妊娠中は紅茶を控えたほうがいい?妊婦さんや胎児に与える影響とは?

妊娠中は紅茶の飲みすぎに注意!

午後のリラックスタイムや、食後の一服には紅茶が定番。妊娠してもその習慣は変わらず…という人はちょっと待ってください。実は、妊娠中紅茶を飲みすぎると思わぬ危険を招く可能性があるのです。

では、一体紅茶の何が危険なのでしょうか?今回は、紅茶の飲みすぎが妊娠にもたらすリスクについて詳しく解説していきます!

紅茶に含まれるカフェインがよくない!

RISK

紅茶にはカフェインが含まれていますが、この摂りすぎが妊婦さんによくない影響を与えます。どういった影響があるのか見てみましょう。

①妊娠初期に過剰摂取すると流産につながる

カフェインの摂りすぎは、流産につながりやすいと言われています。アメリカのある健康保険会社の調査によると、カフェインを多く摂るほど流産の確率は上がるということが判明しています。

カフェインをまったく摂らなかった妊婦に比べ、流産の確率は何と2倍。特に妊娠超初期や初期は要注意で、カフェインの影響がお腹の赤ちゃんの発育を妨げる可能性が高くなっています。

②妊娠中期・後期は胎児の白血病のリスクが上昇します

イギリスのブリストル大学が発表した研究結果によると、「一日1杯のコーヒーを飲むと胎児の白血病リスクが20%上がる」とされています。2杯なら60%、3杯なら72%と、その確率はカフェインの量に比例して高くなっていきます。

これはコーヒーの場合ですが、紅茶にもコーヒーの半分程度のカフェインが含まれています。妊娠初期はもちろん、中期・後期にも白血病リスクが高まるおそれがありますから、くれぐれも紅茶の飲みすぎはNGです。

カフェインの摂りすぎは妊婦さんにも悪影響

バツを持つ女性

カフェインの摂りすぎが悪影響を与えるのは、胎児に対してばかりではありません。妊婦さんにもさまざまな害があります。

カフェインを過剰に摂取すると、不眠や吐き気、体の冷えといった症状が出る可能性が。その他にも下痢や高血圧など、多くの悪影響が考えられます。

特に妊娠中期を過ぎると胃が圧迫されるため、カフェインのせいで胃もたれや吐き気を感じやすくなってしまいます。

タンニンの過剰摂取にも注意が必要です

バツをする妊婦さん

カフェインにはタンニンという成分が含まれています。タンニンはポリフェノールの一種ですが、鉄と結びついて「タンニン鉄」となり、腸での吸収を阻害するという特徴があります。

そのため、紅茶を飲みすぎると慢性的な鉄分不足になりかねません。鉄分は血液中のヘモグロビンの原料ですから、鉄が不足すると貧血を起こしやすい状態になってしまうのです。

妊娠中は絶対に紅茶を飲んではいけないの?

考える妊婦さん

ここまでカフェインが胎児や母体に及ぼす悪影響を見てきました。では、妊娠中は紅茶を一切控えた方が良いのでしょうか?幸いにもそんなことはありません。

妊婦が一日に摂ってよいカフェインの量は、諸説あるものの100mgほどだと言われています。紅茶に含まれるカフェインは1杯あたり大体30~50mgくらいですから、一日1杯程度であれば問題ないと考えてよいでしょう。

摂取量にさえ気を付ければ紅茶は妊婦さんに魅力的な飲み物です

OKする妊婦さん

妊娠中ある程度なら飲んでも問題ない紅茶。それどころか、量に気をつければ妊婦さんにはうれしい飲み物なのです。今度は紅茶のメリットについて見ていきましょう。

①胎児の成長に必要なビタミンやミネラルが豊富

紅茶には、カルシウムやカリウム、ビタミンB1、B2といった栄養が含まれています。これらは胎児の成長にも欠かせないもので、カルシウムは骨や歯を作るのに必要ですし、ビタミンB群は胎児の先天性異常を防ぐのに大きな効果があるとされています。

ですから紅茶を適量摂取することは、お腹の赤ちゃんにとって大変プラスになるのです。

②高血圧や糖尿病の予防にもつながる

妊娠中は高血圧や糖尿病のリスクが高くなるとされています。これは「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」と呼ばれるもので、高齢出産や肥満の場合などに起こりやすいと言われています。

一方紅茶には「紅茶ポリフェノール」という成分があり、血糖値を下げる作用を持つことが知られています。また紅茶には血圧を下げる効果があるとも言われており、妊婦さんの健康維持にも効果的なことが分かります。

カフェインの影響が気になる妊婦さんにはノンカフェインやデカフェがオススメ!

妊婦さん

このように、紅茶は適量なら赤ちゃんにも妊婦さんにもメリットがあります。しかしそれでもカフェインの影響が気になるという場合は、ノンカフェインの紅茶がオススメです。

ノンカフェインならカフェインはほとんど含まれませんから、体への悪影響を心配する必要もありません。とは言えタンニンは含まれていますので、やはり飲みすぎには注意が必要でしょう。

妊婦さんが紅茶を飲む際は1日1杯程度に抑えましょう

いかがでしたか?以上のように紅茶に含まれるカフェインやタンニンは、妊婦さんが摂りすぎるとさまざまな危険をもたらします。

胎児の成長を阻害したり、最悪流産に至る可能性も。母体にとっても、貧血など良くない影響を与えかねません。

しかし、飲みすぎを抑えて適量を守るならメリットもある飲み物です。くれぐれも、紅茶は一日1杯程度に抑えておきましょう。