葉酸とアルコールの相性は最悪!葉酸を摂りたい人が気をつけること

アルコールと葉酸の相性は最悪!

肌荒れを機にする妊婦さん

葉酸は私たちの体の中で、新しい細胞や血液を作り出す重要な役割を担っている栄養。美容と健康のために、女性を中心に葉酸サプリを飲む人が増えているのですが、この葉酸、お酒などのアルコール類ととっても相性が悪いって、知っていましたか?

こちらでは葉酸とアルコールについての関係を解説しながら、効率よく葉酸を摂取する方法などについてご紹介していきます。

アルコールは葉酸の吸収を妨げる

バツを持つ女性

葉酸とアルコールの相性が悪いと言われるのは、アルコールは体が葉酸を吸収しようとするのを邪魔してしまうからです。葉酸はビタミンB12とともに新しい血液を作り出し、血中の危険因子であるホモステインを抑制して動脈硬化を防ぐ効果があるのですが、アルコールの代謝は肝臓に負担をかけて、体が葉酸を吸収できなくなってしまいます。

そればかりか、アルコールには持ち前の利尿作用で尿をたくさん作り出し、せっかく摂った葉酸を尿としてどんどん体外に排出してしまうのです。

アルコール性肝障害になると葉酸不足にもなる?

頭痛・めまい(女性)

私たちがアルコールを飲むと気分が高揚し、心地よい感覚を味わうことができるのは、アルコールが脳を麻痺させてしまうからです。そのままでは身体機能を司る部分まで機能が低下してしまうので、私たちの肝臓は盛んにアルコールを分解するのですが、アルコールの分解は肝臓にダメージを与え、アルコール肝障害などの病気を引き起こします。

肝臓はアルコールなどの有害物質を分解して無害化する役割を担っているだけでなく、脂溶性のビタミン類を蓄えを担っているのですが、アルコール肝障害になるとこの機能まで低下して葉酸不足を引き起こします。その結果、貧血や動脈硬化などの危険な病気を招くきっかけにもなるのです。

そもそも妊娠中のアルコールはNG!

ビールで酔い潰れる女性

葉酸は幅広い年代の男女が必要とする栄養ですが、特に必要とするのは、妊娠初期の女性です。胎児の脳や神経系が形成される妊娠初期に葉酸が不足すると、正常な細胞分裂が阻害されて胎児に無脳症や二分脊椎などの先天性の神経管閉鎖障害が起きるリスクが高くなるからなのですが、アルコールはこういった大事な時期の葉酸欠乏も招いてしまいます。

適度に飲めば「百薬の長」と言われるアルコールも、母体と胎児と2人分の葉酸を摂取する妊娠初期には、百害あって一利なしです。妊娠中に母体が大量のアルコールを摂取すると胎児にも影響を及ぼし、次のような危険なリスクを引き起こします。

  • 顔面や頭蓋骨の奇形
  • 低体重
  • 学習や記憶力にかかわる中枢神経系の障害

大事な葉酸を失わないためにも、妊娠に気がついたらアルコールを控えることを心掛けましょう。

どうしても飲みたい人はごく少量!

ビールを飲む女性

とはいえ、お酒が好きな人にとっての禁酒はストレスが溜りますよね。妊娠中に強いストレスにさらされるのも心身の健康には良くないので、「アルコールは絶対ダメ!」という意識を持つ必要はありません。赤ちゃんを胎内で養っていることを優先させて、アルコールは控えめに抑える我慢をしてみて下さい。

どうしても飲みたい場合はごく少量を、習慣ではない範囲で摂っても、大きな悪影響を招くことはありません。例えば、アルコール度数の軽めのもの選んで、週に1日か2日だけグラス1杯飲むだけであれば、心も体も満足しますよね。アルコールの摂取はビタミンB1などのビタミンの吸収も妨げてしまいがちなので、アルコールはすきっ腹で飲むのではなく、意識してご飯と一緒に食べてアルコールリスクを減らしましょう。

葉酸不足ならサプリメントがオススメ!

妊婦さんとハート
妊娠中にアルコールを摂取したい場合には、少しでも多く葉酸を摂取する必要があります。枝豆や厚揚げ、緑黄色野菜を中心にしたサラダなど、葉酸を豊富に含んだ料理をおつまみにするのも良いのですが、そんな時には葉酸サプリも活用してみて下さい。

食べ物に含まれる天然の葉酸はあまり体への吸収率が良くないのですが、葉酸サプリの大部分は天然の葉酸の吸収率をより高めた、「モノグルタミン酸型葉酸」を配合していますので、アルコールの働きに負けず、効率よく葉酸を摂取することを助けてくれますよ。

アルコールによって、体の中からどれぐらいの葉酸が失われてしまうのかを測定したデータはないのですが、アルコールが体内の葉酸量を減らしてしまうことは、間違いありません。葉酸サプリであれば量のコントロールもしやすいので、妊娠初期はアルコールを控えめにし、1日あたり0.48mg(480μg)の葉酸をサプリでしっかり体に補っていきましょう。

アルコールを控えて葉酸を吸収しよう!

アルコールは体への害ばかりがクローズアップされがちですが、妊娠中の体にはつわりをはじめとするさまざまな不安がのしかかり、メンタル的にもネガティブになってしまいがちです。そんな時にわずかな量のアルコールの力を借りることは、決していけなことではありません。

妊娠中にアルコールを大量に飲むことや習慣的な飲酒が、葉酸欠乏や赤ちゃんへの悪影響を招くことをしっかり理解さえしていれば、妊娠中でもアルコール量のコントロールはしやすいはずです。妊娠中は常識の範囲でアルコールは控えめにして、できるだけ多くの葉酸摂取を心掛けましょう。

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