パートナーがEDでも妊娠できる?不妊治療の方法とは?

パートナーがEDだと不妊になるの?治療方法は?

考え込む女性

平均結婚年齢が上がっていることもあり、年齢などの関係で不妊に悩むカップルが増えてきています。

不妊の原因として女性側だけの問題ではなく、多くの男性がEDに悩まされているという現実もあります。

しかもその原因は年齢や老いといった原因だけではなく、他にも原因となることがありEDの悩みは若い男性にも起こり得ることなのです。

もしEDが引き金で不妊になるとしたら、放置しておくわけにはいきませんよね。
EDはどのように治療すればいいのか、EDと不妊についてしっかり把握しておきましょう。

そもそもEDの定義とは?

EDが不妊の原因になるのかを探るためにも、そもそもEDの定義とはどのようなことをいうのか知っておきましょう。

EDは英語で「Erectile Dysfunction」といい、日本語に訳すと勃起障害や勃起不全となります。

ただし勃起ができない状態ではなく、勃起に時間がかかる・勃起が維持できないなっどのために満足のいく性交ができないことを指しています。

日本性機能学会では、通常の性交で75%以上で性交が行えない状態をEDと定義しています。

EDになる原因

定義からも間接的であっても不妊につながる可能性があることがわかるEDですが、いったいどんな原因に引き起こされるのでしょうか。
詳しく見てみましょう。

心理的ストレス

心因性EDといって、心理的ストレスによってEDが引き起こされることがあります。
心因性EDの中でも大きく分けて二つのパターンが考えられます。

一つは現実に生活環境の中でストレスになる原因があるものです。
仕事が忙しく疲れていたり睡眠不足であったり、また経済的負担などもストレスになるでしょう。

二つ目は幼児期の体験などによるトラウマが原因でEDを引き起こす深層心因によるものです。

加齢

加齢によるEDは何となく想像ができるかもしれませんが、年齢に応じて身体的機能は低下するため性機能も同様に低下する可能性があります。

ただ、身体的機能低下による原因だけではなく年齢があがるにしたがって血管や神経に障害が起こることもあり、EDになる可能性が高くなります。
血管や神経に問題が起こり、動脈硬化などが起こればEDを引き起こす原因になってしまいます。

生活習慣病

生活習慣病によってもEDが起こる可能性があります。
糖尿病や高血圧などといった生活習慣病は、病気が発端となり血管や神経に悪影響を及ぼします。

血液の循環が悪くなり、陰茎の動脈が阻害されると正常な勃起が起こらなくなりEDになる可能性が高くなります。

また生活習慣病によって、血管が動脈硬化を起こすとこともあるので注意が必要です。

薬剤による副作用

心理的・生理的な問題以外にも服用している薬によってEDの原因になる場合があります。

抗うつ薬や抗精神病薬などの神経に作用する薬や、降圧剤や血管拡張剤などの血液循環に作用する薬でも副作用としてEDが現われることがあります。

また、解熱剤や消炎鎮痛薬をはじめ一般的に風邪などで服用する薬でも神経に作用するためEDになることが考えられます。

【不妊改善】EDの治療法とは?

もしパートナーがEDになっていたら不妊になることもあり、一刻もはやく治療にかかりたいですよね。
具体的にEDはどんな治療法があるのかご紹介します。

薬による治療

EDの治療法は内服によるものが一般的になっています。
よく聞くものとしては、バイアグラが有名ですね。

医療機関であっても、EDと診断された場合には内服による治療を行いバイアグラをはじめ現在3種類のED治療薬があります。

30分以内に効果が発揮できるという即効性があるものや持続性が高いものなど、薬によって違いがあるため選択肢があるのがEDの内服治療の特徴です。

ICI治療法

ICI治療法は陰茎海綿体注射といって、陰茎海綿体に血管作動薬を注射で注入する治療法です。

EDの内服薬は他の医薬品を服用している人や心臓などに疾患がある人は服用できないため、内服治療ができない人にも行われる治療法です。

ICI治療法は治療後数分で勃起が起こるほど即効性がありますが、持続性は2~3時間とあまり長くはないというデメリットもあります。

陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具を使用した治療法は、専用の器具を使用して物理的に勃起状態にさせるものです。

器具の筒の中に陰茎を挿入し陰圧状態にすることで、陰茎に血液が集まり勃起が引き起こされます。
その状態を維持するために陰茎基部にゴムバンドを巻いて血液を停留させた状態にします。

簡単な方法で自宅でも手軽に行える治療法にもかかわらず、9割という高い確率で成功することも陰圧式勃起補助器具のメリットの一つです。

EDは食生活で改善することも可能!

