イブプロフェンが男性不妊の原因に!?【市販の鎮痛薬には要注意】

市販の鎮痛薬が男性不妊を招いていた?

様々な理由から、痛み止めとして市販の鎮痛薬を使用している男性も多いと思います。
でも、「妊活中に鎮痛薬を使用するのは避けた方がいい」ということをご存知でしょうか?

実は、市販の鎮痛薬の多くに含まれているイブプロフェンという成分が、男性の不妊症を招いているという研究結果があるんです!

いったいなぜそのような研究結果が発表されたのか。
今回は、男性不妊とイブプロフェンの関係を、研究結果を参考に検証していきます。

男性不妊ってなに?原因と症状を解説

皆さんは、男性不妊症というものがどんなものか知っていますか?
「なんとなくしか…」という人のために、まずは、男性不妊症とは何なのかを見ていきましょう。

男性不妊の症状にはどんなものがある?

男性不妊の症状の約90%は造精機能障害だと言われています。
精子を作る段階で問題が生じ、うまく精子がつくれない状態になる症状で、主に「無精子症・乏精子症・精子無力症」
と言うものがあります。

また、造精機能障害とは違いますが、他にも
「精索静脈瘤・閉塞性夢精症・先天性生還欠損・膿盛液症・無精液症・逆行性射精・勃起不全(ED)・膣内射精障害」
という症状があります。

男性の不妊症には様々な症状があることがわかりますね。

男性の主な不妊症の原因って?

男性の不妊症の要因として先天性ものと後天性のものがあります。

先天性の場合、様々な遺伝的な要因や発育中に受けた影響から、性機能不全になり、性的欲求や興奮の減退、勃起不全等の症状に陥ってしまいます。
後天性の場合は、主に
「ストレス、アルコール、喫煙、肥満、糖尿病、病気や薬の影響、精巣の損傷等」
が原因として考えられます。

イブプロフェンが男性不妊の原因に!

葉酸サプリ鎮痛薬の成分としてよく見るイブプロフェン。
この成分が実は男性の不妊症を誘発していると言う研究結果が発表されました。

フランスとデンマークの研究チームが、研究結果をアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に2018年1月8日付で発表しており、鎮痛薬の成分として使用されているイブプロフェンが男性の生殖機能を低下させると結論付けています。

研究では、イブプロフェンを服用した18〜35歳の男性に服用させ経過をみるもので、総じて皆14日以内に睾丸機能不全の兆候が確認されていました。

イブプロフェンを服用した男性は14日以内に、黄体形成ホルモン(下垂体から分泌され、睾丸を刺激して男性ホルモンのテストステロンを生成する)が、血中を巡回するイブプロフェンの濃度と同調するようになった。同時に、黄体形成ホルモンに対するテストステロンの割合が減少する睾丸機能不全の兆候が確認された。

出典:CNN.co.jp : 鎮痛薬のイブプロフェン、男性不妊に関係か – (1/2)

鎮痛薬で引き起こった男性不妊はどうしたら治る?

RISK鎮痛薬を飲んでいるから不妊症が治らないというわけではありません。
年齢が若く、イブプロフェンの服用が短期間であれば、影響が出ても確実に元の状態に戻ると今回の研究に携わった研究者が解説しています。

ですが、高齢の男性や普段から長期間イブプロフェンを服用している人の場合は、確実に元の状態に戻るかどうかは分からないと言うのが現状です。

妊活を控えている男性は、イブプロフェンの服用を早めに控えたほうがいいでしょう。

市販薬には注意して妊活に取り組もう!

いかがでしたか?
今回、鎮痛薬のイブプロフェンという成分に着目して見てきましたが、多くの研究者によれば、ほとんどの医薬品は、男性の生殖機能に及ぼす影響を調べずに流通してしまっているケースが多いようです。
知らず知らずのうちに不妊症になっていた!なんてことが無いとは言えない状況ですから、妊活中は特に気を付けた方が良いでしょう。

今、あなたが飲んでいる薬は大丈夫ですか?
赤ちゃんを授かるための努力の一環として、妊活中は服用する薬にも注意するようにしましょう。