妊娠超初期・初期の寒気を徹底解説【種類・見分け方など】

妊娠超初期・初期の寒気ってどんなもの?

考え込む女性

早い人では妊娠超初期の段階から、妊娠によるさまざまな症状が現れてきます。その中の一つが「寒気」。妊娠することでまるで風邪を引いたような悪寒を感じる人も多くいますが、一体なぜなのでしょうか?

今回は妊娠超初期・初期に現れる寒気の原因や、その見分け方について詳しく調べてみました。また、その対策法についてもご紹介します!

妊娠超初期・初期っていつのこと?

妊娠超初期とは、排卵前の妊娠0週目から受精卵の着床が完了する4週目ごろまでの時期を言います。この時期はまだ、通常の妊娠検査薬では判定できないことがほとんどです。

また妊娠初期とは、妊娠4週目~15週目(2ヵ月~4ヵ月)の時期を言います。

なぜ妊娠超初期・初期に寒気が起きるの?

頭痛・めまい(女性)

それでは、なぜ妊娠超初期・初期に寒気を感じるようになるのでしょうか。その理由について、以下で見ていきましょう。

①HCGホルモンによるもの

hCGホルモンとは、着床が完了して妊娠が確定した段階で分泌されるホルモンです。このhCGが分泌されることで、エストロゲンやプロゲステロンの産出が促されます。

一方hCGが分泌されることによって、生理前とは異なる反応が起き、体温の高温期が続いて体が熱っぽくなります。このため、寒気を感じるようになるわけです。

②エストロゲンによるもの

前述のように、hCGホルモンによって女性ホルモンの分泌が促されます。そのうちエストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、子宮内膜を厚くするなど、妊娠の準備と継続のために働くホルモンとなっています。

こうしたホルモンバランスの変化によって、基礎体温が変動して寒気を感じると考えられます。

③プロゲステロンによるもの

プロゲステロンもまた、妊娠時に分泌量が増える女性ホルモンです。プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれ、妊娠状態を安定維持させる上で重要な役割があります。

このホルモンが分泌されると体は高温期に入り、基礎体温は上昇します。一方体の表面は内部の熱を逃がさないよう血管が収縮するため、温度が低下して寒気を感じるのです。

妊娠超初期・初期の寒気には種類がある?

考える妊婦さん

妊娠超初期や初期に感じられる寒気は、いくつかの種類に分けられます。具体的にどんな種類があるか見ていきましょう。

①手足が冷える寒気

手足などが冷える寒気の症状は、妊娠によって子宮に血液が集中するため、末端部分の血流が悪くなることで起こります。

また前述のようにホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れて体温調節機能が低下し、手足が冷えることもあります。

②めまいのする寒気

妊娠超初期などにめまいを伴う寒気を感じることがありますが、これはやはり子宮に血液が集まることで脳への血流が低下し、酸素不足で貧血状態になることによるものと考えられます。

