納豆は妊婦さんに必要な栄養素が豊富!妊娠時期ごとの効果を解説

納豆は妊娠中の体に必要な栄養素が満点!

妊婦さんにとって、食事内容は大きな問題。妊娠生活を支えるためには、どんな食べ物を食べればよいか悩むところでしょう。

そこでオススメなのが「納豆」です。納豆に栄養がたっぷりなことは知られていますが、妊婦さんにとってもうれしい成分が豊富に詰まっているのです。

今回は、納豆が妊婦さんに与えるさまざまな効果について解説していきます!

納豆が妊婦さんにいいと言われている理由

OKを出す女医さん

それではなぜ妊婦さんに納豆が良いと言われているのか、その理由について見ていきましょう。納豆にはこんな力があるのです。

血圧を下げる!

納豆にはさまざまな栄養成分が含まれていますが、その一つである「ナットウキナーゼ」には、血液をサラサラにして血行を良くする働きがあります。つまり、納豆を食べると血圧を下げることができるのです。

この働きによって、妊婦さんは「妊娠高血圧症候群」を防げるというメリットが。さらにすでに妊娠高血圧症候群になっている人でも、納豆を食べることで症状を改善させることができます。

便秘予防!

妊娠後期になると、多くの妊婦さんに現れるのが便秘の症状です。これは赤ちゃんの成長によって子宮が大きくなり、腸を圧迫するために起こります。

一方、納豆には便秘を解消してくれる効果も。あまり知られていませんが、大豆には食物繊維も豊富に含まれており、便秘解消に大きな働きがあるのです。

ですから納豆を食べることで、便がスムーズに出やすくなるわけですね。

納豆に含まれる妊婦さんに必要な栄養素

OKを出す妊婦さん

納豆には、妊婦さんに必要な栄養素がたくさん詰まっています。主なものを挙げてみましょう。

イソフラボン・ナットウキオナーゼ・ビタミンB・ポリアミン・納豆チシレン・カルシウム・食物繊維・ビタミンK・セレン・葉酸・鉄分・オリゴ糖

これらは皆、妊婦さんの体や赤ちゃんの成長に大きな働きがあります。これだけの栄養を一度に摂れるのは、納豆ならではのメリットでしょう。

効率よく納豆の栄養を摂取するには?

考える妊婦さん

いろいろな栄養が妊婦さんに役立つ納豆。では、納豆の栄養を効率よく摂るにはどうすればよいのでしょうか。食べかたの工夫について見てみましょう。

賞味期限ギリギリで食べる

納豆の栄養効果を最大まで引き出すには、賞味期限ギリギリで食べるのがオススメです。

納豆には「ポリアミン」という成分が含まれています。これは細胞分裂に関わることから、赤ちゃんの成長を促してくれる効果が。一方ポリアミンは納豆菌の中に含まれており、納豆が発酵し、納豆菌が増えるほど多くなっていくのです。

つまり、賞味期限ギリギリならポリアミンを一番多く摂れるというわけです。

加熱をしない

「加熱しない」というのも、納豆の栄養をきっちり摂る秘訣の一つです。

納豆はそのまま食べるのがポピュラーな食べ方ですが、油で炒めたりレンジでチンするなどの調理法も珍しくありません。しかし、納豆を加熱するとナットウキナーゼの効果が失われてしまうのです。

ですから納豆はなるべく加熱せず、そのまま食べるようにしましょう。

添加物が入っていないものを選ぶ

保存料や着色料、甘味料といった食品添加物は多くの食品で使われていますが、体への影響を疑う声もあります。例え危険性は少ないとしても、とりわけ妊婦さんにとっては注意したいところでしょう。

納豆にも添加物が含まれるものがあります。特に付属のたれやからしには、甘味料や着色料が使われることが少なくありません。

納豆は無添加のものを選ぶか、付属のたれやからしは除いて食べたほうがよいでしょう。

食べ過ぎは良くない!

