妊娠中の葉酸摂取は免疫力をアップさせるって本当?

葉酸には免疫力をあげる効果がある…?

妊婦さん

妊娠中に特に注目される栄養素、葉酸。
実はこれには、免疫力をあげる効果もあることが分かっています。
つまり、胎児の健康のためだけでなく、母親の健康を維持するためにも重要な栄養素なのですね。

特に妊娠中は、免疫力が低下しやすく、感染症などのリスクが高まることも知られています。
そんな妊娠中の免疫力低下に対抗するためにも、葉酸の摂取を意識してみましょう。

そもそも妊娠中に免疫力が下がるのはなぜ?

頭痛・めまい(女性)

妊娠中には、ホルモンバランスの乱れにより、免疫力が低下しやすくなると言われています。
また、妊娠中は身体の大きな変化があるため、ストレスを感じやすいですね。
このストレスも、免疫力低下の原因となります。

さらに、妊娠すると細胞性免疫が低下することも分かっています。
細胞性免疫は病原菌やウイルスなどを排除する働きを担っています。
これが低下することで、病気にかかりやすくなったり、重症化しやすくなってしまうのです。

こんな時は免疫力が下がってるかも

若い妊婦さん
免疫力の低下というのは、目に見えて分かるものではありません。
そのため、体の状態をよく確認しながら、免疫力が下がっていないかどうか注意していくことが大切です。

なんとなく体調がいつもと違う時には、免疫力の低下を疑ってください。
そして、免疫力を高める働きのある葉酸の摂取をはじめ、効果的な対策を行っていきましょう。

①体の冷えを感じる

女性の多くが抱えるお悩み、「体の冷え」。
これを感じてしまう時には、免疫力が低下していることが考えられます。
女性は筋肉量が少ないため、どうしても血行が悪くなりやすく、体が冷えやすいですね。

そんな体の冷えを感じる時には、白血球の働きが低下していることが考えられます。
白血球は免疫に大きく関係していますので、体の冷えを解消して、白血球の働きを向上させることが大切です。

②肌が荒れてる

免疫力というのは、体の病気を予防するだけの働きをしているわけではありません。
お肌を健やかに整えるために、重要な働きをしているバリア機能もまた、免疫力が関係しているのです。

そのため、体の免疫力が低下してしまうと、お肌のバリア機能も低下してしまいます。
その結果、吹き出物ができやすくなったり、肌荒れが起こったりしやすくなるのです。
肌荒れが起こっている場合には、スキンケアで対策するだけでなく、体の内側から免疫力アップをすることも大切ですね。

③下痢や便秘になる

免疫細胞は、その70%が腸内細菌により作られていると言われています。
そのため、腸内細菌のバランスが乱れてしまうと、免疫力も低下しやすくなるのです。

下痢や便秘が起こるということは、腸内細菌の状態が悪化していると考えられます。
下痢、便秘のいずれか、あるいは両方が起こっている時には、特に注意して免疫力アップに努めることが大切ですね。

葉酸によって免疫力が上がるメカニズム

野菜ジュース

免疫力の低下が起こっている時には、葉酸の積極的な摂取がおすすめです。
では、具体的にはどのようなメカニズムで、葉酸が免疫力アップに役立ってくれるのでしょうか?

葉酸という栄養素の特徴と、葉酸がもたらす免疫力に対する嬉しい効果についてチェックしてみましょう。

①粘膜や免疫細胞を強化

葉酸には、粘膜や免疫細胞を強化してくれる効果が期待できます。
葉酸という栄養素は、タンパク質を合成する働きを持っています。

粘膜や免疫細胞は、主にタンパク質からできています。
そのため、タンパク質の合成を助ける葉酸を摂取することで、これらの部分が強化されるというわけです。

粘膜や免疫細胞は、体を病気から守る、とても大切なところです。
これをしっかり強化してくれる葉酸は、免疫力を高めるために、大変心強い味方になってくれますね。

②基礎体温が上がる

体温が1℃低下してしまうと、なんと免疫力は30%も低下すると言われています。
つまり、基礎体温を上げることができれば、免疫力を高めることが可能になるということなのです。

葉酸は造血のビタミンとも言われており、血流を良くする働きが期待できます。
血液の巡りが良くなれば、基礎体温を上昇させることもできます。
その結果、免疫力を高めることに繋がるというわけですね。

ただし、葉酸の摂りすぎは免疫力を下げる!?

バツをする妊婦さん
葉酸の適度な摂取は免疫力アップに効果的です。
ですが、葉酸の過剰摂取は逆効果になってしまうことが分かっています。

人工的に合成された葉酸を過剰摂取し続けると、ウイルスや癌と闘うための免疫力が衰える、という研究結果が出ています。
どんなに体に良いものでも、過剰な摂取は体に悪影響を与えます。
葉酸も、摂取目安量をしっかり守って摂り入れるようにしましょう。

葉酸以外に行うといい妊娠中の免疫力アップ方法

野菜を調理する妊婦さん

妊娠中に病気に負けない体を作るために、免疫力をアップさせる方法は葉酸だけではありません。
葉酸の摂取以外にも、免疫力アップに役立つ方法をどんどん取り入れてみましょう。

いろいろな方法を組み合わせることで、より効果的に免疫力を高め、健やかなマタニティ生活に役立てることができるのです。

①手洗いうがいをしっかり

感染症予防の基本中の基本と言えば、手洗い・うがいです。
外出先から帰宅したら、必ず手洗い・うがいを行うよう、習慣づけていきましょう。

特に人ごみに出かけた時などには、たくさんの病原菌やウイルスが付着している可能性があります。
帰宅後はまず、洗面所に向かって手洗い・うがいを行うこと。
そんな簡単な習慣だけでも、感染症の予防には嬉しい効果が期待できるのです。

②栄養バランスを意識する

人が必要としている栄養は、葉酸だけではありません。
葉酸の摂取を意識しながら、同時に栄養バランスを意識した、健康的な食生活を送るように心がけましょう。

葉酸ばかりを意識した食事をしてしまうと、バランスが偏ってしまう恐れがあります。
野菜だけでなく、お肉やお魚、豆類、海藻類など、いろいろな食品群を食事に取り入れていくことが大切ですね。

③しっかり睡眠をとる

疲れた時でも、しっかり睡眠をとれば体は回復しますよね。
睡眠というのは、それだけ体の機能を回復させる優れた働きを担っているものなのです。

できるだけ早寝・早起きを心がけ、質の良い睡眠をしっかりととること。
これを心がけていくことでも、免疫力を高めることができます。
特に妊娠中は、無理せず、疲れを感じた時には早めに眠ってしまいましょう。

葉酸を正しく摂取して免疫力をつけましょう

妊婦の心強い味方となってくれる栄養素、葉酸。
妊娠中にかかりやすくなる、様々な病気から体を守るためにも、ぜひ積極的に摂取したいですね。

妊婦の葉酸推奨量は1日あたり400μgです。
これ以上の量になると、葉酸の過剰摂取となり、免疫力を低下させてしまう恐れもあります。
正しい量や摂取方法を守り、葉酸を上手に摂り入れながら、免疫力アップを目指しましょう!

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