妊婦さんが牛タンを食べても大丈夫?気を付けることは?

妊婦さんが牛タンを食べるときは注意点を意識して!

牛タンは焼肉などでおなじみの食材ですが、旨味のつまった独特の食べごたえは多くの人に人気です。

しかし、妊娠中の人が食べる際は多少の注意点も。場合によっては、病気や食中毒の危険もあるのです。

そこで今回は、妊婦さんが牛タンを食べる際の注意点や、牛タンのメリットなどについて詳しく解説していきます。

牛タンの基本的なカロリーと栄養価

牛タンには以下のような栄養が含まれます。ビタミンB1、B2、B12、パントテン酸、脂質、たんぱく質、鉄分などがその主なものです。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのに欠かせません。またビタミンB12には造血作用が、パントテン酸には疲労回復効果があります。

一方牛タンのカロリーは、100gあたり約268kcalとなっています。

妊婦さんが牛タンを食べるときの注意点

RISK

冒頭で述べたように、妊婦さんが牛タンを食べる際はやや注意すべき点があります。ここでは妊娠中の牛タンのリスクについて見ていきましょう。

①感染症や食中毒の恐れがある

妊婦さんが食事の際気をつけなくてはならないことの一つが、食中毒や感染症のリスクです。妊婦さんは通常よりも免疫力が弱っているため、これらを起こす危険が高くなっています。

生肉や生焼けの肉には、O157やカンピロバクターといった食中毒菌が潜んでいる可能性があります。ですので焼き肉や定食などで、レアの牛タンや生焼けの牛タンを食べるのは避けた方が良いでしょう。

②カロリーや塩分の過剰摂取

妊婦さんはカロリーや塩分の摂取量にも注意しなくてはなりません。

妊娠中のカロリーの摂りすぎや塩分の摂りすぎは、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を引き起こす恐れがあります。こうした病気は母体はもちろん、お腹の赤ちゃんにも影響を与えかねません。

牛タンは前述のように高カロリーで、脂質も多めです。またタン塩などの食べ方では、塩分過多の恐れも強くなっています。

牛タンでトキソプラズマに感染することはあるの?

考える妊婦さん

ところで妊婦さんの感染症というと、トキソプラズマ症を思い浮かべる人も多いでしょう。トキソプラズマは哺乳類や鳥類に寄生する生物で、人間にも感染します。

感染しても、通常なら免疫により重症化は避けられますが、妊娠中に感染すると「先天性トキソプラズマ症」を引き起こし、死産や流産、子供の精神遅滞などをもたらす場合も。

とは言えトキソプラズマの感染はペットからが主で、牛タンなどの生肉で感染するリスクは低いと言われています。

牛タンを食べるときに意識したいこと

妊婦さん

では、妊婦さんが牛タンを食べる際はどんな点を意識すればよいのでしょうか。以下で食べ方のポイントについて見ていきましょう。

①良く火が通ったものを食べる

前述のように、生焼けの牛タンは妊婦さんの食中毒などを起こす危険が高くなっています。ですので、食べる際はしっかり火を通すように気をつけましょう。

自宅で調理する場合は焼き加減によく注意し、中までしっかり火を通しましょう。外食時には妊娠中であることを伝え、良く火を通してもらうよう注文しておくと安心です。また、タンの生ハムなども避けた方が無難でしょう。

②塩分やカロリーを抑えるよう意識する

これも前述のように、塩分やカロリーの摂りすぎは妊婦さんにとって危険です。なるべくこれらを抑えて食べるように気をつけましょう。

食べる量にはもちろん要注意。合間に歯ごたえのある野菜をはさむなどすると、牛タンの食べ過ぎを防げます。またタレはカロリーが高いので、あまり付けすぎないのもポイントです。

一方タン塩はすでに味付け済みで、塩分量は減らせません。ですので、できるだけ食べるのを控えましょう。

妊婦さん必見!安全な牛タンの見分け方

OKを出す妊婦さん

妊婦さんとしては、安全な牛タンの見分け方も知りたいところです。スーパーなどで購入する場合は、水分や色合いに注目しましょう。

パックの中に赤い血の様な水が溜まっていたら、鮮度が落ちている証拠です。傷んでいる可能性があるので、購入しない方が良いでしょう。また色が茶色くなっているものも、肉が傷みつつある証拠です。

こうしたポイントは、焼き肉の場合でも同じことが言えます。

家で調理する時はまな板や包丁にも注意しましょう

ところで食中毒や感染症を防ぐためには、肉だけでなく他のものにも注意する必要があります。

いくら肉の焼き加減に注意しても、まな板や包丁が汚れていては意味がありません。そこから食中毒菌に感染する恐れもありますから、調理時や盛り付け時には器具の消毒に気をつけましょう。

また焼肉のトングも、肉を焼くものと皿に取るものを使い分けた方が安心です。

実は牛タンは妊婦さんに嬉しい栄養素が豊富な食材でもある

OKする妊婦さん

こうしたリスクや注意点のある牛タンですが、妊婦さんにうれしい栄養素も含んでいます。今度は牛タンのメリットについて見ていきましょう。

①妊娠中の貧血改善に役立つ鉄分

妊娠中に起こりやすい症状として、貧血が挙げられます。

妊娠すると母体の血液量は増えるのですが、酸素を運ぶヘモグロビンの量は変わりません。そのため、酸素量が不足して貧血が起こりやすくなるのです。

一方牛タンにはヘモグロビンの原料である鉄が多く含まれますから、妊婦さんの貧血を改善する効果が期待できます。

②妊婦さんの身体の調子を整えるビタミン類

牛タンにはビタミンB群やビタミンCなどが豊富に含まれおり、妊婦さんに多くのメリットがあります。

例えばビタミンB1は、前述のようにエネルギーの産出を助ける働きがあり、不眠などを抑える作用があります。またビタミンB12は、葉酸と共に赤血球を作る働きが。これによって妊婦さんの貧血を予防しやすくなります。

さらにビタミンCには鉄分の吸収を助ける働きがありますから、やはり貧血予防には効果的となっています。

妊婦さんの栄養補給には牛タンもいいけど葉酸サプリもオススメ!

葉酸サプリ

このように妊婦さんにはメリットも多い牛タンですが、それだけでは十分な栄養は賄えません。そこでおすすめなのが、さまざまな栄養素が詰まった葉酸サプリです。

葉酸サプリには葉酸はもちろん、ビタミンやミネラルなど妊娠中に欠かせない栄養がバランスよく含まれています。普段の食事からは摂りにくい栄養も効率的に摂取することができ、妊婦さんの健康管理にピッタリとなっています。

注意点に気を付けて美味しい牛タンを楽しみましょう!

以上のように、牛タンは妊婦さんにとって要注意な点もあります。

カロリーや塩分が多めですから、気をつけないと体重増加などの危険も。その一方で鉄分やビタミン類などが豊富なため、貧血予防などの効果も期待できます。

食べ方にさえ注意すれば、妊婦さんにメリットのある牛タン。紹介した注意点に留意して、おいしい牛タンを堪能してください。