バツを持つ女性

おいしくて栄養満点の納豆ですが、注意点もあります。実は食べ過ぎると、逆効果になる可能性があるのです。その理由について見てみましょう。

納豆は高カロリー

あまり知られていませんが、納豆は高カロリーな食べ物。ですから食べ過ぎには注意が必要になります。

納豆のカロリーは、100gあたり200kcal。市販の納豆は大体1パック50gほどですから、1~2パックぐらいであれば問題ありません。しかしつい食べ過ぎてしまうと、余分なカロリーを摂取することになるのです。

妊婦さんは運動などがしにくいため、カロリーコントロールが難しくなってしまう危険性があることは、注意しておいた方が良いでしょう。

イソフラボンやセレンの過剰摂取は危険!

納豆には大豆イソフラボンという成分が含まれています。これは女性ホルモンに似た働きをする成分で、普段なら肌や髪に良い効果が。しかし妊婦さんが摂りすぎると、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

また同じく納豆に含まれるセレンも、食べ過ぎると体調に異変が出る恐れがあります。決して神経質になる必要はありませんが、あまり納豆など大豆食品に偏った食生活は、控えたほうがよいでしょう。

納豆は妊娠中のどの時期に食べるのがベスト?

妊婦さん

ところで、納豆は妊娠中どの期間に食べるのがよいのでしょうか。各妊娠時期ごとについて見ていきましょう。

妊娠初期

妊婦さんにとって必要な栄養素はたくさんありますが、妊娠すると特に求められるのがカルシウムの摂取です。カルシウムはおなかの赤ちゃんの骨や歯を作るために必要なため、たくさん摂取しなければならないのです。

納豆には、100g中217mgと多くのカルシウムが含まれています。妊娠初期はつわりで食べられないこともありますが、なるべくしっかり摂っておきたいところでしょう。

妊娠中期

妊娠中期は、赤ちゃんがどんどん成長し始める時期です。赤ちゃんへの酸素や栄養の供給が活発になり、それにともなって必要となるのが鉄分です。

鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンを作る役割があるのですが、妊娠中は赤ちゃんへ優先的に鉄分が運ばれるのです。そのため、鉄分不足が起こって妊婦さんが貧血を起こす危険もあります。

納豆には100g中8.6mgの鉄分が含まれていますから、妊娠中期の鉄不足を補う効果があります。

妊娠後期

妊娠後期になると赤ちゃんの体も大きくなり、より多くの栄養が必要となってきます。種類豊富な栄養をバランスよく摂れる納豆は、妊娠後期にはぴったりの食べ物と言えるでしょう。

赤ちゃんの成長はもちろん、妊婦さんの健康にとっても役立つ成分がいっぱいです。出産に向けて健康を保つことは、妊婦さんの大事な役割。この時期に納豆をしっかり食べて、体調を整えておきたいところです。

妊娠中に必要な栄養素を効率よく摂る方法

妊婦さん

このように、納豆は妊婦さんにとってたくさんの栄養を摂れる便利な食べ物。しかし、他にも効率的に栄養を摂る方法があります。それは、葉酸サプリの活用です。

葉酸は胎児にとって欠かせない栄養です。葉酸が不足すると、「神経管閉鎖障害」という異常を起こすことも。そこでサプリメントで葉酸を摂ることで、こうした問題を予防できるのです。

特に妊娠初期の葉酸サプリの活用は厚生労働省も推奨しており、食事での摂取と併せて利用するのが望ましいとされています。

納豆を取り入れた食事で妊娠中に必要な栄養素を補おう!

いかがでしたか?以上のように、納豆は妊婦さんにとってとても望ましい食べ物。ママとお腹の赤ちゃんの両方にうれしい栄養が詰まっています。

1日1~2パック食べれば、必要な栄養の大部分を補うことが可能。もちろん、食べ過ぎや納豆ばかりに偏るのはNGですが、積極的に食事に取り入れて健康な妊娠生活を送りたいところですね。