妊娠中に悩まされる「脳貧血」対策法は!?【貧血との違いって何?】

「貧血」と「脳貧血」は全く別物だった!

妊娠中感じるめまいや立ちくらみを、「妊娠しているから仕方がない・・・」と思い込んでいませんか?妊娠中に起こる貧血や脳貧血は、放置していてはいけません。クラッときて倒れると怪我をするリスクもありますから、油断は禁物です。

こちらでは妊娠中に起こりがちな脳貧血や貧血について解説しながら、予防のポイントについてご紹介してきます。

妊婦さんは貧血よりも脳貧血が起こりがち!

クラクラとして立っていることができない、気が遠くなって座り込んでしまう。こういった症状は妊婦さん特有の症状として知られています。

妊娠中に起きるクラクラのほとんどは脳貧血なのですが、妊娠中は女性ホルモンの分泌量が通常時よりも増えてバランスを崩すことで、身体のコントロールをする自律神経が乱れがち。胎児に栄養を供給するために血液が不足することもあって、ふらつきが多くなるのです。

貧血が起こるメカニズムって?

妊娠期に起きるめまいや立ちくらみには、治療が必要な貧血が隠れている可能性があります。貧血は女性に多い病気。妊娠中は特にリスクが高いので、注意をする必要があります。

貧血になると発症する主な症状

貧血になると、その名のとおり血液量が少なくなるので、顔色が青白くなります。それとともに次のような症状が現れたら、貧血の可能性が高いでしょう。

  • 動悸
  • 息切れ
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 狭心痛
  • 倦怠感

貧血が起きる主な原因

貧血で多いのは「鉄欠乏性貧血」で、これは体内に鉄分が不足し、充分な血液が作られなくなったことで起こります。

女性の場合は毎月の生理のために血液量が不足しがちですし、食物の栄養バランスが悪く鉄分の摂取量が低下することでも貧血が起こりがち。妊娠中は胎児のために多くの血液が使われてしまうので、貧血を発症しやすいのです。

脳貧血が起こるメカニズムって?

脳貧血は正式には「起立性低血圧」と呼ばれ、貧血とは全く別のものです。急に立ち上がった時などに体がついていけず、循環していた血液が脳に届かなくなって一時的に脳が酸欠状態に陥っているのです。

脳貧血になると発症する主な症状

脳貧血は年齢や性別にかかわらず、誰にでも起きます。主な症状は次のとおりですが、中には失神や意識障害、身体の痙攣を伴うこともありますので、軽く考えてはいけません。

  • ふらつき
  • 浮遊感
  • たちくらみやめまい
  • 錯乱
  • 頭痛
  • 複視や視野狭窄などの視野障害
  • 手足や全身のしびれ

脳貧血になる主な原因

脳貧血の場合は、治療が必要な病気ではありません。もともと低血圧気味な場合だけでなく、次のようなことが原因で起こりやすくなります。

  • 脱水などのために血液・体液量が減少した
  • 利尿薬や降圧薬、血管拡張薬などの薬剤使用の影響
  • 長期の安静や寝たきりの生活をしている
  • 立ち上がる・起き上がるなど、急激に姿勢を変えた

妊婦が脳貧血にならないように普段から気をつけるべきこと

お腹をおさえる女性

脳貧血にはそれほどの危険性がないといえ、転倒のリスクを考えると症状が起きないことに押したことはありません。妊娠中の女性は次の点に気を付けて、身体をベストな状態に保ちましょう。

栄養バランス

脳貧血の場合は特別な治療や栄養が必要というわけではなく、体が健康であれば起きるリスクは低下します。そのためにも食事が大事。食事は3食、栄養はバランスよく摂ることを心掛けましょう。

生活リズムを整える

夜更かしをしていたり、ダラダラとした生活をしていると、自律神経の働きが悪くなって脳貧血が起きやすくなります。寝る時間や起きる時間、食事やおやつのタイミングなどの生活リズムをきちんと整えて、脳貧血を予防してください。

ストレスの発散

ストレスは心の問題ではなく、身体の健康をも左右します。心配事や強い不安は自律神経系の働きを悪くしてしまうので、不調が起きないように適度に発散させましょう。趣味の時間を持つことや適度な運動、カラオケや入浴などがおすすめです。

