妊婦さんはぶどうを食べても平気?妊娠中に役立つ栄養素と食べ方

適度な量であればぶどうは妊婦さんにオススメ!

最近は1年を通して手に入るようになったぶどう。
さわやかな甘味が魅力で、食べやすいこともあって多くの人に好まれています。

妊娠中にぶどうが食べたくなる妊婦さんもいると思いますが、果たしてぶどうは妊婦さんが食べても大丈夫なのでしょうか?

安心してください、適度な量であれば妊娠中にぶどうを食べても大丈夫などころか、妊娠中に役立つ効果を与えてくれることもあるんですよ。

今回は妊娠中のぶどうとの付き合い方についてをご紹介していきますね。

ぶどうの主な栄養成分やカロリー

ぶどう

ぶどうにも色々な種類がありますが、どのぶどうも栄養成分やカロリーは大体同じくらいです。

ぶどうのカロリーは100gあたり約59lcal。
ビタミンB1やB6のほか、カリウムはβカロテンといった注目の栄養成分も含まれています。
さらに注目したいのは、ポリフェノールやブドウ糖、そして酒石酸といった成分。
こちらは次の項目で詳しく見ていきましょう。

ぶどうが妊婦さんにオススメの理由

OKを出す女医さん

ぶどうが妊婦さんにおすすめの理由のひとつは栄養素。
さらに妊娠中に嬉しいぶどうならではの利点もあります!

①ポリフェノールが含まれている

ワインにポリフェノールが含まれているということを知っている人も多いかもしれませんが、それは原料であるぶどうに由来しています。
つまりぶどうにはポリフェノールが非常に豊富に含まれているんですよ。

ぶどうに含まれる主なポリフェノールはタンニン・カテキン・アントシアニン、そしてレスベラトロール。
それぞれ強い抗酸化作用がありますし、中でもアントシアニンには悪玉コレステロールを抑制する効果、レスベラトロールにはがんの抑制効果もあると言われています。

こうした健康効果のある食べ物は妊娠中の妊婦さんには非常に嬉しいですよね。

②ブドウ糖が含まれている

ブドウ糖という言葉、聞いたことがある人はかなり多いかと思います。
実はこのブドウ糖、ぶどうから発見されたと言われているんです!

ブドウ糖は糖の中でも粒子が細かく、消化しやすい形をしています。
食べたらすぐにエネルギーになってくれますので、疲労回復に効果を発揮してくれるんですよ。
妊娠中は疲れがたまりやすいですから、妊婦さんにはもってこいの栄養素だと言えます。

③酒石酸とリンゴ酸が含まれている

ぶどうにリンゴ酸?と思うかもしれませんが、リンゴ酸もぶどうに含まれる栄養素として注目したい成分。
クエン酸を代謝する力が強いので、疲れやすさを緩和する効果が期待できます。

またちょっと耳慣れないのが酒石酸ですね。
酒石酸は有機酸の一種で、免疫機能を高める働きがあります。
妊婦さんはどうしても免疫が落ちてしまいますので、ぶどうで酒石酸を補って妊娠中も免疫を上げていきたいですね。

④小腹が空いたときに食べやすい

ぶどうは、色々な栄養素を含んでいることも魅力的ではあるのですが、何と言っても食べやすさが人気の秘訣です。
果物を食べたくでも皮をむくのが面倒という人も多いかと思いますが、ぶどうは皮ごと食べられるものもありますし、皮が硬いものでもむくのはそこまで手間ではありませんよね。
妊娠中、小腹が空いた時に食べやすいのは便利です!

⑤つわり時にぶどうが食べやすい人も多い

妊婦さんの食事面で一番気配りが必要なのがつわりの時です。
吐き気の症状が強いと普通の食事を受け付けなくなる人も多く、どうしても栄養不足になりやすいんですね。

でも、ぶどうなら吐き気のある時でも口がさっぱりしますので比較的食べやすいですし、少量でも栄養がありますから体調を維持する助けになります。
このこともあってつわりの時にぶどうを常備しておく妊婦さんも多いんですよ。

妊娠中にぶどうを食べる際の注意点

妊婦さん

妊娠中の食事面でぶどうは大きく役立ってくれそうですが、少しだけ注意点もあります。
こちらもしっかり覚えておきましょう。

①必ず洗って食べよう

ぶどうは多くの場合、皮ごと口に入れるかと思います。
でもブドウの皮には流通や販売の過程で色々な汚れがついていますから、食べる前には必ず洗うようにしてください。

ちなみにぶどうの皮に白い粉のようなものが見える場合がありますが、ほとんどは消毒剤ではなくぶどう本来の酵母が見えている状態です。
ですから洗剤などで洗う必要はなく、ざっと水洗いしていただければ大丈夫ですよ。

