カンジダ膣炎は不妊の原因に?!【症状と対策法を解説】

カンジダ膣炎が原因で不妊に陥る?

頭痛・めまい(女性)

カンジダ膣炎というのはカンジダに感染して炎症が起きる病気ですが、それが原因で不妊になると聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

でも、カンジダが直接的な原因で不妊に陥るということはありません。
ただ、だからといってカンジダにかかっても大丈夫だということにはならないので、そこは気をつけなければなりません。

なぜならカンジダ膣炎になると、間接的に不妊に繋がることがあるからです。
一度かかると何度も繰り返す可能性のあるカンジダは、放置しておくと悪化することもあります。

不妊のリスクを回避するためにも、カンジダの症状を知って正しい対策法を身に付けておくことが大切です。

カンジダになる原因は?

お腹をおさえる女性

間接的とはいえ、不妊につながる原因になり得るカンジダ膣炎はどんな原因によって引き起こされるのでしょうか。

カンジダ膣炎のように生殖器に起こる病状は、何となく性交渉で移るというイメージがあるかもしれませんね。

もちろん性交渉でカンジダ膣炎が起こることもありますが、実はそれ以外の原因で発症することのほうが多いのです。
以下に主なカンジダの原因をまとめました。

  • 体調不良
  • 免疫力の低下
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 薬の服用
  • 蒸れや汗などの外的要因
  • 下着の締め付けなど

主な原因を見てみるとわかりますが、カンジダは自身の体調によって発症することが多い病気です。
その理由は、カンジダは真菌の一種で体内にもともと存在する常在菌だからです。

人間の体は健康であればカンジダなどの菌の増殖を抑えることができます。
でも、上記のようにストレスや疲れなどで体調が悪くなったり、寝不足や風邪などで免疫力が低下するとカンジダが膣内で増殖してしまい炎症を起こしてしまうのです。

その他にも下着の蒸れや薬の服用によっても、カンジダの増殖につながるためカンジダの原因になります。

カンジダ膣炎に感染するとどんな症状が出るの?

頭痛・めまい(女性)

カンジダになる原因がわかったので、次にカンジダ膣炎になるとどんな症状が出るのかを見てみましょう。

おりものが変化する

おりものは正常な時でも出るものですが、カンジダ膣炎になると通常よりも量が多くなります。
また量が増えるだけでなく、通常のおりものと状態が変わります。

健康な状態のおりものは、排卵前には透明なゼリー状のもので排卵後には粘り気のある黄白色のものになります。

ところがカンジダ膣炎になると、ヨーグルトやカッテージチーズのような白濁したものやポロポロしたものになります。

外陰部のかゆみ・腫れ

カンジダ膣炎になるとおりものが変化しますが、それ以外にも外陰部にも顕著な症状が現れます。

カンジダに感染すると膣内だけでなく外陰部にも炎症が起こるため、強いかゆみが出たり熱をもつこともあります。

さらに外陰部が腫れを起こしたり痛みがでることもあり、症状が進行すれば尿が出にくくなることもあります。

カンジダ膣炎が間接的に不妊に繋がる理由とは?

カンジダ膣炎になったからといって、直接不妊の原因になるわけではありません。
ただし、間接的に不妊に繋がることがあります。

理由として考えられるのは、膣のph値の変動です。
もともと膣は外部からの細菌の侵入を防ぐためにph3.5から4.5ぐらいの酸性に保たれていますが、カンジダ膣炎に感染すると酸性度が高くなります。

逆に精子は弱アルカリ性のため、カンジダ膣炎になっていると精子が卵子にたどり着く前に死滅してしまう可能性が高くなります。
そうなると受精することが難しくなり、間接的に不妊の原因になります。

また、カンジダ膣炎に感染しているということは膣内のphバランスが崩れているということなので、他の感染症にも感染しやすくなりますし、ホルモンバランスの乱れも懸念されます。

カンジダ膣炎の検査方法とは?

