妊娠初期に頭痛薬を飲んでも大丈夫?【対処法は?】

妊娠初期に頭痛薬を飲むときは慎重に!

妊娠初期はそれまでと体の状態が変化していくために体調不良が起こりやすい時期です。
中でも頭痛になりやすい妊婦さんはかなり多いと言われているのですが、頭痛がすると日常生活にも支障が出ますし、頭痛薬を飲みたいと思う人もいるかもしれませんよね。

でも、妊娠初期には安易に頭痛薬を服用することは避けてください。
間違った頭痛薬の使い方をすると、ご自身の体やお子さんにも悪影響が出てしまう恐れがあります!

今回は妊娠初期の頭痛薬との付き合い方について、詳しくご紹介していくことにしますね。

妊娠初期に頭痛がする原因は?

頭痛・めまい(女性)

妊娠初期は体を動かす機会が減る女性も多いかと思いますが、運動不足になると血行不良を招きやすく、それが頭痛につながるケースはかなりあると言われています。
また妊娠すると体内の血液量が増えるため、これも頭痛の原因として考えられるんですね。

つまり妊娠初期は全ての妊婦さんに頭痛が出やすい時期。
まずはこれを知っておいてください。

妊娠初期に頭痛薬を飲んだ人たちの体験談

PCと女性

先輩ママたちの中には頭痛を起こしやすい妊娠初期、頭痛薬を飲んで乗り切ったという人もいるようです。
どういった頭痛薬なら飲んでも大丈夫なのでしょうか?

妊娠9週で風邪薬を3日間服用し、それまでは毎日ではないですが、週に3回ほどですが偏頭痛薬のカロナールを服用していましたよ。産婦人科の先生に言うと問題ないと言われましたので大丈夫だと思いますが、主さんは内科で薬の処方をしてもらうより産婦人科のほうで処方してもらったほうがいいですよ。

出典:妊娠中の生活 | 育児ママ相談室 | ピジョンインフォ

バファリンを飲んでいました。私の通っていた産婦人科では、妊娠中や授乳中でもバファリンはOKでした。血液をサラサラにする作用があり、流産防止のために処方することもあるくらいだから大丈夫だと言われました。 カロナールも飲みました。 3人産んでいますけど、みんな健康です。

出典:妊娠中の生活 | 育児ママ相談室 | ピジョンインフォ

妊婦さんにはカロナールが処方されることが多いです。カロナールで効かない場合はロキソニン。但し、ロキソニンは妊娠後期には服用できません。

出典:妊娠中の生活 | 育児ママ相談室 | ピジョンインフォ

先輩ママの体験談を見るとロキソニンやカロナール、バファリンといったおなじみの頭痛薬の名前が出てきます。
どれも服用したあと無事に出産できているようですが…実は中には、本来飲まないほうがいい頭痛薬も含まれています。
どのお薬にどういった効果や危険があるかは後ほどご紹介しますね。

妊娠初期に頭痛薬を飲む時の基本

飲み物を飲む女性

妊娠初期にどうしても頭痛薬に頼りたい場合、何に気を付けて服用すれば良いのでしょうか。
頭痛薬服用の基本を押さえておきましょう。

①産婦人科でお医者さんに相談した上で服用する

頭痛薬に限らずですが、妊娠初期にお薬を使いたい時は必ず産婦人科医に相談してから使うようにしましょう。
妊娠初期は赤ちゃんの発育に大きく関わる時期です。
鎮痛効果のある薬品は胎児に悪影響が出る可能性がありますから、安易に頭痛薬を使うことは避けてくださいね。

②薬に付属されている説明書を必ず読む

事前に産婦人科に相談すればある程度のレクチャーは受けられると思いますが、服用する前にもう一度、頭痛薬についている説明書をよく読んで下さい。
薬を飲んだ後に出る副作用の症状やその他、その頭痛薬ならではの注意点が必ずありますから、必ずおさらいしておきましょう。

③用法と用量を必ず守る

これも絶対に守って頂きたいこと。
用法と容量は絶対に守りましょう!