②1日に食べて良い量を守ろう

ぶどうもあまり食べ過ぎてしまうと体調を悪化させる原因になります。

ぶどうの1日の摂取量として目安にしていただきたいのは、大体150gくらいまで。
これは糖分の摂取量を考えた数値になります。
150gというと、巨峰なら1/2房、デラウェアなら1房くらいということになりますので、十分満足感は得られると思いますよ。

③ぶどうが腐っていないか最初に確認しよう

ぶどうはデリケートな果物ですからちょっとしたことで痛みやすく、傷がつくとそこから腐ってしまうことがあります。
購入時によく確認したつもりでも、見えないところが腐っている可能性はゼロではありません。

食べる時には一粒ずつしっかり確認して、張りのある状態になっているかを確かめてくださいね。

④冷えすぎたぶどうでお腹を壊さないように気をつけよう

ぶどうを冷やしたり凍らせたりして食べる妊婦さんもいるかもしれませんが、妊娠中には体の冷えは厳禁です。
冷えたぶどうを食べる時は、先ほどご紹介した摂取量の目安に関わらず、体が冷えないように気をつけながら食べてください。
体が冷えると、すぐに流産とまではいかなくてもお腹を壊す原因になりますから、油断せずにいてくださいね。

⑤異常が出た時は必ず病院へいこう

ぶどうは基本的に有害な成分は含んでいませんし、多少食べ過ぎてもそれが命に関わるようなことはほとんどありません。

ただ、人によってはアレルギーがあったり、お薬などとの飲み合わせに問題がある可能性があります。
ですからぶどうを食べてみて体に異常が出た場合は、すぐに病院で相談するようにしてください。
たかがぶどうで…と思わず、気軽に相談していただいて大丈夫ですよ。

その他の妊婦さんが知っておくべきぶどう情報

ここまではぶどうの栄養を中心にお伝えしてきましたが、まだまだ妊婦さんに知っていただきたいぶどうのお話があります!

①ぶどう狩りは体調が良いときのみにしよう

ぶどうと言えば、ぶどう狩り!
シーズン中のぶどう狩りレジャーは多くの人に人気があります。
もちろん妊婦さんも気晴らしのためにこうしたレジャーをぜひ楽しんでいただきたいのですが、ぶどう狩りはイメージに反して意外と体力を使います。
また郊外に畑があることも多く、ぶどう狩り中に体調を崩してもすぐに病院に行くことが難しいかもしれません。

ぶどう狩りに行くときはぜひ、体調が良い時に。
もし当日の朝体調が悪くなった時も、無理せずキャンセルする勇気を持ってください。

②レーズンパンのアルコールは微量なので大丈夫

ぶどうには色々な加工品もありますが、レーズンもそのひとつ。
特にレーズンパンはとても人気がありますよね。
でもレーズンにはアルコールが入っていますし、妊娠中は食べないほうがいいのでは…そう思う妊婦さんもいるかもしれません。

でも大丈夫、レーズンのアルコールは、パンを焼く過程でほとんど飛んでしまっています。
妊婦さんに悪影響を与えるようなアルコール量はありませんので、ぜひ安心して食べてくださいね。

③ぶどうジュースに同じ効果は期待できない

妊娠中はどうしても固形のものを食べられない時もあるかと思います。
そんな時はぶどうジュースでも栄養は同じなのでは…?

もちろん、ぶどうジュースにもぶどう由来の栄養素は含まれています。
でも、アントシアニンやレスベラトローをはじめとしたポリフェノールはぶどうの皮に多く含まれていますので、絞って皮が取り除かれた状態のぶどうジュースには、ぶどうと全く同じ栄養素は期待できません。

このことを考慮した上で、どうしても飲み物しか受け付けない時はぶどうジュースも利用してみてくださいね。

栄養が偏ってしまう場合は葉酸サプリがオススメ

薬を見る妊婦さん

ぶどうには妊娠中に役立つ栄養素が豊富に含まれていますが、妊婦さんの栄養バランスの全てを賄えるかといえば、そこまで万能ではありません。

妊娠中の栄養バランスをしっかり整えたい妊婦さんには、断然葉酸サプリがおすすめです。
胎児の発育に必要不可欠な葉酸をはじめ、各種ビタミンやミネラルがバランスよく配合された葉酸サプリなら、食事を潤沢に取るのが難しい妊娠中もあなたの役に立ってくれるはずですよ。

ぶどうが好きな妊婦さんは節度を持ってぶどうを楽しもう!

妊娠中のぶどうとの付き合い方について、いかがだったでしょうか。

妊娠中にぶどうはある程度役立ってくれる果物ですし、その食べやすさからも妊娠中の女性におすすめです。
ただ、ぶどうに全部頼って良いかと言えば、それはまた別。
他の食材や妊婦さん向けの葉酸サプリなどをうまく組み合わせて、妊娠中の体の栄養バランスを保ってくださいね。

今回の記事を参考に、妊娠中の食生活を楽しんでいきましょう!