青汁で葉酸を摂る人が急増!その秘密に迫る!
葉酸は私たちの健康に欠かせない栄養ですが、最近、「青汁」で葉酸を摂る妊婦さんが増えています。青汁にはどれぐらいの葉酸が含まれているのか、どれぐらい飲めばいいのかなど、ちょっと気になりますよね。
そこで今回は、青汁に含まれる葉酸の効果や、妊娠中に青汁から葉酸を摂取する場合のポイントなどについて、詳しくご紹介していきます。
妊娠中に葉酸を摂ると得られる3つの効果とは?
「葉酸」とは、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。遺伝子を複製することを助ける作用があることから、美容と美容のために葉酸サプリを積極的に摂る女性も増えているのですが、妊娠中に葉酸を摂取すると、次のような3つの素晴らしい効果が期待できます。
①母乳の質がよくなる
葉酸とビタミンB12はともに新しい血液を作る効果があるため、妊娠中に積極的に摂取すると母体の血液が増えて貧血を予防し、身体を健やかに保ってくれます。赤ちゃんに与える母乳は血液から作られますから、健康な血液が増えることで赤ちゃんに与える母乳の質が良くなる効果が期待できます。
②胎児の神経管閉鎖障害の予防効果
葉酸には正常な細胞分裂を助け、新しい健康な細胞を作る働きがあります。葉酸が母体に不足すると胎児の神経や体の形成がスムーズに進まず、赤ちゃんに無脳症や二分脊椎などの先天性の神経管閉鎖障害が起きるリスクが高くなりますが、妊娠初期に積極的に葉酸サプリをとることで、こういったリスクを軽減することができます。
③子供が自閉症になるリスクを低下させる
自閉症の発症メカニズムはまだ医学的に解明されていないのですが、胎児期の環境要因や、活性酸素のダメージが影響を与えていることがわかっています。妊娠中に葉酸を積極的に摂取すると活性酸素などのダメージにも強い健康な体を作ることができ、自閉症の発症リスクを減らす効果が期待できます。
妊娠中に青汁から葉酸を摂るメリットとは?
葉酸はほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれていますが、調理中の加熱で壊れてしまったり、水に流出してしまったりと、摂取のしにくい栄養です。そのてん葉酸を含む野菜をミックスして作る青汁は栄養の損失がなく、葉酸を含めてさまざまな栄養をコップ1杯でしっかり摂取できます。
妊娠中はつわりなどで栄養や水分が摂りにくく、母体に大きな負担がかかってしまうのですが、青汁には体の調子を整える豊食物繊維やクロロフィルが豊富に含まれているので、妊娠中の栄養補給におすすめです。
【厳選】妊娠中に飲みたい青汁オススメ3選!
健康ブームということもあって、ネット通販やスーパーなどでさまざまな青汁を購入することができます。葉酸をはじめとする栄養が豊富で、妊娠中でも安心して飲める青汁を3つご紹介しますので、青汁選びの参考にしてくださいね。
①【第一位】日本初の青汁『藍(あい)の青汁』
「藍の青汁」は純藍株式会社がネット通販限定で販売している青汁で、なんと染物に使う「藍」を、日本で初めて原料にして作られているんですよ。これまであまり注目されてはいませんでしたが、藍はケールや明日葉を凌ぐほど栄養豊富な植物で、藍の青汁1スティックを水に溶かして飲めば、1杯で葉酸などの栄養を含んだ1日の野菜量350gが摂取できます。
②【第二位】ママと赤ちゃんのことを考えて作られた『美力青汁』
株式会社ミッシーリストが通販限定で販売している「美力青汁」は、妊娠中の女性のために作られた青汁です。1スティックを水に溶かした青汁からは、吸収率の良いものグルタミン酸型の葉酸0.20mg(200μg)をしっかり摂取することができますし、妊娠中に欠かせない鉄分などの栄養も、豊富に配合されています。
③【第三位】有機野菜100%『やわたのおいしい青汁』
さまざまな健康食品やサプリメントを販売している八幡物産株式会社、「やわたのおいしい青汁」も妊婦さんにおすすめの青汁です。原料には国産の有機野菜だけを使い、1包で葉酸0.076mg(76μg)を始め、50種類もの栄養を摂取できます。飲み口はサラサラとして飲みやすいと評判なので、妊娠中の栄養補給にもってこいですよ。
妊婦が一日に摂取したい葉酸の量はどのくらい?
妊娠中に特に葉酸を必要とする時期は、妊娠初期です。胎児の脳や神経系が形成される妊娠2ヶ月(妊娠第5週)から4ヶ月(妊娠第15週)頃は通常の2倍、1日に0.48mg(480μg)の葉酸をしっかり摂取することを心掛けましょう。
中期以降は1日あたり0.24mg(240μg)を目安に葉酸を摂取していけばよいのですが、葉酸は継続して摂ることで健康効果を発揮する栄養です。妊娠中から授乳期まで、継続して葉酸を摂っていきたいですね。
妊婦が青汁で葉酸を摂る際に注意したいこと
妊娠中はさまざまな負担で体が過敏になっていますし、赤ちゃんへの影響もありますので、食べ物・飲み物は慎重に選びたいものですね。健康食品である青汁であっても、同じです。できるだけ食品添加物の少ない、国内の安全基準で製造された、国産青汁を選びましょう。
青汁の飲み方も大事です。特に葉酸はで1日に1mg(1000μg)以上を摂取すると食欲不振や吐き気、むくみや不眠などの悪影響が出るリスクがありますから、青汁は適量を守って、安全に飲んでくださいね。
青汁プラスαで葉酸を摂りたい方はサプリがおすすすめ!
かさばる野菜をギュッと閉じ込め、しかも自宅の料理では実現できないほど数多くの野菜の栄養を集めた青汁は、妊娠中の葉酸摂取に効果的な飲み物です。ですが、味などに抵抗がある人も多いですよね。そんな時は、葉酸サプリを併用しましょう。
葉酸サプリに含まれる葉酸は、身体への吸収率の良い「ものグルタミン酸型」葉酸です。サプリメントであれば味の抵抗などはなく、無理なく青汁だけでは足りない葉酸をしっかり補給できますよ。
青汁+サプリで抜かりなく葉酸を摂取しよう!
妊娠中の体は多くの葉酸を必要としていますが、つわりなどで食べ物の嗜好が変わってしまうと、思うように食事も進みません。疲労も多くて、食事作りも大変な時期ですが、赤ちゃんのためにも栄養摂取は欠かせません。そんな時こそ1杯の青汁と葉酸サプリで、美味しく確実に葉酸を摂取していきましょう。