妊娠初期はお腹がすく?【空腹感との付き合い方】

妊娠初期の空腹は多くの人が体験する

お腹をおさえる女性

妊娠初期のつわりと言えば、「吐き気がしてものが食べられない」というイメージがあります。しかしそれとは逆に、「食べても食べてもどんどんお腹がすいてしまう」という人も大勢いるのです。

一体なぜこうしたことが起こるのでしょうか。またその対処法は?今回は、妊娠初期の空腹の原因などついて詳しく解説していきます。

妊娠初期によくお腹が空いた人の体験談

考え込む女性

最初に、妊娠初期にお腹がすいてたまらないという人の体験談を聞いてみましょう。具体的にどういった風にお腹がすくのでしょうか。

現在妊娠8週です。 つわりというか、とてつもなくお腹が空いて困ってます。 ご飯を食べ始めると、直ぐにお腹が一杯になるのですが30分経つか経たないかくらいですぐに空腹感を感じます。 結局家族と同じ量を休み休み1時間位かけて食べるのですがしばらくすると「はぁ〜お腹が空いた」と感じ、ぐぅーっとなるほどです。

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現在6wですが、2~3日前からそのような症状で困っていました。 私は、空腹過ぎて気持ちが悪くなってしまいます。( ̄Д ̄;;

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只今2人目妊娠中です。 1人目も2人目も気持ち悪いつわりは 一切なく、食べれてました。 現在も進行形です。 ただ本当にすぐお腹空くんですよね…。

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以上が妊娠初期にお腹がすくという人の体験談でした。「お腹がすいて、食べるとすぐ満腹になるけどその直後に空腹になる」という症状のようですね。

とにかくいつもお腹がすいていて、食べないと気分まで悪くなることに悩む人も多いようです。

妊娠初期にお腹がすくのはなぜ?

考える妊婦さん

妊娠初期の空腹の症状は「食べつわり」と呼ばれるものですが、なぜ起こるのでしょうか。考えられる主な原因について見ていきましょう。

①ホルモンバランスの変化

食べつわりについては、まだ医学的にはっきりした原因はつかめていません。しかし、大きな要因と考えられるのがホルモンバランスの変化です。

妊娠すると女性の体は大きく変化しますが、その主な要因がホルモンバランスの変化です。こうしたホルモンバランスの急激な変化が胃腸にも影響を与え、空腹の原因になるのではないかと考えられています。

②低血糖

妊娠すると、胎児への栄養供給が優先されるようになります。しかしその分母体の栄養は少なくなり、血糖値も下がり気味になってしまうのです。

そこで血糖値を保つために体が常に食べ物を求め、その結果お腹がすくのではないかと考えられます。

③自律神経の乱れ

こちらも女性ホルモンの乱れに関係していますが、ホルモンバランスが乱れた影響で、自律神経にも乱れが生じます。自律神経の乱れは交感神経を優位にさせますが、バランスを取るために体が副交感神経を活発にさせようとするのです。

そのためにまず胃腸の働きが活発になり、そのせいで食欲が湧いてしまうとも考えられます。

④栄養バランスの変化

妊娠初期は胎盤が形成されて受精卵が胎児へと成長していきますが、この過程で多くの栄養が必要になります。そのために母体の栄養が多く使われ、体内の栄養バランスが狂うことに。

そこで体が足りない栄養を欲しがるため、お腹がすいてしまうということも考えられます。

妊娠初期の食事に対する考え方

妊娠初期は、つわりの影響によって食事も変化しがち。そうした中でどのような点に気をつければよいのでしょうか。

妊娠初期の食事で大事なポイントについて見ていきましょう。

①葉酸と鉄分を意識しよう

葉酸は赤ちゃんにとって大事な栄養素です。葉酸は細胞の分裂を促すなど胎児の成長を助ける働きがあり、先天的な異常のリスクを減らす効果があります。
また造血作用もあるため、母体にとってもメリットがあり、妊娠初期から積極的に食事取り入れたい栄養素です。

母体は赤血球が不足しがちなため、鉄分と一緒に摂ることで貧血予防にもなります。

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②つわりがひどいときは食べられるものを食べよう

妊娠初期には食べつわりだけでなく、食欲がなくなる「吐きつわり」もあります。吐き気を感じたり匂いに敏感になったりしてしまいますが、そういった吐きつわりの妊娠初期は食欲の減退が起こります。

一般的には、冷たく水分の多いものが好まれるようです。トマトやグレープフルーツなどの野菜・果物類や、冷やしたうどん・そうめんなどが良いかもしれません。

③食事日記で体重を管理しよう

食べつわりの場合、つい食べ過ぎてしまって大幅に体重が増加する危険があります。妊娠中の肥満は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といった病気や、難産など出産時のリスクにもつながります。

そうしたことを避けるために、毎日食事日記をつけて体重を管理しておきましょう。食事を記録するだけでも、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

妊娠糖尿病に気をつけよう!