カンジダ膣炎かもしれないと思ったら、すぐに病院を受診するほうがいいですがどんな検査をされるのか不安ですよね。
事前にカンジダの検査方法を把握しておきましょう。

どんな病院であっても、検査はまず問診や視診から行われます。
それから本当にカンジダに感染しているのかを調べるために、長い綿棒のような棒でおりものを採取し顕微鏡で見ます。

採取する際に異物である綿棒を膣内部に入れるため、個人差があり一概には言えないものの違和感を感じますが、それほど痛みはないでしょう。

さらに、採取したものを繁殖しやすい環境下において培養する検査が行われる場合もあります。

カンジダ膣炎の治療法と治療期間は?

検査でカンジダ膣炎だとわかれば、不妊の原因にならないようにしっかり治療を行いたいですよね。
カンジダ膣炎は再発する可能性の高いものなので、しっかりと病院で治療しておくべきです。

カンジダ膣炎の主な治療法は、抗真菌薬の投与と膣内の洗浄です。
抗真菌薬を膣内に挿入し膣内を膣で洗浄する治療方法で、適切に治療を行えばカンジダは早くて1週間ぐらいで治ります。

問題になるのは不妊治療を行っている場合ですよね。
不妊治療中であってもカンジダの治療をすることはできます。

ただし、抗真菌薬には毎日使うものや1週間に1度使うものなどがあり、タイミング療法などを行っている場合には精子とともに薬が流れ出る可能性があります。
そうなるとカンジダの治療薬の効果がなくなるため、不妊治療中は事前に医師に伝えるようにしましょう。

【不妊対策】カンジダ膣炎になりやすい人ってどんな人?

RISK

間接的であっても不妊の原因につながる可能性のあるカンジダはできるだけ避けたいですよね。
不妊対策として、どんな人が感じだ膣炎にかかりやすいのか見ておきましょう。

免疫力が低下している人

免疫力が低下していると風邪を引きやすいように、細菌に感染しやすくなります。
カンジダも例外ではなく、免疫力が低下している人は感染しやすいのです。

不妊になるのを避けるためには、普段から生活習慣を整え寝不足にならないようにしたり疲労を溜めこみすぎないようにしなければなりません。

こういう要素はカンジダだけでなく不妊の原因にもなり得ますから、免疫力をアップさせることを心がける必要があります。

抗生剤を服用している人

医薬品を服用すると少なからず体内に影響を与えますが、カンジダは抗生剤の服用によって感染するリスクが高くなります。

なぜなら抗生剤は除菌目的で使われるものですが、服用することで常在菌のバランスも崩してしまうからです。

カンジダも常在菌としてもともと体内にあるものなので、抗生剤の服用でバランスを崩すことが考えられます。

通気性の悪い服装が多い人

外的要因になりますが、通気性の悪い服装が多い人もカンジダになりやすいと言えます。

特に下着の通気性が悪いと蒸れやすく汗も蒸散しないため、菌が繁殖しやすい状態になります。
女性はおりものや生理などがあるため、常に蒸れやすい状態にあります。

カンジダ膣炎を避けるためには、通気性の良い服装にするなど外側からの働きかけも大切です。

日本で何割の女性がカンジダに感染しているの?

お医者さんと妊婦さん

カンジダになってしまうと恥ずかしくなったり不安に思うかもしれませんが、カンジダ膣炎はマイナーな感染症ではありません。

むしろ女性生殖器における感染症の中でもカンジダは上位に上がるほど、多くの女性がかかる病気の一つです。

日本ではだいたい5人に1人の割合でカンジダに感染していると言われています。
生涯のうちで考えると、4人に3人の割合で感染しているという報告もあるほどです。

だからこそ、カンジダはかかりやすい病気であるとも言えるため不妊につながるのを避けるためにも日ごろからのケアが欠かせません。

しっかり対策して将来不妊症になるのを防ごう!

いかがでしたか。
カンジダ膣炎が不妊の原因になるのか、掘り下げて解説しました。

もちろんカンジダに感染したからといって、すぐに不妊症になるわけではありません。
でも、全く関係ないというわけでもなく間接的には不妊につながることもあり得るということを念頭に置いておくことが大切です。

誰もがかかる可能性のあるカンジダだからこそ、軽視しないで今からしっかり対策をして将来不妊症になるのを防ぎましょう。

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