熱くしすぎるのは避けたほうが良いと言われているんですよ。
(これ以外の時期は適度に体を温めてあげてくださいね)

妊活中にできる生活習慣を通したダイエット

眠る女性

食事や運動を通したダイエットをご紹介してきましたが、ダイエットの語源は生活様式を意味するギリシャ語です。
つまりダイエットとは、正常な生活をし、正常な体を作ること。
例えば睡眠が不規則になると食事のサイクルも乱れますし、また食欲に異常が出る場合もあります。
こういったことが肥満につながってしまうこともありますよね。

妊活中のダイエットには食事や運動も大事ですが、基本的な生活習慣を整えることも近道になるということを心に留めておいてください。

愛する人や将来の赤ちゃんのために過度のダイエットは控えよう

お腹を包み込む妊婦さんと夫

肥満が妊活の失敗につながると思うと、何が何でも適正体重に近付けなければ!と思ってしまう人もいるかもしれません。

ですが、肥満体型でも妊娠が全くできないというわけではありませんし、BMI値25を超えた途端に不妊になるというわけでもありません。

ですから妊活に向けたダイエットは、あくまでも「妊娠しやすい体を作る」ためのもの。
あまりイライラしてしまっては赤ちゃんもなかなか来てくれないかもしれませんし、過度なダイエットは控えるようにしてくださいね。

妊活中のダイエットは慎重に行おう!

妊活中のダイエットについて、いかがだったでしょうか。

気をつけなければいけないことなどが色々あって、ちょっと難しく感じた人も多いかもしれませんね。
もし妊活中のダイエットに自信がないという人は、かかりつけの婦人科医に相談して頂くとアドバイスをもらえると思いますので、一度話してみるといいかもしれませんよ。

ぜひゆったりした気持ちで体のバランスを整えて、楽しみに赤ちゃんを待ちましょう!