前述のようにEDにはいくつかの治療法があり薬などによっても治療ができ不妊を回避することができますが、セルフケアとして食生活によっても改善させることができます。

血管や神経の阻害によってEDが引き起こされるということからも、血管に悪影響を及ぼす高カロリー・高食塩・高脂肪の食事は控えなければいけません。
それに加え、血液をサラサラにすると言われる食材の摂取がオススメです。

さらに肉ではなく野菜や魚を中心とした食事にすることもEDの改善や予防に効果があると言えます。

また男性ホルモンの欠乏を防ぐためにも、牡蠣などの亜鉛を含む食べ物を摂り入れることもポイントです。

EDに悪影響?!喫煙・飲酒は控えるべき?

禁煙

食事でもEDの改善が可能だということがわかりましたが、日常生活にはまだ気をつけるべきことがあります。
飲酒や喫煙など一般的に健康に悪影響を与えるとされるものは、EDにも悪影響を及ぼします。

喫煙について

喫煙はEDに悪影響を与えます。
大きな原因として、喫煙すると血流が悪くなり陰茎の血管にも異常が生じるため勃起が起こりにくくなることが挙げられます。

喫煙者と非喫煙者を比較すると、喫煙者が約1.5倍EDになっているというデータもあるぐらいです。

また、タバコに含まれる有害物質の一つ一酸化炭素は血中のヘモグロビンと結びつくため酸素の運搬を阻害します。

その結果、血液がドロドロになって動脈硬化につながる危険性があると言われていて血行が滞ることでEDになりやすくなります。

飲酒について

適度な飲酒は問題がありませんが、過度な飲酒はEDになる原因を作ってしまいます。

過度な飲酒は中枢神経に影響を及ぼし、正常な勃起が起こらなくなるためEDにつながります。

また習慣的に過度な飲酒を継続していると、高血圧や動脈硬化などの原因にもなるためEDになる可能性を高めてしまうのです。

【不妊症解決】EDでも妊娠は可能!その方法とは?

EDが間接的でも不妊につながることは間違いありませんが、EDだからといって妊娠できないということはありません。
EDによる不妊を解決するための方法をご紹介します。

【方法1】人工授精

人工授精は自然妊娠が難しいと判断された場合の次の段階に行われるもので、精子を採取し女性の子宮の中に人工的に注入する方法です。

男性がEDであっても自身で射精できる程の症状であれば、精子を自分で採取することができるため人工授精が可能です。

女性の排卵日を確認した上で、排卵から24時間以内に人工授精を行います。
自宅か病院で予め採取した精子をチューブを使って子宮に注し、人工受精から14日後に妊娠判定を行います。

【方法2】体外受精

人工授精よりもう一歩踏み込んだ方法が体外受精です。
名前のとおり体外で受精させるもので、人工授精では精子を子宮内に注入しますが、体外受精は受精卵を子宮内に戻す方法です。

ですから男性の精子の採取はもちろん、女性側も予め子宮から卵子を採取する必要があります。

採取した精子と卵子を受精させ培養させたのち、再度子宮内に戻して着床を促します。

【方法3】顕微受精

顕微授精は体外受精と同じく精子と卵子を予め採取して、体外で受精させたのち子宮内に再度戻す方法です。

体外で受精させるということでは同じものですが、精子と卵子を受精させる方法によって体外受精と顕微受精に分けられています。

体外受精では卵子に精子を振りかけることで自然に受精させます。
一方顕微授精では質の良い精子を選定し、顕微鏡を使って卵子の中に精子を注入して受精させます。
受精させたあとは、培養後子宮内に戻します。

【気になる!】ED治療に保険はきくの?

治療をする時、気になるのは治療にかかる費用ですよね。
EDには保険が適用されるのでしょうか。

基本的に保険は重篤な病気につながる危険のある症状に適用されるものであり、EDはそういう意味では命に関わる問題ではないため保険適用外になっています。

ただしEDの原因にも様々なものがあるため、生活習慣病や動脈硬化などが原因で起きているEDの場合は病気の治療の一環としては保険が適用されます。
ED治療自体というよりは、元となる病気によっては保険が適用になることがあるということです。

EDでも諦めないで!男性不妊治療で妊娠につなげよう!

いかがでしたか。
パートナーがEDでも妊娠できるのか、ということを解説しました。

当然ながらEDであれば妊娠するのは難しくなります。
でも、EDだから不妊を解消することができないということではないので諦める必要はありません。

むしろ、EDだけが原因の場合は原因を正しく把握して根本から治療することで不妊が改善する可能性が高いと言えます。

また現代では不妊症を解消する方法もありますから、希望を持って妊娠につなげましょう。

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