妊娠中の橋本病患者は葉酸は飲むべきでない!?【噂の真実を徹底検証】

妊娠中の橋本病患者は葉酸は飲むのはNG!?

私たちの体はさまざまなホルモンによって健康を保っていますが、この分泌に乱れが出てしまう病気がいくつかあります。その一つが「橋本病」と呼ばれる病気。この疾患を持病に持っている女性は、妊娠中に葉酸サプリを摂取してもいいのでしょうか?

今回は橋本病の症状や、葉酸の果たす役割について解説していきます。あわせて妊娠中の葉酸摂取のポイントについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

橋本病とは?

「橋本病」とは、甲状腺ホルモンの分泌量が低下する女性に多い病気で、「甲状腺機能低下症」とも呼ばれています。甲状腺ホルモンは神経細胞の働きや、ナトリウム濃度のバランスを調節する役割を担っているホルモン。

喉仏の下あたりにある甲状腺という組織から分泌されていますが、分泌量が低下すると次のような症状が引き起こされます。

  • 記憶障害
  • むくみ
  • 疲労
  • 便秘

妊娠中の橋本病患者は葉酸ではなくてヨウ素に注意!

妊婦さん

橋本病発症のメカニズムはまだ完全には解明されていないのですが、自己免疫系に何らかのトラブルが起きて、甲状腺に慢性の炎症が起きると考えられています。その原因の一つが、葉酸サプリにも含まれているヨウ素というミネラル。

妊娠中はもともと自己免疫系の疾患を発症しやすく、葉酸サプリを過剰摂取してしまうと橋本病の発症リスクが増大するといわれています。ですが、葉酸自体は発症の引き金となるものではありません。

妊娠中の橋本病患者が摂取してもいいヨウ素の量

日本人は海藻を良く食べるお国柄から、ヨウ素の摂取量が多い民族。ヨウ素は皮膚からも取り入れられるので、日本人の大部分は厚生労働省が推奨する摂取目安0.13mg(130μg)を超えて、葉酸を摂取しているといわれています。

ヨウ素は体に欠かせない栄養素ではありますが、過剰摂取をすると橋本病を始めとする甲状腺に関係する病気の原因となるほか、次のような健康被害の原因になりますので、妊娠時は0.5mg(500μg)、非妊娠時は0.3mg(300μg)の摂取上限を超えないように気を付けましょう。

  • 体重の急激な減少
  • 頻脈
  • 筋力低下
  • 皮膚熱感

ヨウ素を多く含む食材は?

ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成にかかわる栄養で、不足すると脳や神経系の働きや悪くなり、成長発達異常などが起きるリスクがあります。ヨウ素は次のような食材から摂ることができますのでコンスタントに、かつ必要以上に多く食べすぎないように摂取していきましょう。

海藻類

ヨウ素は海の海水に豊富に溶け込んでいる成分。海ではぐくまれた次のような海藻類や、海藻から作られる加工品などから摂取することができます。

  • 昆布
  • ひじき
  • わかめ
  • のり
  • 寒天やみつ豆等
  • ところてん
  • もずく  など

昆布エキス・調味料

ヨウ素は海藻本体を食べるだけでなく、昆布などを使った出汁にも含まれています。そのため海藻から作られる昆布エキスなどの複合調味料や合わせ調味料、海藻からの旨味を利用し手作られた醤油やみそなど、日常的に食事作りに使っている調味料からも、ヨウ素を摂取しているのです。

飲料水

海藻は「食べる物」と思い込んでいる人も多いのですが、海藻から抽出される昆布エキスや海藻エキスは旨味のモト。最近は調味料に使われるだけでなく、昆布茶あ十六茶、スポーツ飲料やカロリーメイトドリンクなど、さまざまな飲み物にも加工されています。ヨウ素の摂取量に特に注意が必要な橋本病を持病に持っている女性の場合は、飲み物を購入するときも成分表示を気を付けて確認してみてください。

妊娠中の橋本病患者は葉酸摂取が必須!

飲み物を飲む女性

橋本病の持病を持つ女性の場合が妊娠して気になるのは、妊娠初期にすすめられる葉酸サプリでしょう。確かにさまざまな栄養が摂れる葉酸サプリにはヨウ素が含まれている商品が多いので、サプリの過剰摂取などの間違った方法での服用を絶対してはいけません。

ただし、葉酸自体は甲状腺の機能が低下しているときは需要が高い栄養素。ママの体の健康維持だけでなく、胎児の健全な育成には欠かせない成分なので、過剰摂取にリュいしながらしっかり葉酸を摂ることを意識しましょう。

効率よく葉酸を摂取するには?

ビタミンB群に属する葉酸は緑黄色野菜やレバーなどに含まれていますが、水溶性ビタミンなので水で洗う時に流れ出て失われてしまったり、調理加熱での損失が大きかったりで、効率よく摂りにくい栄養素。より葉酸を必要とする妊娠中は葉酸サプリを使った方が効率的なのですが、おすすめなのはベルタ葉酸サプリです。

ベルタ葉酸サプリはさまざまな栄養をバランスよく配合していて、27種類のビタミン・ミネラルとしてヨウ素が含まれているものの、ごく微量にすぎません。用法・用量を守っていれば、甲状腺にかかわる病気が心配される女性でも安全に服用できます。

必要な栄養を摂取して、母子ともに健康に!

橋本病のようにホルモンや自己免疫系にかかわる疾患を持病に持っていると、妊娠中の不安は大きいかもしれません。ですが、栄養はママの体を健やかに保ち、赤ちゃんを大きく育てる大事なもの。バランスよく良質な栄養をたっぷりと摂取して、妊娠期間中を健康に乗り切りましょう。