妊娠初期に流産する確率とは【年齢別・妊娠時期別に紹介】

妊娠初期に流産する確率は高い?

妊娠すると誰もが無事な出産を願いますが、残念ながらそれが叶わないこともあります。
特に多いのが、妊娠初期で流産してしまうケース。

こうした事例はどれくらいの頻度で起こるのでしょうか。今回は妊娠初期の流産の確率について、週別や時期別、年齢別に分けてご紹介していきます。

妊娠中の人はもちろん、妊活中の人も参考にして見て下さい。

妊娠初期の流産とは?

頭痛・めまい(女性)

妊娠初期に起こる「流産」とは、何らかの理由によって22週目に至る前に妊娠が終わってしまうことを言います。

中絶以外のいわゆる「自然流産」は、12週目までに起こる確率が80%となっており、流産全体のほとんどが妊娠早期に起こります。

妊娠した人の約15%ほどは自然流産を経験すると言われており、原因のほとんどは、受精卵の異常や胎児の未発育といったものとなっています。

妊娠初期に流産する確率

RISK

妊娠初期の流産の確率は、妊娠全体の約8%~15%ほどとなっています。また、前述のように流産を経験した人のうち80%ほどは、胎盤が形成される12週目までに流産が起こっています。

なお、流産には自覚症状を伴う兆候がない場合もありますが、出血や下腹部の痛みといった兆候が起こることもあります。こうした「切迫流産」が疑われる時は、早めに診断を受けましょう。

妊娠初期の流産、周別の確率は?

では今度は、妊娠初期の流産の、週別の確率について見ていきましょう。以下の数字は、妊娠初期の流産の確率を100とした場合のものです。

週別で最も確率が高いのは8~12週目で、3割から5割ほどの割合があります。それに次いで、5~7週目の確率が高くなっています。

妊娠5~7週目 22~24%
妊娠8~12週目 34~48%
妊娠13~16週目  6~9%

妊娠初期の流産の時期別の確率

続いては、妊娠初期の時期別の流産確率について見ていきましょう。それぞれの時期によっても、微妙に流産の確率は異なっています。

①心拍数確認前

赤ちゃんの心拍数が確認できるのは、最も早いケースで妊娠5週目ごろだと言われています。平均的には大体6週目ごろで、遅くとも8週目には確認できることがほとんどです。

心拍数が確認される前に流産する確率は、約10~20%ほどとなっています。

②心拍数確認後

前述のように、赤ちゃんの心拍数は大体6~8週目ごろには確認できます。その後の流産の確率はぐっと下がり、3~5%ほどになります。

確率が下がるとは言え、もちろん0ではありませんから、気になる点があればすぐに診察を受けるようにしましょう。

③胎嚢・胎芽確認後

胎嚢とは赤ちゃんを包み込む楕円形の袋のことで、胎芽とはやがて赤ちゃんになる細胞のことを言います。

胎嚢が確認されると妊娠と認められますが、その状態で胎芽や心拍数が確認されなければ、流産の確率は15%ほどになります。逆に同じ状態で胎芽と心拍数を確認できれば、流産の確率は5%に下がります。

年齢別の流産確率

若い妊婦さん
流産の問題が気になるのは、年齢の点についても同様でしょう。

厚生労働省が発表している統計によると、
流産の確率が最も高いのは40歳以上で、約41%となっています。
その次が35~39歳で、約20%。
次いで24歳以下が約16%で、
25~29歳は11%、
30~34歳は10%ほどとなっています。

統計から40歳を超えると、流産の確率がぐっと上がることが見てとれます。

多胎の流産確率


二人以上の赤ちゃんを妊娠する多胎妊娠についてはどうでしょうか。

双子の赤ちゃんの場合、起こりえるのが「バニシングツイン」という現象です。これはどちらか一方の胎児が子宮に吸収されて消える現象で、医学的には「双胎一児死亡」と呼ばれます。

このバニシングツインが起こる確率は、正確な統計はないものの、双胎妊娠のうち約1割ほどであると言われています。

妊娠初期に流産する確率を減らすには?

OKを出す女医さん

前にも触れたように、妊娠初期の流産の原因は、ほとんどが胎児側の成長異常にあります。その一方で、妊婦さん側でもできる限り流産の可能性を減らす工夫は可能です。

その例について見てみましょう。

①お酒やタバコを控える

妊娠中の飲酒やタバコは、赤ちゃんに良くない影響を与えます。

妊娠中の飲酒は胎児に「胎児性アルコール症候群」をもたらす恐れがありますし、喫煙は子宮外妊娠や早産・流産の確率を高めると言われています。

できれば、妊活中からお酒やタバコは控えるようにしましょう。

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②ストレスを溜めすぎない

妊娠中は不安やとまどいなどでストレスも溜まりがち。しかし、ストレスは流産や早産のリスクを高めたり、赤ちゃんの発育に影響を与えるとも言われています。

妊娠中でもストレスを溜めすぎないよう、会話や軽い運動、趣味の時間などを持って気晴らしを忘れないようにしましょう。

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③妊娠前から葉酸を摂取する

妊娠を維持するにはバランスの良い栄養摂取が欠かせませんが、葉酸は中でも重要な栄養素。赤ちゃんの発育を支える他、子宮内膜を厚くして流産の危険を軽減することもできます。

葉酸の摂取は食べ物からもできますが、最近ではサプリでの摂取も盛んとなっています。

④体を温める

妊娠においては、母体の血流がとても重要になってきます。赤ちゃんに栄養を運ぶのはお母さんの血流であり、その流れが悪いとトラブルの確率も増えるのです。

ですから妊娠中は、できるだけ体を冷やさない工夫が必要。下半身をしっかり温めたり、内部から温まる飲み物を摂るなどしておきましょう。

⑤何事もお医者さんとよく相談する

最も大事なことですが、気になることがあればお医者さんとよく相談するようにしましょう。

特に切迫流産の状態では、適切な対処をすれば流産しなくて済む確率も上がります。何か異常を感じたり、疑問に思うことがあれば、遠慮なく医師に相談するようにしましょう。

妊娠初期の流産の確率を確認しておこう!

いかがでしたか?

ご紹介してきた流産の確率は統計上のもので、必要以上に気にし過ぎることはありません。数字を気にしすぎてあまりナーバスになるのもよくないので、あくまでも参考として考えて下さい。

とは言えやはり、妊娠にはリスクもつきもの。あらかじめ妊娠初期の流産の可能性について知っておくのも大事なことです。だからこそ、正しい情報を把握しておくよう気をつけましょう。

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