自閉症に葉酸は効果あり?その理由と危険性について徹底解説!

葉酸が自閉症予防に効果あるって本当!?

日本の厚生労働省では、赤ちゃんをお腹に宿した妊婦に対して、積極的に葉酸を摂取するよう推奨しています。これは葉酸が胎児の生育を助け、赤ちゃんの自閉症リスクを減らす効果があるからなのですが、その一方で葉酸の摂取過剰が自閉症リスクを高めるという指摘もされています。

葉酸が赤ちゃんに与える影響や、リスクを回避する安全な葉酸サプリの利用方法について、詳しくご紹介していきましょう。

そもそも自閉症って何だろう?

親であれば誰でも我が子が健康な体で生まれてくることを望みますが、残念ながら生まれてくる赤ちゃんの何割かは、何らかの障害を持って生まれてきます。自閉症は国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)に属する発達障害のひとつですが、「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれる障害を生まれ持った子には、次のような特徴があります。

①言葉やコミュニケーションがうまくできない

自閉症の子は生後1歳を過ぎて言葉の意味をある程度理解し、会話ができるような年齢になっても言葉に対する反応が悪く、次のような特徴があります。
  • 聴覚に問題はないのに、呼びかけても反応しない
  • 言葉への興味がない
  • 言葉が理解ができない
  • 自分の要求を言葉で伝えられない
  • オウム返ししかしない
言葉で伝えられないぶん突然大声で泣き出したり、癇癪を起こしたりするので、周りとのコミュニケーションがスムーズにできない傾向があります。

②対人関係がうまく構築できない

会話は他人とのコミュニケーションの第一歩ですが、自閉症の子は会話ができないために、次のような行動をとりがちです。

  • 視線を逸らす
  • 表情がまったく変わらない
  • 他の人の気持ちを理解しにくい
  • 自分が置かれた状況を理解しにくい

周りと強調した行動がとりにくいために「勝手な子」と判断されがちで、良い対人関係が構築できないといった面があります。

③想像力の障害と興味の偏り

自閉症の子の多くは、「こんなことがあったら、こうしよう」と、想像して行動することが苦手です。そのため、
  • 体をゆらしたり、手を動かしたりし続ける
  • 手順や道順を変えられない
  • 特定の物に固執し、強い興味を持ち続ける
  • いつもと違う環境にいると落ち着かない

など、自分の慣れたことや習慣に強いこだわりを示したり、自分の興味を引いたものだけに強い執着心を持っ傾向があります。

自閉症の原因って?葉酸との関りは?

タバコを吸いながら悩む女性

一言に自閉症といっても症状や程度は人によってさまざまですが、自閉症の子は100人に1人の割合で生まれています。自閉症は生まれつきの脳機能障害で、残念ながら発祥の原因やメカニズムは医学的に解明されてはいないのですが、これまでの研究から胎児期の次のような環境要因が発症リスクを高めていることがわかっています。

①喫煙や飲酒

近親者同士で自閉症を発症することもあり、遺伝と自閉症との関係性も指摘されていますが、それ以上に発症に影響を与えているのは胎児期の親の喫煙や飲酒です。特に煙草は細胞を酸化させてダメージを与える活性酸素に胎児がさらされる危険性が高く、自閉症の発症リスクが1.4倍以上にもなるといわれています。

②食事やストレスといった生活習慣

活性酸素は生きている限り取り除くことはできませんが、正常な状態であれば体の中で処理されていきます。ですが親が強いストレスを受けている場合や、偏食や暴飲暴食などの乱れた食生活、夜更かしや睡眠不足などの乱れた生活をしていると活性酸素が体内で処理できず、赤ちゃんに危険がおよびます。

③化学物質

活性酸素は体が外部からダメージを受けると発生しますから、化学物資や食品添加物、農薬や過剰な医薬品などの危険も胎児に悪影響を及ぼします。赤ちゃんがお腹にいる状態でのワクチン接種が活性酸素を増やすという指摘もありますから、妊娠中のワクチン摂取は必ず主治医に相談をしましょう。

自閉症には葉酸が効果あり!

