妊娠中でも牛乳は飲んでいい?他の乳製品もダメ?

牛乳が妊娠中にダメなの……?

妊娠中は赤ちゃんのために、できるだけたくさんの栄養を摂りたいもの。中でも赤ちゃんの成長に欠かせない葉酸は、積極的に摂りたいですよね。葉酸は緑黄色野菜だけでなく、栄養満点といわれる牛乳にも含まれているのですが、牛乳は妊娠中に安全な飲み物なのでしょうか?

今回は牛乳に含まれる栄養や成分について解説しながら、メリット・デメリットについてご紹介していきます。

妊娠中に牛乳を飲むと赤ちゃんがアレルギーになる?

牛の赤ちゃんを大きく、強い体に育てる牛乳は、栄養満点な飲み物です。子供の成長にも良いので、学校給食にも取り入れられている程なのですが、お年を召した人の中では、「妊娠中に牛乳を飲むと、生まれた子供がアレルギー体質になる」と心配する人も多いよう。

ですが、妊娠中に摂取した牛乳と赤ちゃんのアレルギー発症を関連付ける明確なデーターはなく、医学的な根拠はありません。パパやママに牛乳に対するアレルギーがある場合には、お医者さんに相談をしておくことをおすすめしますが、神経質になって牛乳の摂取を避ける必要はありません。

妊娠中に牛乳を飲むと期待できる嬉しい効果とは?

牛乳は私たち人間が必要とするたんぱく質や脂質、炭水化物やビタミン、ミネラルなどの5大栄養素を気軽に摂れる、妊娠中の栄養補給にもってこいの食材。次のような、妊娠中には嬉しい効果が期待できます。

寝る前のホット牛乳で安眠効果

牛乳に含まれる必須アミノ酸のうち、トリプトファンは眠りを誘うホルモン、セロトニンを作るのに欠かせない材料で、眠りを誘う効果があります。特に寝る前にホットミルクにして飲むと、身体を暖めて眠りやすくなりますので、お腹が大きくなって寝苦しくなった時におすすめです。

カルシウム摂取が可能!

お腹の中で赤ちゃんの体を育てるためには、普段以上にカルシウムが必要です。牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていますので、母体や胎児のカルシウム不足を防ぐことができますし、カルシウムにはイライラや精神を鎮める作用もありますので、妊娠中の不安を取り除くのに効果的です。

胃もたれ・胃酸過多に効果が期待できる

牛乳はたんぱく質が豊富で、摂取すると胃の中でまんべんなく広がって胃壁を守り、胃もたれや胃痛からの回復を早めてくれます。胃に負担をかけないだけでなく、胃液の酸性度を抑える効果もありますので、牛乳は健康のためにも、毎日少しずつ取り入れたいですね。

でも、牛乳の飲み過ぎには注意!

とはいえ、牛乳は匂いの強い飲み物で、普段は牛乳が大好きなのに、妊娠中はつわりを催して飲めないといった女性も多いです。こういった場合は、無理をして牛乳を摂るのではなく、他の食材にも目を向けましょう。

牛乳は動物性の脂質も豊富で、飲みすぎればカロリーオーバーになるリスクもあります。日本人は乳糖を分解する酵素がもともと少ないので、牛乳の飲みすぎで下痢を起こすことも。ひどい下痢は流産にもつながりやすいので、栄養満点でも牛乳の摂り過ぎには注意をしましょう。

他の乳製品はどうなの?妊婦さんでも食べて大丈夫?

牛乳だけでなく、牛乳を使った加工品も栄養が豊富で、妊娠中に栄養を摂取する食材に適しています。牛乳は駄目でも、チーズだったら食べられるといった人も多いので、無理のない範囲で乳製品を取り入れていきましょう。ただし、チーズには塩分も多く含まれていますので、過剰な摂取は厳禁です。

乳製品の中でも、おすすめなのはヨーグルトです。ヨーグルトは爽やかな酸味があって、つわりの時期でもサッパリと食べることができますし、乳糖が分解されているぶん、下痢を起こしにくいというメリットがあります。牛乳をヨーグルトに変える乳酸菌はお腹の中の善玉菌を増やし、便秘を改善してお腹の調子を整え、栄養の補給の手助けにもなりますので、ぜひ習慣的に食卓に取り入れていきたいですね。

その反面で気をつけなくてはいけないのが、コーヒー牛乳やイチゴミルクなどの加工乳です。こういった加工製品はフルーツなどで香りつけがしてあり、牛乳が苦手な人も飲みやすいのですが、糖分が多く添加されています。牛乳本来の栄養成分も少ないですし、カロリーの過剰摂取に繋がるリスクが高いので、加工乳は習慣的に飲むのではなく、あくまでもし好品として控えめに楽しみましょう。

妊娠中も牛乳で栄養を補おう!

牛乳には私たちの体に欠かせない5大栄養素だけでなく、100gあたり5μg前後の葉酸が含まれていますし、市販されている商品の中には、葉酸やカルシウムなどを強化した商品もあります。妊娠初期は赤ちゃんに無脳症や二分脊椎などの先天性の神経管閉鎖障害が起きるリスクを軽減させるために、1日あたり0.48mg(480μg)が葉酸をする必要がありますので、こういった牛乳も上手に利用していきたいですね。

ただし、妊娠中の牛乳摂取には、メリットとデメリットがあります。健康のために牛乳を飲むのであれば、1日コップ1杯、200ml程度が目安です。ママの体重増加の推移や、本人の体質によっては牛乳を控えめにした方が良い場合もありますので、牛乳はあくまでもカロリーオーバーにならないように摂取量を守って、安全に妊娠中の食生活に取り入れていきましょう。

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