また、血液中のヘモグロビン濃度が下がることによって貧血を起こし、さらに寒気をもたらすこともあります。

③風邪のひき始めのような寒気

ゾクゾクするような寒気を感じる、風邪の引き始めのような状態になることも。部屋が暖かくても寒気を感じたり、頭痛や眠気といった症状も現れます。

これは妊娠によって高温期が保たれるせいで、体温が上がって周りの気温が低く感じられ、微熱のような症状となって現れます。

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④吐き気のする寒気

寒気と一緒に吐き気を感じるということもあります。これは、つわりの症状が現れている可能性があります。

めったにありませんが、中には妊娠超初期からつわりが起こる人もいます。つわりが起こると食事が摂りにくくなるため、エネルギー不足でさらに寒気を感じやすくなります。

妊娠超初期・初期の寒気の見分け方

妊婦さん

それでは妊娠超初期や初期の寒気については、どうやって見分ければよいのでしょうか。そのポイントについてご紹介しましょう。

なお下の方法では見分けられないこともあるので、不安な方はお医者さんに相談してみてください。

①鼻水で見分ける

妊娠によってホルモンバランスが乱れ、寒気と共に鼻炎が起こることがあります。これは「妊娠性鼻炎」という症状ですが、鼻水の状態で風邪と見分けることもできます。

風邪の鼻水が粘液性で黄色っぽいのに対し、妊娠性鼻炎の方は水っぽくサラサラしており、且つ無色という特徴があります。

鼻水の原因 鼻水の色 鼻水の質感
妊娠性鼻炎 黄色・黄緑色 粘り気がある
風邪 無色 水っぽい

②いつもの生理前の症状がやや強い

妊娠超初期・初期の症状は、生理前症状(PMS)とよく似ています。これはどちらも女性ホルモンの影響が出ているためですが、妊娠超初期の方がやや強く現れる傾向があります。

高温期が長い、生理前に出血がある、腰痛がひどい、予定日を過ぎても寒気が続くなどの時は、妊娠のサインかもしれません。

③腎盂炎の症状をチェックする

腎盂炎とは、大腸菌などの細菌が腎臓の腎盂という部位に入って炎症を起こす病気です。妊娠するとこの腎盂炎にかかることがあり、それによって寒気が起こっている可能性もあります。

38度以上の熱が出る、排尿しても残尿感が残るといった場合には、放置せず病院で見てもらった方が良いでしょう。

④妊娠超初期・初期の他の症状をチェックする

妊娠超初期・初期には、寒気以外にもさまざまな症状が現れます。

例えば乳首に痛みを感じたり胸が張るなどの症状や、急に下痢になったり逆に便秘が起こる、または頭痛・腰痛や嗅覚の変化なども、この時期の症状として考えられます。

こうした点についても合わせてチェックしておきましょう。

妊娠超初期・初期の寒気対策方法

では、妊娠超初期や初期に寒気を感じたらどう対処すればよいのでしょうか。寒気を和らげる方法について見ていきましょう。

①温かいものを飲む

  • ゆず茶
  • お味噌汁
  • ほうじ茶
  • 生姜湯
  • たんぽぽ茶

お茶や味噌汁など温かいものを飲むことは、寒気対策として有効です。

その際大切なのが、カフェインやアルコールは避けるということ。これらはお腹の赤ちゃんに影響する可能性があるため、妊娠超初期から避けた方が無難です。

コーヒーや緑茶ではなく、たんぽぽ茶やルイボスティーなどノンカフェインで栄養のあるものを摂りましょう。

②体の温まる食事をする

  • 生姜
  • シナモン
  • お酢
  • 玄米
  • スープ類

温かい食事をするというのも大事なポイントです。よく火の通った料理はもちろん、根菜類や生姜、発酵食品などは体を温める効果があってオススメ。

またスープ類も手軽に作れて栄養があり、体も温まるので一石二鳥の効果がありますよ。

③基本的な防寒対策をする

  • 靴下を重ねてはく
  • 腹巻をする
  • お風呂に入る
  • ヒートテックを着る
  • カイロを貼る
  • 湯たんぽを使う

常に体を冷やさないよう服装に気をつけるのも大切です。靴下の2枚重ねや腹巻、ヒートテックの下着やカイロなどを使って、体を温めるようにしましょう。

また寒い外から帰ったら、お風呂に浸かって体を温めるのも有効です。

妊娠超初期・初期に寒気が起こらない可能性もある

ここまで妊娠超初期や初期の寒気について見ていきましたが、こうした症状が全ての妊婦さんに起こるわけではありません。中には特に寒気を感じることもなく、体の異変に気づかないという人も多くいます。

前述のようにこうした症状はホルモンバランスの変化によって起こるのですが、変化には個人差があるため、はっきりした症状が現れない人もいるのです。

また現れてもごく軽いため、なかなか気づきにくいという場合もあります。

妊娠超初期・初期の寒気を見分けて、しっかり対策していこう!

いかがでしたか?このように妊娠超初期・初期の寒気は、注意深く観察すれば妊娠を見分けるサインにもなります。

始めは「風邪かな?」と思うことも多いのですが、他の症状と合わせてチェックすることで区別することが可能。

単なる風邪と間違わないように、なるべく早めに見分けて適切な対応をするよう心がけましょう。