不妊症の改善に漢方が効果的!?【オススメの漢方と注意点】

不妊症に漢方が効くって本当?

OKを出す妊婦さん

不妊症の治療法には色々なものがありますが、中でも漢方に注目が集まっているのを知っていますか?
今回は漢方が不妊治療にどのような効果があるのかを詳しくご説明していくことにしますね。
注意点も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

そもそも漢方薬ってどんなもの?

ドラッグストア

漢方薬とは中国を起源とする東洋医学のひとつです。
自然界の植物や鉱物などの力を引き出すことで医療に活かしていて、病気を「治す」というよりは自然の形に「戻す」ということを目指しているのが漢方医学の考え方です。
詳しいメカニズムが解明されていないところも多くあるのですが、何千年という長い間試行錯誤を繰り返され確立されていますので、今は一般的な病院でも漢方薬の力を取り入れているところも増えてきているんですよ。

漢方医学からみた不妊症改善のためにすべきこと

美肌な女性

自然の状態に戻すという考え方をする漢方医学。
不妊症改善のためには具体的にどういったことを目指していくのでしょうか。

自分の体質を理解する!

漢方医学で不妊症を考える時にまず必要なのが、体質を理解するということです。

人はそれぞれ様々な体質を持っています。
例えば冷え性だったりそうでなかったり、アレルギーがある人とない人、それぞれにおいて治療法は変わってきますよね。
不妊症にも同じことが言えます。
不妊症を治すという目的は同じでも、体質によってアプローチの方法は変わってくるということなんですね。

気と血のバランスを整える!

漢方医学では人間の体は「気」「血」「水」という3つの要素で構成されていると考えられています。
病気が引き起こされるのはこれらのバランスが狂うから…というのが漢方医学の考え方で、体全体のバランスを整えることで不調を改善に向かわせるのが漢方の治療法になります。
不妊症の治療で特に大事なのが気と血で、このバランスを整えることで体が正常に戻り、不妊症改善に向かうと言われているんですよ。

腎を強くする!

五臓六腑という言葉がありますが、これも漢方医学から出てきた考え方です。
中でも不妊治療に大事なのが五臓の中の「腎」という要素。
腎というと腎臓を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、腎臓以外にも子宮や卵巣の機能にも関わっているとされていて、腎を強くすることは不妊治療へ向けて大きな一歩になると言われています。

不妊症改善のために処方される漢方薬

お医者さんと妊婦さん

それでは漢方医学を用いて不妊治療を行う場合、どういった薬の処方があるのでしょうか。
代表的な漢方薬をご紹介します。

気虚

気虚は気がない状態という字を書きますが、先ほどご紹介した「気・血・水」のうち、気のエネルギーが落ちた状態で、「体の元気がない状態」を指します。

これを改善するためには「気」を持った成分を取り入れるのが良いとされていて、漢方薬としては人参(にんじん)や黄耆(おうぎ)といった成分を配合したものを処方されることが多いようです。

血虚

血虚は血のエネルギーが落ちている状態で、体全体のパワーがないことに加え、血の栄養不足なども伴っていると言われています、
そう考えると不妊治療にかなり大切なことがわかりますね。

血虚を改善するためには十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)や加味帰脾湯(かみきひとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)といった漢方薬が処方されます。

気滞

気滞も字の通り、気が滞った状態を指します。
先ほど気虚という症状をご紹介しましたが、体の中に気があっても全身をしっかり巡らないと体の状態が悪くなり不妊につながってしまうことがあるんですよ。

気滞を改善する漢方薬には逍遥丸(せいかしょうようがん)、開気丸(かいきがん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などがあります。

瘀血

瘀血は血滞っている状態のこと。
血虚に対して、血があっても全身の巡りが悪い場合に瘀血となります。
こちらも不妊症改善には大切なキーワードですよ。

瘀血改善のための漢方薬としては丹参散(たんじんさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)といったものがあります。

腎虚

腎虚は先ほどご紹介した「腎」が低下した状態です。
子宮や卵巣の働きに関わっていることから、腎虚の改善も不妊治療には欠かせません。

腎虚改善のための漢方薬には八味丸(金匱腎気丸)、海馬補腎丸(かいまほじんがん)、至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)、独歩丸(どっぽがん)などがあります。

漢方薬に副作用はないの?

女性

漢方薬は自然由来の成分で構成されていることから副作用の可能性が低いと思われていることが多いですよね。

確かに漢方薬は正しく使えば副作用はほぼないと言われています。
ただしこれはあくまでも「正しく使った」場合。
副作用の可能性が低く効果が高いからと言って、一度にたくさん服用したりすれば体に悪影響がある可能性はゼロではありません。

不妊治療に漢方を使う場合は、お医者さんの指示をしっかり守るようにしてくださいね。

漢方薬はどこで手に入るの?

OKを出す女医さん

漢方薬はお医者さんに処方を受ける以外にも、ドラッグストアなどで比較的手軽に入手できることがあります。
また、希少な漢方薬もインターネットなどの通販で販売されていることもあり、ただ手に入れるだけならそれほど難しくないかもしれません。

ただ先ほどもご紹介した通り、漢方薬も使い方を間違えれば体に悪影響がある場合もあります。
それを考えると、漢方薬はお医者さんからの処方を受けるのが一番安全と言えるんですよ。

安全に不妊治療を行うためにも、ぜひお医者さんから処方を受けましょう!

漢方薬は保険適用される?

ここで気になるのが漢方薬に保険適用があるかどうかですが、一般的に、市販や通販などで漢方薬を入手する場合には保険適用がありません。
ですがお医者さんの処方を受ける場合は保険が適用されることが多いですので、こうした面でも漢方薬は病院で処方を受けるのがオススメです。

ただ、お薬によっては保険適用外になるものもあるかもしれませんので、詳しくは事前にお医者さんに確認しておいてくださいね。

漢方薬で妊娠しやすい体に改善!

漢方薬による不妊治療について、いかがだったでしょうか。

不妊治療のために漢方を使うという考え方も、最近はかなり浸透してきたように思います。
ですがいくら安全な治療法でも使い方を間違えば不妊治療に悪影響が出てしまいますから、ぜひお医者さんの指示を守って正しく不妊治療を行うようにしてくださいね。

漢方の力を味方につけて、妊娠しやすい体に改善していきましょう!