たとえ妊娠初期に使っても良い頭痛薬だとしても、効かないからといって量を増やしたり水で服用しなければならないのにジュースで飲むといったことをしてしまうと、本来起きないはずの副作用が起きてしまう可能性もあります。
頭痛薬は正しい飲み方で服用してください。

妊娠初期でも飲める頭痛薬は?

頭痛薬の使い方の基本を押さえたところで、ここでは妊娠初期に飲める頭痛薬をご紹介しますね。

①ノーシン

ノーシン

テレビCMでもおなじみのノーシンですが、妊娠初期に飲んでも差し支えない頭痛薬だと言われています。
ノーシンの主成分はアセトアミノフェンという成分なのですが、アセトアミノフェンは妊娠初期でも母体や胎児への悪影響が少ないと言われています。

②タイレノール

タイレノール

タイレノールの主成分も、ノーシンと同じアセトアミノフェンです。
ですからノーシンと同じ理由で、タイレノールも妊娠初期に使っていただいても問題はほとんどないと言うことができます。
ただし他の治療薬との飲み合わせなどがありますので、安全な頭痛薬ではあってもお医者さんに相談することは忘れないようにしてくださいね。

③カロナール

カロナール

先ほどご紹介した先輩ママの体験談にもよく登場していたカロナール。
市販品ではなく主に病院から処方される頭痛薬ですが、カロナールの主成分も上記ふたつと同じ、アセトアミノフェンです。
産婦人科で頭痛の相談をするとおそらくカロナールが処方されると思いますが、病院だと保険が利きますので市販薬よりもお安く済むかもしれませんよ。

妊娠初期はこの頭痛薬に注意!

妊娠初期に使っても大丈夫な頭痛薬をご紹介しましたが、反対に注意して頂きたい頭痛薬も当然あります。
詳しく見ていきましょう。

①ロキソニン

ロキソニン

先輩ママの体験談の中に、カロナールが効かない場合はロキソニンを使うこともあったというお話がありましたよね。
ですがロキソニンは妊娠中の安全性が明確にされていないので、できる限り使わないことが望ましいとされています。
お医者さんの判断で出されることもあるようですが、その場合もしっかりお医者さんの指示に従ってくださいね。
また、妊娠後期に入るとロキソニンの使用もやめるべきとされています。

②アスピリンを含んだ頭痛薬

バファリンA

アスピリンは、市販薬で言うと主にバファリンやケロリンといった頭痛薬に使われている成分です。
妊娠初期にアスピリンが体内に入ると胎児の奇形の可能性がわずかに上がるとされていて、そういった危険を避けるためにもなるべく服用しないようにするのが適切とされているんですよ。

③イブプロフェンを含んだ頭痛薬

ナロンエース

ナロンエースやイブ、バファリンルナなどに配合されているイブプロフェンは、妊娠初期でも勧めているお医者さんもいるようです。
ただ妊娠28週以降は服用しないようにメーカー側が呼びかけていますので、これを思うと妊娠初期から避けておくほうが無難と言えるかと思います。

妊娠初期に頭痛薬を適切に飲まなかった時のリスクは?

もし妊娠初期に頭痛薬を間違った使い方で飲んでしまうと、どういったリスクがあるのでしょうか。

①新生児高血圧症

赤ちゃん

新生児高血圧症は、赤ちゃんの肺の血流が悪くなり全身の酸素量が減るため非常に危険な病気です。
新生児高血圧症は妊娠中の母親がアスピリンやインドメタシンを多く摂取した場合に起きる可能性が高いと言われていますので、こうした成分を含む頭痛薬にはくれぐれも注意するようにしましょう。

②羊水過少

お腹が痛む妊婦さん

赤ちゃんを守るために非常に大切な役割をしている羊水。
羊水過小はそんな羊水が減ってしまう症状のことです。

羊水過小になると赤ちゃんを外部の刺激にさらすことになるため、出産時に障害を持って生まれてくるリスクが高くなると言われています。
羊水過小もアスピリンの摂取が原因とされている症状なので、しっかり気をつけてくださいね。