RISK

上でも述べたように、食べつわりの場合体重増加で妊娠糖尿病を引き起こす危険があります。

普段私たちの体は、食事で摂り込んだ糖質をインスリンの働きで消費していますが、妊娠するとこのインスリンの働きが鈍ることが。そのために糖代謝異常が起こり、妊娠糖尿病を引き起こすのです。

この病気は肥満していると特になりやすく、発症後悪化した場合は流産や早産、胎児の発育不全などをもたらす恐れもあります。

妊娠初期の空腹の対処方法

食べても食べてもお腹がすく食べつわり。体重増加や病気の危険もあってやっかいですが、どう対処すればよいのでしょうか。効果的な対応策について見ていきましょう。

①手作りのお菓子を食べる

食べつわりはご飯の時以外にも食べたくなってしまうため、ついお菓子に手が伸びがちです。しかし市販の甘いお菓子は体重増加の危険がたっぷり。そこで手作りすることで、砂糖控え目のヘルシーなお菓子を味わうことができます。

自分好みの味が楽しめますし、気分転換にもなって一石二鳥です。

②無糖の炭酸水を飲む

空腹を食事で満たすのではなく、水分でしのぐのも方法の一つ。水やお茶などでお腹を満たすのも良いですが、オススメなのは無糖の炭酸水です。糖分過多の心配もなく、炭酸がお腹で膨れるので空腹を満たしやすくなります。

ただし場合によっては空腹感を強めてしまうこともあるので、あまりお腹が減りすぎているときは避けた方が良いでしょう。

③咀嚼の量を増やす

「よく噛んで食べる」ことも、空腹感を抑える方法の一つです。咀嚼の回数を多くすることで満腹中枢が刺激され、より満腹感を感じやすくなります。

単純に食事の時間も長くなりますし、消化もよくなるのでメリットの多い方法です。

④時間をかけて食事をする

上記のポイントと関連しますが、食べる時間をゆっくりにするにするのも大切。急いで食べてしまうと、すぐに満腹感が薄れてまた何か食べたくなってしまいます。

ゆっくり時間をかけて食事をすることで、満腹感を長引かせて食べる回数を抑えることも可能。咀嚼を増やしたり、休みながら食べるなど工夫しましょう。

⑤歯ごたえがあるものを選ぶ

柔らかい食べ物より、歯ごたえのあるものを食べる方が空腹には有効です。歯ごたえのある食べ物は満腹感を感じやすく、少しの量でも空腹を抑えやすくなります。

例えばキャベツや白菜などといった野菜類は、噛み応えがあってヘルシーなため効果的でしょう。

⑥ガムなどを食べる

口の中にものが入っていると、比較的空腹感を抑えやすくなります。普通の食べ物はずっと口の中には入れられませんから、この場合はシュガーレスの飴やガムといったものがよいでしょう。

特にキシリトールガムは虫歯予防にもなるため、健康にとってもプラスです。

⑦1度で食べる量を減らし食事の回数を増やす

どうしてもすぐにお腹がすいてしょうがないという人は、食事の回数を増やすのもありです。ただし、一回の食事量を減らすよう注意しましょう。

1日の食事量は変えず、一回分の量を抑えて回数を増やすことで、空腹の時間をなるべく短くすることができます。

⑧寝る前や起きた時に軽食をとる

食べつわりの場合朝起きてすぐに空腹を感じやすいため、枕元にお菓子類などの食べ物を用意しておくのも有効です。また夕食後にも空腹を感じることがありますから、そうした時は寝る前にスープなどを飲むと良いでしょう。

⑨スープやサラダを多めにとる

食べつわりでは味のしっかりしたものやこってりしたものを好みがちですが、なるべくスープや野菜サラダを多く摂るようにしましょう。

スープは体も暖まる上、栄養も豊富でヘルシー。野菜サラダも食物繊維が多く、食前に食べれば食べ過ぎ防止にもなります。

妊娠初期の食事で意識すること

妊娠初期の食事では、さまざまな点に気をつけなくてはなりません。以下に意識しておくべき主な注意点を挙げてみました。

①経験豊富なお医者さんに指示を仰ぐ

妊娠初期のつわりには、自己判断で対処しないことも重要です。特に食事面に関しては重要ですから、自分で判断するよりお医者さんに相談した方が良いでしょう。

経験豊富な医師のアドバイスなら、つらいつわりも乗り切りやすくなるはずです。

②虫歯に気をつける

食べつわりはどうしても食べる回数が増えてしまい、そのために虫歯になりやすくなります。虫歯になると食べたくても食べられなくなりますから、なおさら苦しみが増してしまうことに。

基本的なことですが、食べた後は歯磨きをしっかり行うよう気をつけましょう。

③刺激の強い食べ物は避ける

食べつわりは刺激の強いものが欲しくなる場合もあります。カレーやキムチといった刺激物は満腹感は得られるものの、胃に対する負担も少なくありません。

あまり食べ過ぎると便秘や下痢の原因ともなりますので、頻繁に食べるのは控えましょう。

④胃薬を使いすぎない

妊娠初期の食べつわりで食べ過ぎてしまい、胃腸の調子がおかしくなることもあるでしょう。そうした時、自己判断で安易に胃薬をつかうのはNGです。

胃腸が薬に慣れてしまい、ますます空腹感を感じやすくなりますし、そもそも妊娠中の服薬は医師の許可を得るのが必須です。

食事が偏ってしまったときは葉酸サプリで補おう!

葉酸サプリ

このように、妊娠中の食事にはいろいろな点で気をつけなくてはなりません。しかし、どうしても栄養が偏ってしまうということもあります。そうした時には、葉酸サプリを活用するのがオススメです。

前述のように葉酸は胎児や母体に欠かせませんが、食事だけで補うのは困難。そこでサプリメントを利用すれば、葉酸だけでなくビタミンやミネラルもバランスよく補給できます。食事内容が偏りがちという人は、特にメリットが多いでしょう。

妊娠初期の空腹感を理解して、乗り越えよう!

いかがでしたか?以上のように、妊娠初期に空腹感を感じやすいという人も多くいます。しかしそうした時に際限なく食べていては、肥満や妊娠糖尿病などを引き起こすかもしれません。

そのようなことのないよう、食べつわりでも節度を守って食事をすることが大切。なるべくお医者さんと相談しつつ、上手につわりを乗り切って下さい。