ピルの服用は妊活に影響する
生理の時期をコントロールしたり避妊のために使ったりするピル。
女性なら一度は名前を聞いたことがあるかと思います。
でも生理や避妊に関わるということは、妊活をする時に何らかの影響が出ることがあります。
良い影響もあるものの、逆にマイナスの影響が出ることもあるんですよ。
今回は妊活とピルとの関係について、良い面悪い面、両側から考えていくことにしましょう。
妊活中にピルで悩んだり困った人たちの声
ピルには女性にとって良い面もあるものの、妊活中にはちょっと困った影響をもたらすこともあります。
まずはピルの影響で悩んだ人の経験談をご紹介します。
生理痛、PMS(月経前症候群)の症状緩和を目的にピルを飲み始めたが、服用をやめたあとは再び同様の症状に悩まされた
生理周期が35日と長めである点を指摘した。「以前は28日だったのに長くなった」というマリさん。
ユミコさんは内科でピルを処方されたため、婦人科は受診していない。また、ピルを服用しているにもかかわらず、痛みを感じるときがある。佐藤先生は「生理痛がひどい場合、子宮内膜症の可能性があります。一度クリニックで検査したほうがいいです」と指摘。ピルの種類を見直し、カラダに合ったタイプに替えてみることも奨められた。
ピルを飲んで、生理や妊活に悪影響があったと感じている人の体験談をいくつかご紹介しました。
月経の症状を緩和するためにピルを飲み始めたという女性の場合、妊活のためにピルをやめると月経の症状が復活してしまいますから、それで困るケースがあるようです。
またピルによって月経の時期をコントロールすることで本来の周期が乱れてしまった人もいるようですね。
低用量ピルと中用量ピルの違い
先ほど「ピルの種類を見直すように」とお医者さんからアドバイスを受けた人の体験談をご紹介しましたが、ピルに種類があると聞いてもピンと来ない人もいるかもしれません。
実はピルには低用量と中用量があります。
それぞれの違いは、単純に配合されている成分の量。
成分の内容に違いはないのですが、量が少ないものは低用量、多いものは中用量と呼ばれています。
ピルの成分と効果は?
ピルの主成分はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンです。
ですから女性ホルモンが絡む症状、主に月経や子宮関係の疾患の治療などに用いられます。
低用量ピルは月経困難症や多月経、PMSといった月経に伴う様々な症状、そして子宮内膜症といった症状の予防や緩和のために使われます。
それに対して中用量ピルは生理日をコントロールしたり、緊急避妊のためのアフターピルとして使われることが多いとされているんですよ。
ピルが妊活に及ぼすメリット
先ほどはピルを使うことで困った影響があった人のお話をご紹介しましたが、ピルは妊活においてメリットを与えてくれることもあります
①卵巣の働きを休め、老化を遅らせる
ピルを使うと月経の時期をコントロールすることができるというお話をしましたが、この効果を使うと卵巣の働きを休めることもできます。
卵巣は月経のたびに排卵をしますが、この働きを一時的に休止させることで卵巣の老化を遅らせることができますので、年齢を重ねても妊娠しやすくすることができるんですよ。
②ホルモンバランスを整えてくれる
ピルの主成分は女性ホルモンですから、服用することで体内に女性ホルモンを補給することができます。
妊活を成功させるにはホルモンバランスを安定させることが必要不可欠ですが、ホルモンバランスが乱れていることで妊活がうまくいかない女性にとってはピルを使うことがメリットになる可能性があります。
③ピルをやめた直後は妊娠率が上がる
ピルを避妊目的で使っている時は妊娠しませんが、ピルの服用をやめれば再び排卵が始まりますので妊娠できるようになります。
実はこの時、ピルをやめた直後は妊娠率が上がるというデータがあります。
これを利用すればタイミングよく妊活をすることで妊活を成功率がアップするかもしれませんね。
ピルを長年服用したあとは妊娠しづらくなる
ピルをやめた直後は妊娠しやすいというお話をしましたが、あまりに長い期間ピルを服用し続けていると排卵の周期が乱れる可能性があると言われています。
排卵の周期が予測できなくなると妊活にも影響が出ますから、このことは念頭に置いておいたほうがいいかもしれません。
ただ、ピルをやめることで排卵の周期は徐々に戻っていくとされています。
ピルの服用期間は基礎体温を測っておこう
排卵日を特定するためには基礎体温を記録することが有効ですが、妊活を考えている人はぜひ、ピルを服用している間も基礎体温を測っておきましょう。
ピルを服用すると排卵がなくなりますので基礎体温の変化はほとんどありません。
大体、低温期と高温期の中間くらいの体温がずっと続くことになります。
でもピルをやめることで基礎体温がまた上下しだしますから、その変化を確認することで次の排卵日の特定や体調の変化もよくわかるようになりますよ。
ピルをやめたあとの妊活の始め方
ピルの服用をやめて、いざ妊活!
この時にぜひやっていただきたいこともご紹介しますね。
①情報や基礎知識を本やネットで集めておこう
妊活を始めたら、まずは妊活の基礎情報を集めましょう。
妊活に関するサイトも色々ありますし、妊活関係の雑誌を定期購読するのもおすすめですよ。
しっかり知識をつけて万全に妊活を進めていけば、スムーズな妊娠が叶うはずです。
②生活習慣をより健全にしていこう
現代人の多くは食事や睡眠といった基本的な生活習慣がかなり乱れていると言われています。
妊娠は自然界のことですから、不自然な状態の体で妊活をしてもなかなか成功しません。
栄養バランスをしっかり整え、睡眠を適切に取ることで妊娠しやすい身体を作っていきましょう。
③夫婦一緒に病院で検査を受けてみよう
妊活を始める時、妊娠しやすい身体かどうかをチェックする女性も多いかと思います。
でも不妊の原因の半分は男性にもあると言われていて、女性だけ体に異常がなくても妊活がうまくいかないケースも多いんです。
妊活前の検査はぜひ、ご夫婦で受けておいてくださいね。
④妊活サプリなどのアイテムもチェックしておこう
現代人は体のバランスが乱れているというお話をしましたが、そういった点をサポートするために今は色々な商品が出ています。
代表的なのが妊活サプリ。
妊娠しやすい身体にするための栄養バランスを手軽に整えることができるということで人気を集めているんですよ。
有名芸能人も妊活サプリで妊娠できた人が多いようですし、一度試してみるといいかもしれません。
妊活サプリはマカナがオススメ!
妊活サプリには多くの種類が色々ありますが、その中からどれを選んだらいいかわからない…
そんな人にイチオシなのが「makana(マカナ)」です。
マカナは妊活に必要な葉酸やビタミン、ミネラル、DHAなど多様な栄養素がバランスよく配合されています。
また、男性の精子量の増加や運動率の向上に効果が期待できるマカも含まれているので、夫婦で使用するのにオススメのサプリメントです。
良かったら是非検討してみてください。
ピルの服用をやめて妊活を始めよう!
ピルと妊活との関係について、いかがだったでしょうか。
ピルは妊娠しないためのお薬ですので、一度でもピルを飲んでしまうと妊娠できないと思っている人ももしかしたらいるかもしれません。
でも、そのようなことはありません。
ピルをやめれば排卵が戻ってきますから、妊活を始めることが可能ですよ。
「妊娠したい」そう思ったらピルをやめて、ぜひ積極的に妊活をしていきましょう!