PMS(月経前症候群)と不妊の関係とは?【症状と治療法を調査】

PMS(月経前症候群)は不妊に繋がるの?

毎月の生理前後に、なんとなく不調を訴える女性も多くいます。定期的にやってくる症状だけに、病気ではないし、いつものことだから我慢しようと思ってしまう人もいますよね。しかし、PMSが不妊と関係しているとしたら、ちょっと怖いと思いませんか。そこで、今回はPMSの症状や不妊との関係を調べてみました。思い当たる症状がある人や、妊娠を考えている人はチェックしてみてくださいね。

PMS(月経前症候群)とは?

生理前の2週間に生じる特有の症状を、PMSといいます。PMSは時期的なもので、黄体期になると起こりやすくなります。しかし、黄体期が過ぎると自然とおさまることも多いので、PMSに対して何も対策をしていない人も少なくありません。でも、もし不妊とPMSが関係したとしていたらどうでしょうか。次からは、不妊との関係をみていきたいと思います。

PMS(月経前症候群)と不妊の関係とは?

考え込む女性

PMSは黄体期に起こる不調ですが、それには女性ホルモンが関わっていることが考えられます。黄体期には、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが分泌されています。2つのホルモンとも、なくてはならない大切なホルモンです。しかしそのホルモンバランスが乱れるなど、急激な変化が起こるとPMSの症状が表れやすくなると考えられています。生理前に多く分泌されるエストロゲンは、卵巣の発育を促し排卵期をピークに分泌は下降します。排卵期を過ぎると今度は、妊娠を継続させるためのホルモン、プロゲステロンの分泌が増加します。受精卵を着床しやすくするなど、赤ちゃんを宿すための準備をする働きもあります。2つのホルモンが正常に分泌されてこそ、妊娠しやすくなります。つまりPMSは、直接不妊につながることはないものの、克服できるほうが望ましいといえます。

PMS(月経前症候群)の症状

血圧を測る妊婦さん

毎月感じる不調をざっとあげても、100以上あるといわれています。どんな症状なのか体と心に起こる症状別にご紹介します。

身体的症状

  • 乳房の張り、痛み
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腹痛
  • 便秘や下痢
  • 腰の痛み
  • 四肢のむくみ
  • 吐き気
  • にきびや肌荒れ
  • だるさ
  • 食欲が増す
    主に上記のような症状がありますが、これ以外にも人によって、特定の不調が表れることも考えられます。健康な人なら、いつもとの違いがはっきりわかる症状も。次に心に表れる不調もみていきましょう。

情緒的症状

  • イライラ
  • 抑うつ
  • 社会からの引きこもり
  • 不安感
  • 精神的混乱
  • 無気力
  • 集中力の低下
  • ぼーっとする
    以上のような不調があります。情緒的症状でも個人差があります。また、身体的症状と共通しているのは、月ごとに感じる症状が異なること。前回は身体的症状が多かったのに、今回は鬱っぽいというように心の不調に気づくこともあります。いずれにしても、PMSがある時期は本来のパワーが発揮できなくて、自分に対してもイライラしがち。次からはこのやっかいなPMSを予防する方法について考えていきます。

PMS(月経前症候群)の予防方法はあるの?

赤ちゃん

予防することは可能です。主に3つの対策をご紹介します。いずれも日常の習慣が関わってきますよ。

ストレスを溜め込まない

ストレスは、体が固まり血流を悪くするうえ、精神的にも不安定になりがち。仕事が忙しくなったり環境が変わったりして、生理が遅れた経験がある人もいると思います。ストレスは、女性ホルモンの分泌にも影響しています。PMSもホルモンの乱れから症状が起きやすくなるため、ストレスを溜め込まないことは、何よりの予防になります。

食生活を整える

アルコールやコーヒーが大好きという人は、PMSが重くなる傾向があるようです。カフェイン入りの飲み物は、刺激が強く情緒不安定になりやすいと指摘されています。またPMSに即効性のある食べ物はなく、きちんとした食生活を送ることが基本。甘すぎるお菓子は血糖値を乱高下させ、イライラの原因になるので、控えるのがおすすめです。

特に生理前などは規則正しい生活を心がける

睡眠をきちんと取るなど、規則正しい生活は健康の基本です。特に不調を感じている時は、体も休みたがっている証拠。無理をしないことが大切です。乱れた生活をしていると、不調に対する抵抗力も弱まってしまい、さらにつらい症状にもなりかねません。生理前の2週間は生活スタイルを意識して正しましょう。

PMS(月経前症候群)の治療法は?

OKを出す女医さん

すでにPMSに悩まされている人は、予防ではなく治療のほうが効果が期待できます。どのような治療があるのでしょうか。

漢方

漢方は、治療というよりも体を本来のあるべき状態に戻す役割をします。PMSに効果の期待できる代表的な漢方をご紹介します。

  • 五苓散(ゴレイサン)
  • 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)など

この3つ以外にもいろいろあります。漢方は漢方薬局で個人の症状により処方されるものが異なりますので、漢方薬局に相談してみるとよいでしょう。

低用量ピル

低用量ピルは、女性ホルモンに似た成分を定期的に体内に取り込み、ホルモンの分泌を一定にする働きがあります。先ほどもお伝えしたように、ホルモンバランスが急に乱れると不調が起こりやすくなることから、低用量ピルで乱れにくくさせる治療になります。生理痛の軽減も期待できるため、広く処方されています。

市販の痛み止め

頭痛や生理痛などの痛みに効くといわれる市販のお薬も、時には強い味方に。土日でクリニックがお休みの時にも、持っていれば安心です。ドラッグストアに行けば安価で手に入るものも多いです。市販だけに自分に合うものかどうかは、よく確認しましょう。服用量は厳守ですよ。

PMS(月経前症候群)で病院にかかる目安は?

ほうれん草

症状が多岐にわたり、人によって症状の重さが違います。たとえば集中力が欠けるだけで、仕事の能率もダウンしてしまいますよね。生活に支障をきたすと判断できるなら、早めに産婦人科を受信するほうがよいでしょう。また定期的な不調であることも、長引かせてしまう原因に。PMSを放置する人が多いものの、しっかり対処すれば日々の暮らしも快適になることも期待できます。

不妊治療中のPMS(月経前症候群)について

口を抑える女性

PMSの症状は生理前に起こる特徴と、妊娠の兆候と似ていることから、妊娠への期待も高まってしまうのもやむを得ません。不妊治療中は、生理がくることによって、妊娠してないことでストレスを感じやすくなっています。ストレスは、PMSを悪化させるリスクもありますね。PMSの症状がひどい方は、不妊治療を始める前に、PMSを緩和するための治療を行うことをおすすめします。

PMS(月経前症候群)は見逃さないで治療しよう!

毎月やってくるPMS。慣れてしまうと「またか~」と思うものの、女性ホルモンと関係していることから、予防や治療などの対策を打つほうがよいでしょう。直接不妊につながるものではありませんが、女性ホルモンがきちんと働いてこそ妊娠しやすくなるもの。PMSを緩和させれば生理前でも、もっと元気に過ごせるようになりますよ。専門医に相談し、自分に合う治療を見つけてみるのもおすすめです。

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