頭痛を和らげるためにできる薬以外の対処法

筋トレする妊婦さん

妊娠初期に使える頭痛薬もありますが、やっぱりできるだけお薬に頼るのは避けたいものですよね。
薬以外で頭痛に対処できる方法をご紹介しますのでぜひ試してみてください。

①睡眠時間の確保

睡眠不足の時に頭痛を経験したことがある女性も多いかと思いますが、睡眠は頭痛対策だけでなく妊娠初期に健康を維持するための基本ですよね。
赤ちゃんを守るためにも、規則正しい生活をして睡眠をしっかり取っていきましょう。

②適度な運動

妊娠初期に頭痛が起きやすい原因のひとつが、運動不足によるもの。
ということは、適度な運動を心掛けることは頭痛予防としてかなり効果があると言えます。
外でウォーキングするのも良い気晴らしになりますし、家の中でもストレッチや座ってできるラジオ体操などを習慣にするといいかもしれませんよ。

③頭・顔・肩・首・腕・足のマッサージ

頭痛は頭に巡る血液が減ることでも起きます。
ですから頭や顔はもちろん、頭につながっている首や肩、腕のマッサージをすると血行が良くなるため頭痛解消に役立ちますよ。
また足にも血管がたくさん通っていますので、運動不足の日は足のマッサージをしてみるのも良いかと思います。

④栄養バランスのとれた食事

血液は食べたものから作られます。
ですから睡眠や運動以上に、食事の栄養バランスは非常に重要。
頭痛対策としてではなくても妊娠初期は赤ちゃんの体を作る大切な時期ですから、栄養不足にならないようにぜひ食事には気を遣っていきましょう。

⑤お風呂にゆっくり入る

入浴は血行を促すと同時に、かなり高いリラックス効果も期待できます。
ゆったりと湯船に漬かる時間を10分確保するだけでも次の日のスッキリ度合いがかなり違ってくるはずですよ。
また入浴には睡眠の質を高める効果がありますから、より高い頭痛対策になること間違いなしです!

頭痛薬を誤って服用した場合は、お医者さんに相談しよう

妊娠初期に使わないほうが良い頭痛薬もご紹介しましたが、家の常備薬にそういったものがあった場合、間違って服用してしまうこともあるかもしれませんよね。
その場合は慌てずに、かかりつけの産婦人科に相談してみてください。
妊娠初期には使わないほうが良いと言っても、一度くらいならそこまで深刻になる必要がない場合がほとんどです。
まずは落ち着いてくださいね。

きちんとお医者さんに相談することで個々に合った対策を指導してもらうことができますから、どの薬をいつどれくらい飲んだのか、きちんと言えるようにしておきましょう。

妊娠中の栄養補給は葉酸サプリで補おう

薬を見る妊婦さん

頭痛対策のためには基本的な健康状態を維持することも必要不可欠。
そのためにはやっぱり、栄養をしっかり摂ることが大事ですよね。
でも妊娠初期はつわりなどの影響でなかなか食欲が出ない女性も多いかと思います。

そんな女性におすすめなのが葉酸サプリ。
妊婦さん用の葉酸サプリには、葉酸はもちろんビタミンやミネラルといった、妊娠中に必要な栄養素がバランスよく配合されています。
1日に数粒服用するだけですから胃に負担がかかりませんし、ぜひひとつ用意しておくといいと思いますよ。

妊娠初期は注意しながら頭痛薬を服用しよう

妊娠初期の頭痛薬との付き合い方について、いかがだったでしょうか。

妊娠初期に使える頭痛薬もありますが、そもそも頭痛を起こさなければお薬に頼る必要もありませんよね。
まずは体の土台を整えることを心掛けつつ、どうしても頭痛が起きてしまった時には注意しながら頭痛薬を使っていってください。

頭痛薬についてしっかり勉強して、安全な妊娠期間を送ってくださいね!