妊娠中の姿勢に注意

妊娠中はお腹が大きくなり、前かがみになりがちですが、この姿勢はお腹を圧迫して血管の収縮を招きます。これも脳貧血を起こす一因になりますので、姿勢はできるだけ良くすることを心掛け、眠るときは横向きになって寝て全身の血行を良くしておきましょう。

睡眠時間の確保

体が疲れていると全身の血行が悪くなり、血圧も低下して、脳貧血が起こりやすくなります。妊娠中は体が重くなることで疲労しがち。しっかりと睡眠をとることで体力の回復に努めましょう。

こまめな水分補給

妊娠中は体温が上がり、汗をかきやすくなるのですが、これも血液量を減らして脳貧血を起こしやすくしてしまいます。そのためにも水分補給は重要。赤ちゃんに血液を介してたくさんの栄養を送るためにも、こまめな水分補給を心掛けましょう。

妊娠中の貧血・脳貧血の対策・予防に必要な栄養

様々な料理と女性

妊娠中の脳貧血を予防するためには、食事内容の見直しも大事です。次の栄養をバランスよく摂って、立ちくらみなどに負けない、健康な体を作ってください。

塩分量を普段より上げる

妊娠中は塩分の摂り過ぎが気になるますが、血圧を維持するためにはある程度の塩分は必要です。程よい塩分は食欲をかきたて、つわりの時期にも食事量を増やす効果がありますので、脳貧血を起こしやすい人は少しだけ味つけを濃い目にしましょう。

ビタミンB群の補給

ビタミンB群の栄養は食べ物のエネルギー変換を促がし、血液を作るのをサポートすることで自律神経系を支える効果があります。ビタミンB群は肉や魚などの動植物性の食品から豊富に摂れますので、バランスよく献立を作りましょう。

鉄分を多めに摂取

血液量を増やしたいのなら、鉄分の補給は欠かせません。妊娠中は胎児に血液が供給されることで鉄不足を起こしやすいので、ほうれん草やレバーなど、鉄分の多い食品を積極的に摂りましょう。おやつにはプルーンがおすすめです。

葉酸の確保!

妊娠中に摂取すべき栄養といったら葉酸ですが、葉酸は脳貧血対策にも効果的。造血ビタミンとも呼ばれる葉酸は血液を作るのに欠かせない栄養ですから、血液量を増やして脳貧血を防いでくれます。

たんぱく質を十分に摂取

血液を体中に巡らすためには、血管や心臓などの筋肉が丈夫であることが欠かせません。こういった組織は食事から摂るたんぱく質から作り出されますので、妊娠中は質の良いたんぱく質をしっかり摂って、脳貧血を予防しましょう。

もし貧血・脳貧血を起こしてしまったら

もし妊娠中に立ちくらみやめまいを感じたら、一旦休んで様子を見ましょう。急激な動作を避けたり、水分を補給したりといった応急的な対応でも症状が良くならない場合は、かかりつけの産婦人科を受診してください。

自分では脳貧血だと思っていても、実は貧血だったということはよくあることです。今までは健康だった人も、油断は禁物。自覚症状に乏しい貧血はいつの間にか進行していきますから、早めに検査を受けましょう。

貧血・脳貧血を起こさないために必要な栄養を確保するには?

貧血や脳貧血をおこさないためにも、妊娠中の栄養補給は大事。ですが妊娠中はつわりや疲労がひどく、食事つくりに気を配れないといったことも多いですよね。そんな時には葉酸サプリを活用しましょう。

おすすめは、ベルタ葉酸サプリです。体への吸収率が良いモノグルタミン酸型葉酸が豊富なだけでなく、鉄分やビタミンCなどの27種類のビタミン・ミネラルをバランスよく配合していますので、妊娠中でも気軽に栄養摂取ができるのです。

貧血・脳貧血になる前に早めの予防を心掛けよう!

貧血や脳貧血は食事や生活習慣の見直しで、ある程度は予防することができます。仕方がないことだと諦めないで、症状が起きる前の対策で妊娠期間を健康的に乗りきりましょう。