葉酸はビタミンB群に属する、遺伝子の複製に欠かせない栄養素です。妊娠中の女性が積極的に摂取することで活性酸素によってダメージを受けた細胞を新しくし、胎内の活性酸素を減らして赤ちゃんを自閉症リスクから守る効果が期待できますよ。

ただし、大事なのは葉酸の摂取の方法です。胎児の内臓や神経が形成されるのは受精卵となってから妊娠初期の間ですので、葉酸は妊娠する前から摂取を始め、妊娠前期を過ぎるまで続けて下さいね。

パパ側の摂取も、良い受精卵を作るために有効です。赤ちゃんが欲しいと意識したら夫婦で、次の点に注意をして葉酸を摂取していきましょう。

①摂取量は?

葉酸は日々の食事だけでは不足しがちな栄養素で、成人女性の場合は0.24mg(240μg)が一日の摂取目安量です。妊娠時は通常の約2倍、1日あたり0.4mg(400μg)の摂取が理想的ですが、一日の許容量1mg(1000μg)を超えないように注意をしましょう。

②胎児に必要な栄養素!

葉酸は新しい細胞を生み出すことをサポートするので、妊娠中の女性が葉酸を摂取すると、赤ちゃんの内臓や脳、神経組織がどんどんと作られていきます。脳機能の健やかな形成を助けて自閉症の発症リスクを抑える効果もありますから、妊活を始めたら積極的に葉酸摂取を心掛けたいですね。

自閉症に効く葉酸はサプリが効果的!?

妊娠中の女性は胎内で赤ちゃんを育てるために、葉酸だけでなくたくさんの栄養を必要としています。でも、胎児の体が形成される妊娠初期はつわりがあって、思うように栄養がとれないこともありますよね。サプリメントならではの次のようなメリットが栄養摂取を助けてくれます、1日0.4mg(400μg)の摂取量を目安に、1mg(1000μg)の上限を超えないように葉酸サプリを活用していきましょう。

①葉酸は熱に弱い

葉酸は水溶性のビタミンで、加熱に弱い特徴があります。食材からだと調理中の加熱よる損失が大きく、生だと食べる量に限界があって必要量を摂取できないのですが、葉酸サプリなら熱による損失がなく、丸ごと葉酸が摂取できます。

②毎日摂取する必要がある

葉酸は日々体の中で消費されていくので、毎日継続して摂取していく必要があります。葉酸が豊富な食材を使って毎日料理をしようとすると手間も時間もかかって長続きしないのですが、葉酸サプリなら水があれば、いつでもどこでも簡単に葉酸を体に取り入れることができます。

③葉酸のためにたくさん食べるのは大変

葉酸は、食材に含まれる量が少ない栄養素です。例えばほうれん草なら、調理などの損失を抜いても1日の1kg以上食べなくては必要量を賄えないのですが、サプリメントなら数粒の錠剤を呑むだけで、食事がとりにくい妊娠中でも無理なく葉酸を摂取することができます。

自閉症にとって葉酸がリスクになることも!

バツを持つ女性

こんなに良いことづくめの葉酸ですが、一方で最近海外で行われた研究で分娩時のママの血液に含まれる葉酸やビタミンB12の値を調査をしたところ、葉酸やビタミンB12の値が非常に高い場合、自閉症リスクは17倍以上に跳ね上がったという結果が出ています。

この研究では葉酸やビタミンB12と自閉症の因果関係は明らかにされていないのですが、葉酸の過剰摂取は逆に自閉症のリスクを高める可能性がありますので、妊娠中の葉酸摂取は1日0.4mg(400μg)、上限1mg(1000μg)を超えないよう気を付けましょう。

自閉症予防に葉酸は効果あり!

葉酸の過剰摂取は自閉症のリスクを高めると聞くと不安になってしまいますが、あくまでも過剰摂取が問題であるのであって、葉酸は妊娠中の女性の健康や胎児の成長に必要な栄養素です。

過剰摂取の危険性を指摘した研究者たちも、適切な量での積極的な葉酸接種を妊婦に推奨していますので、葉酸サプリは用法・用量を守って安全に活用して、自閉症予防に役立てていきましょう。

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